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2004.03.21

ブルターニュ関連書籍 その2

今すぐブルターニュのことを知りたいという人のために、よりすぐりの本を紹介します。

フランス・ロマネスク 饗庭孝男 著
 山川出版社  1999 

ご本人が撮影した写真や中世の写本がふんだんに盛り込まれた見て楽しめる本。ブルターニュの5つのロマネスク教会が紹介されています。

「ロックトゥデイ教会」はブルターニュのロマネスク教会の中で、最も保存状態がよいものです。ここには猫の浮彫がいくつかあります。他ではみたことがありません。いろいろな建築家や教会関係者などに聞いてみましたが、やはり珍しい例のようです。他の教会で猫の浮彫を見たという方、または何か情報をお持ちの方、どうか教えてください。

「ペロス=ギレック教会」の「アーサー王を助けにきた聖エフランが龍と戦う姿」は、教会の外の入り口にあります。私は教会の中ばかり探して見つけられませんでした。3度目の訪問でやっと見つけた苦い思い出があるのです。探しあてた時は、身体じゅうの力が抜けてしまいました・・・

「ダウラス教会」フランス語の記述が違います。ここは修道院付き教会なのでAbbatiale de Daoulasです。Abbaye Daoulasダウラス修道院の中にあります。毒草も植えられている薬草園がありますのでぜひ散策してください。
ここではさまざまな企画展示が行われており、2002年12月7日から2003年3月9日まで、Fées, elfes, dragons autres créatures des royaumes de féerie が開催されました。世界各地の妖精に関する絵画、オブジェ、映画、書籍などが紹介されていました。日本からも福島県金山町にある妖精美術館や井村君江さん個人所蔵の絵画が展示され、妖精学の創始者である井村君江さんも現地においでになりました。今はヴァイキング展を開催中です。なお、近くのPlougastel-Daoulasにもカルヴェールの有名な教会がありますので、こちらも寄られるとよいでしょう。

幻想の都市―ヨーロッパ文化の象徴的空間 饗庭孝男 著
 講談社学術文庫  1997 

「パリの一隅から」という部分にブルターニュの記述があります。これは1987年11月号の「新潮」に載ったものですが、今と状況が少し異なります。貧困にあえぎ、「人買い市」がたっていたそんな暗いイメージは塗りかえられ、ブルターニュはいまや、訪ねたい、住みたいところとなり、パリから人々が移住してくるようになったのです。ケルトの時代から現代までブルターニュのさまざまな横顔を持つブルターニュの魅力を垣間見ることができるでしょう。

饗庭孝男さんの著書はほかにもいろいろ持っていますが、ヨーロッパの歴史、文化を実に明晰に解き明かしてくれます。お会いしたいとずっと思い続けているのですが、まだ実現しておりません。いつか夢が叶うとよいのですが・・・

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コメント

こんにちは。

日本語のブルターニュ関連書籍はまだすくないですねー。
仏語が好きな方には、GWENC'HLAN LE SCOUEZECの
LE GUIDE DE LA BRETAGNE(辞書のように分厚くて、写真も白黒で少なめ、より良く知りたい人には向いていると思います)と、
MORVAN LEBESQUEの"COMMENT PEUT-ON ETRE BRETON?"
(POINT)。是非、市條さまに日本語でご紹介していただきたい本です!

投稿: G. | 2004.04.03 11:45

こんにちは。

ブルターニュのガイドブックは、翻訳がでていたということを聞いたことがあるのですが、確認できておりません。
ガイドブックは、個人的には写真やイラストがたくさんあるものが好きです。

私が気にいっているのはGuides Gallimard (Les encyclopédies du voyage)です。FINISTERE SUD,FINISTERE NORDの2冊を持っています。難点は地域ごとに細かく分かれているので、ブルターニュ全体で10冊くらいになるでしょう。旅は持っていくのは、大変です。

MICHELINのガイドが一番ポピュラーですが、地名が地域ごとではなくアルファベット順に並んでいるので、私には使いにくいです。

実際に手にとって見比べるのが一番ですが、店頭にないものもありますから、難しいですね。

投稿: 市絛 三紗 | 2004.04.03 17:04

饗庭孝男先生は、現在新宿、横浜、湘南、名古屋の「朝日カルチャーセンター」で講座をお持ちです。(現在、新宿では「ロマネスク」についての講座があります。)いつでもお目にかかれると思います。

投稿: m | 2005.08.10 23:52

mさん。ありがとうございます。

「朝日カルチャーセンター」の講座はとても人気があると受講されていた方からうかがったことがあります。私が日本にいないものですから、お会いできないのですが・・・

投稿: 市絛 三紗 | 2005.08.11 02:48

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