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2004年6月の記事

2004.06.30

新BLOGのお知らせ

  お友達のさくらさんが、喜ばれる贈り物大百科というBlogをはじめたのが6月はじめでした。実ははじめる前にいろいろやりとりがあって、「いつまでも大事に使いたい品」や「グリコのおまけのような宝物を紹介できたらいいね」と話し合ったのです。

  ところが彼女の急な仕事の都合で、定期的に続けるのがむずかしくなったのです。話し合って、私が好きなものを紹介するということで、代わりに続けることになりました。「うるわしのブルターニュ」でさえちきんと更新できていないのにとちょっと迷ったのですが、全くことなるタイプのBLOGなのでちょっと自分でもひかれるものがありました。

  というわけでこれから、喜ばれる贈り物大百科で市絛 三紗特選ギフトを紹介します!バナーのところにリンクをはっておきますので、時間のある時にのぞいて下さいね。 

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2004.06.29

シャンティイー城・コンデ美術館 その2

muraille.jpg
  さて、競馬場の正面2キロくらいのところに、城らしき建物が見えた。ペタンクをしている人に挨拶して通り過ぎ、建物に近づくとそこはまだ敷地外の町の中だった。教会の前をすぎると高い城壁(写真は町からみたところ。城壁のなかに大厩舎と庭園、城がある)があって、堀ぞいに城に続く道があった。私が城だと思った建物は、Grandes Ecuries大厩舎で18世紀建築の傑作といわれているもの。内部にMusee Vivant du Chevalもあって、見事に調教されたショーもみられるのだが、今回は時間がなくて残念ながらパンフレットをもらっただけだ。

  子供たちが木の下でお弁当を食べていたが、私は城に一直線。城と庭の入場料は6ユーロ。ベリー公の写本見学は別料金3ユーロだった。(割引料金 普通料金10ユーロなので割引は1ユーロだけ)

  まず、正面左手にあるchapelle礼拝堂へ案内された。ここにLes Très Riches Heures du Duc de Berry ベリー公のいとも優雅なる時祷書だけ特別ケースに入れられ展示されているのだ。この日はFolio48:Annonce aux berges羊飼いへのお告げのページが開かれていた。見学者は私ひとりだけだったので、心ゆくまで眺めることができた。幸いにもルーブル美術館で、さまざまな異なるタイプの装飾写本を比較することができたのでその違いがよくわかったのだが、人物の描き方、特に顔の描写が実に繊細で美しいのである。

  写本の保存状態は素晴らしい。ショーケースの中でも、飾り模様の金がこんもりと浮き上がっている様まではっきりと見える。文字を書くための罫線の赤色もアクセントになっている。あとでCD-ROMを買ったのだが、実物はもっとこの赤色がはっきりしている。

以下、その3に続く

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パリ総まとめ

  やっとレンヌの自宅に帰りつきました。車で8区からモンパルナス駅まで送ってくれるというので、喜んだのもつかの間。とんでもない渋滞に巻き込まれ、途中下車してメトロに飛び乗り、荷物をひきずって走り続け、やっとTGVに間にあいました。レンヌについて最後の苦行が99段あるアパートの階段。エレベータがないので、荷物のあるときは気合をいれないと登れません。

  さて中途半端になっているパリ報告ですが、とりあえず総括をしたいと思います。行った主な場所は次のとおりです。急な変更や予想外のパプニングもありましたが、あらかじめ考えていたことはできました。

    6月20日 Musee Picasso
    6月21日 Musee du Louvre ( Paris 1400)
    6月22日 Place Vendome( exposition de Tierry des Ouches )
    6月23日 Musee national des arts et traditions populaires
    6月24日 Maison du Japon, Eglise St-Etienne du Mont
    6月25日 Musee Conde, Cateau de Chatilly
    6月26日 Eglise St-Paul St-Louis, Place des Vosges
    6月27日 Eglise St-Paul St-Louis, Hotel de ville
    6月28日 Musee de Cluny, Pont des Arts ( exposition de Tierry des Ouches )

