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2004.06.01

牛がいっぱい!

les_vaches.JPG
  あっちを向いても、こっちを向いても、牛がいる。たまたま通りがかった人たちは、つぶらな瞳に見つめられてとまどいながらも、まんざらではない様子で、牛と一緒に記念撮影しはじめる。何ともほほえましい風景ではないか!

  残念ながら、ここにいるのは、本物の牛ではない。写真家Tierry des ouchesティエリー・デズッシュの写真展なのだ。レンヌの市役所前広場(5月26日~6月10日)である。写真の横には短い説明もそえられている。その一枚には「ノルマンディーの牛は茶色の斑点のついたローブを身にまとい、眼には眼鏡をかけている」と書かれている。本当にそうなのだ。どの牛も眼の周りが茶色で見るたびにパンダを連想してしまうので、私は密かに「パンダ牛」と呼んでいるくらいだ。

  朝本人とおしゃべりをした。話すのは2度目なのだが私のことを覚えていてくれた。牛たちと向き合ってこんなに素敵な写真を撮る人だけあって、とっても穏やかな顔をしている。

  「ずっとパリに住んでいるんですか」と訪ねると「ノワールムチエだよ」と答えが返ってきた。この地名、覚えてくれているだろうか。3月29日に書いたヴァンデ戦争・語られざる惨劇で訪ねた場所である。私にとっても思いいれのある場所なので、しばらくノワールムチエの話をした。

  次の展示会場は、パリのPlace Vendômeヴァンドーム広場(6月17日~9月3日)だというので驚いてしまった。ヴァンドーム広場といえば、ブシュロン、ショーメ、ヴァン クリーフ&アーペル、モーブッサン、カルティエといった有名な宝飾店が軒をつらねるパリでも最もシックな界隈である。ホテル・リッツの前にこの牛たちが勢ぞろいした光景を想像してほしい。高級車でホテルに到着した泊まり客が窓の外を眺めると、牛と眼があってしまうのだ・・・いろいな意味で評判になるのは間違いないだろう。
  
  残念ながら彼の写真集は日本にははいっていないようだ。AFPの記事はここで見られる。公式ホームページTraveau des commandesというところで、彼のこれまでの広告写真を見ることができる。はじめの写真をクリックしてSuiteを押していけばいい。

  今のところ海外での写真展の予定はないそうだが、この牛たちがニューヨークや東京にあらわれたら、とても楽しいだろうと考えた。この夏パリにくる方はぜひヴァンドーム広場へ立ち寄ってほしい。

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コメント

お久しぶりです。絵になる風景ですねぇ!なんていうと失礼になるかもしれませんが、やはり日本にいて見る者には新鮮な写真です。
空まで違うのは気のせいかな。しかも市役所。(そういえば静岡市役所もこんな帽子をかぶってて今時の日本ではかわいい部類ですが、これほどではないです)

投稿: guonb | 2004.06.03 18:16

guonbさん。こんにちは。

私も写真を撮りたくなってきました。昔、NIKONのF3を使っていたのですが、重かった・・・ずっとレンズをのぞいていると手がしびれてきそうでした。今は日本のお友達に預けてあります。

市役所、レンヌで一番大好きな建物です。夜のライトアップがまた素敵なんですよ。

投稿: 市絛 三紗 | 2004.06.04 08:18

昔住んでた上海の外灘(ワイタン)には租借地の頃の建物が並んでいて、夜ライトアップされると夢の国にきたようでした。この建物のライトアップがステキだというのはよくわかります。

投稿: guonb | 2004.06.04 19:12

guonbさん。こんにちは。

昨晩市役所の夜景を撮りました。
そのうち記事にします。

投稿: 市絛 三紗 | 2004.06.05 15:32

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