  たくさんの新しい出会いもありました。何人ものブルトン人を紹介され、もうブルターニュでの再会の約束をして別れた人もいます。おとといは野外バーベキュー、きのうは夕食にまねかれおそくなったので、そのまま寝てしまいました。今晩は中国製のキシメン風細うどんを食べました。やはり醤油味のものはホッとしますね。

  日本に修理に出していたコンピューターはレンヌまで戻っているようです。明日連絡してさっそく持ってきてもらいます。ではまた明日に。(このコンピューターはまだフランス語の設定をしていなかったので、アクサンがついていません)。

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2004.06.27

シャンティイー城・コンデ美術館 その1

diane.jpg

  気持ちよく晴れた一日。シャンティイー城に向かった。もちろんお目当てはフランスで一番美しいといわれるLes Très Riches Heures du Duc de Berry ベリー公のいとも優雅なる時祷書を見ることである。(4月14日のフランスの豪華写本 はじめて一般公開参照のこと)

  RERのD1でChantilly Gouvieux駅に着いた。すぐ近くにある観光案内所で城までの地図をもらい、森のなかをつっきって競馬場が見える広場に出た。ここの競馬場では6月13日にPrix deDiane-Hermesディアヌ・エルメス賞が行われたのだが、いまお世話になっている家にその招待状が5枚も余っていて、もう少し早くパリにきていたら、連れていってもらえたのに残念だ。まだ一度も大掛かりなショーも競馬も見たことがないのだから・・・ 私は不要になった招待状をもらった。

  ちなみのこの日の結果は以下のとおりだそうだ。

  ディアヌエルメス賞 GⅠ 3歳牝 17頭立て 芝2100m

     1着 Latice         勝ちタイム2:07.00
     2着 Millionaia            3/4
     3着 Grey Lilas            1/2
     4着 Alexander Goldrun       3/4
     5着 Agata            1-1/2

続きはその2で。

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2004.06.24

ルーブル美術館・PARIS1400

  ルーブル美術館のPARIS1400は想像以上の規模でした。写本は驚くほどたくさんありました。はじめはじっくり眺めていたけれど、そのうち眼が疲れてきて、見終わったらぐったり。

  それにしてもベリー公は数多くの写本を持っていたものだと感心。メトロポリタン美術館から、Les Belles Heures du Duc de Berry(4月25日参照)も里帰りしていました。もちろんほかにもイギリス、アメリカなど海外の美術館所蔵のものも豊富でたっぷり眼の保養になりました。

  カタログは重くて買わなかったので、またレンヌに帰ってから、個別にいくつかコメントしたいと思います。これから出かけるので、またあとで。

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2004.06.21

パリで居候中

  土曜の夜、パリの知り合いの家にやってきました。4月に引越してピカピカだと思っていたのに、まだまだ改装真っ只中。私は大工道具が散乱した部屋にポツンと置かれているベットをかりています。毎日大工さんが8時半にくるそうで、それまでに身支度していないと、恥ずかしいことに・・・

  おまけに、本人が「頭がガンガンする」と今朝からダウン。一年に数度そういうことがあるようなのですが、もちろん明日は仕事があるので、ゆっくり休んでいただきました。私は気の毒だと思いつつ、ひとりでピカソ美術館に出かけました。ピカソの彫刻作品の実物を見て、小さな写真ではわからなかった発見がいっぱいあり、自分で考えていた作品とちょっと違いました。

  ここ数日寒くなって、最高気温が17度。朝は風も冷たかったので、私もちょっと喉が痛いです。夜10時なのですが、もう寝ることにします。

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2004.06.19

ダンスブルトン ライブビデオ

  先日からずっと、ダンス映像を探していました。たぶんここの Vidéosというところでライヴ映像がみられるはずです。今予備のパソコンなので、私は見られないのですが、どなたかご覧になったら、あとで教えてください。

  夏はいたるところでフェスティバルがあり、音楽やダンスも行く先々で見られます。今年34回目となる一番おおきなFestival du Interceltique de Lorientは7月30日から8月8日まで。昨年この時期は40度近い猛暑で、ほかのフェスティバルがストで中止にもかかわらず開催されたのですが、暑さで音程が狂ってしまったそうです。

  私は家で伸びてましたよ。だって冷房はおろか扇風機もないのですから、ほんと干上がってしまいそうでした。今年はどうでしょうね?

追加情報

  2004年のフェスティバルの様子 嗚呼、うるわしのブルターニュ

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2004.06.18

レンヌ売ります・買います

  滞在が長くなってくると、いろいろな出会いと別れがあります。この夏も2家族がレンヌを離れ日本に帰国します。フランス語を学ぶために来ている人はたいてい1年で他の都市に移ったり、帰国したりするようです。引っ越すとなると、電圧が異なるので電化製品は処分しないといけません。もし、ほしい品があれば、仲介します。(仲介料無料)

  売りたい品

変圧器(日本製の電化製品を使うには必需品)、Fax付き電話(ホテルの予約確認、飛行機の切符を買うときなどにFaxありますかと聞かれる)、電子レンジ、湯沸し器(ごくわずかな時間で湯がわくすぐれもの)、ランプ、ナイキのエアーシューズ、サンダル(この2品は新品)、日本製包丁(研ぎ器付き)

  買いたい品

アイロン、携帯電話、フライパン


  ほかにもリクエストしてくれれば、聞いてみます。連絡はメールでお願いします。プロフィールのところからメール連絡できます。安いものはすぐに売れてしまいますので、ご連絡はお早めに。

  追加依頼 アパート貸します

先週日本に帰国した別のお友達なのですが、不動産屋との手違いで、9月までアパート(ワンルーム)をかりなければならないそうです。もう帰国してしまったので誰も住んでいません。短期でアパートを探している方はいませんか。  

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花粉症にちがいない・・・

  今週になって、どうも気力が減退している。身体がだるく集中できない。目にかゆみがあるので花粉症だと思う。花粉症はある日突然発病するみたいだ。わたしはかれこれ7年くらい前からだと思う。日本では37度以上の微熱が数ヶ月続き、喉が痛かったので、ずっと風邪だと思っていた。耳鼻科で花粉症の内服薬を処方してもらったら、うそのように症状がなくなり、とてもうれしかった。

  フランスでははじめに一般医を訪ね、必要があれば専門医を紹介してもらわなれればならない。数年前に花粉症だと一般医に訴えたのだが、すごくひどい症状ではなかったのでその場で目薬とアレルギー鼻炎の薬をもらったのだが、全然きかなかった。薬をかえてもらったが症状がよくならなかったので日本の友達に市販の薬を買っておくってもらった。

  今年はこれまでほとんど症状がでていなかったので、内心ほっとしていた。最近の不規則な生活が悪かったのだろうが、これはきっと花粉症だ。できるだけ薬を使いたくないので、スイスのWeledaという自然食品会社のエッセンシャルオイルを用いたBrumessenceというスプレーを少し前から使っているが、これは頭がはっきりするし、鼻のとおりもよくなるような気がする。

  これは処方箋が必要なく薬局で買える。使い方はこのスプレーをティッシュに吹き付けて鼻にあて、深呼吸するだけである。はじめは匂いがきつすぎてむせたりするのだが、すぐ気化してしまうので加減して吸い込めばいい。せっかく気持ちのよい気候なのに、外にでると花粉を吸い込むからちょっと憂鬱だ。いつの間にかテレビのサッカー中継も終わってしまったみたいなので、もう寝ます。結果はどうなったんだろう?フランス勝ったのかな?
  

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2004.06.17

ブルターニュ オリジナルビール

biere スーパーで、ブルターニュのオリジナルビールを見つけたので買った。どれもブルターニュではおなじみの図柄である。女性の横顔はブルターニュ公妃、アンヌ・ドゥ・ブルターニュ。真中は公国の紋章に用いられている白テン。右はケルトの象徴トリスケルである。

  Lancelotランスロのビールが3本セットになって3.65ユーロだった。ラベルも中身も異なるだけでなく、アルコール度も、4~6.5パーセントと違う。1990年から7種類発売されているそうだ。

  食事の時はたいていワインを飲むが、市内に数箇所あるアイリィシュバーではみんなビールを飲みながら、サッカーやラグビーなどの話に夢中だ。週に何度かブルターニュやアイルランド音楽の生演奏も行われているので、アルコールが飲めなくても楽しめる。

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2004.06.14

ハリー・ポッターの新作映画

  ハリー・ポッター の映画を見た。第3作目だが、監督が変わったのでイメージは全く違っている。映像はきれいに撮ってあると思った。

  でも脚本と演出には納得できない。原作とかけはなれた解釈がたくさんあって、もし私が原作者ならこの映画は認めたくない!まだ日本では公開されていないようなので、具体的なことは差し控えたいと思うが、どうしてあんなことになったのかと信じられないような場所が、いっぱいあった。

  ハリー・ポッター大事典 1巻から6巻までを読むためには、まだ本は読んでないけれど評判になっているので興味はあるというかたにぴったりではないかと思う。

  ハリー・ポッターと賢者の石のニコラ・フラメル 7月11日もどうぞ。

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ブラウザとメーラー変更

  これまで何も考えずInternet ExplorerとOutlook Expressを使ってきたのだが、ADSLにしてからトラブルがあったので本気で対処法を考えた。どうせならトラブルなくパソコンを使いたいので、いろいろ比べた末に、ブラウザとメーラーを入れ替えることにした。ブラウザは今後ホームページをつくることも考えてNetscape7.1を使ってみた。そうしているうちに、いよいよ動作が鈍くなってきて立ち上がるのに30分以上かかるようになったので、ついにDynabookを使うことはあきらめた。修理のため月曜日に日本に送り返すことになったので、しばらくお別れだ。

  予備のSony Vaioは容量も少ないのでブラウザは Firefox 0.8、メーラーはThunderbird 0.6をセットアップした。でもまだ使い慣れなくて、普通にインターネットに接続はできたのだが、ココログにログインするのに一苦労した。どうしても、proxy errorになってしまったのだ。ヒントをよく読むと、ブックマークのタブで開くという項目をクリックしなかったのが原因だったようだ。
  
  ウイルス検索には、AVG6.0を入れた。どれも無料でダウンロードできるし、日本語でも大丈夫なのでしばらく使ってみようと思う。試行錯誤している状態なのでどんな機能があるのかはまだすべて把握できていない。感想などはまた折にふれて述べてみたい。親切に助言いただいたfacet-diversさん、在仏熊猫日記さん。ありがとうございました。

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2004.06.11

ミヒャエル・エンデと黒姫童話館

4001109816.09.MZZZZZZZ.jpg  「はてしない物語」「モモ」「魔法の学校」などを書いたミヒャエル・エンデは大好きな作家のひとりだ。

  図書館に行くと彼の本はたいてい児童文学のコーナーに置かれているのだが、ほんとうは大人向けだと思う。どの作品も一度読んだら忘れられない深みと重厚さがある。彼が95年になくなった時はとても悲しかった。いつかドイツへ行くことがあったら、彼のお墓参りをしようと思っている。

  長野にある黒姫童話館は1991年8月から世界で唯一のエンデ資料常設展示している施設である。本人から直接寄贈された貴重な資料ばかり2000点も所蔵しているそうである。森さんのミヒャエル・エンデ館はエンデの詳しいデータベースである。

  

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薔薇のフォトアルバム

  ここ数日の暑さに花もちょっと元気がありません。昨年のような猛暑だとちょっと困りますね。フランス人は日本人より体温が高いとよくいいます。本当なのかどうなのか、もう海水浴場なみの軽装で歩いています。

  薔薇のフォトアルバムを作りました。なぜだか、アップした順番に並んでいないのですが、どう訂正したらよいのかわかりません。今日はちょっと華やかな薔薇を選んでみました。

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2004.06.10

夜の牛たち

vache_nuit.jpg

vache_nuit_1.jpg


                                    写真の説明は牛がいっぱい!をどうぞ。

  

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2004.06.07

狐と狸の化かしあい

  私の祖父は90をすぎてもコップ酒をあおるほどの酒豪だった。身体も頑健で村一番の力持ちといわれたような人だった。もうなくなって随分たつが、私が子供のころ、よく「狸に化かされて帰ってこれなかった」などと話していた。

  その程度の狸なら、私も一度会ってみたいが、世の中には、とんでもない古狸もいるから始末におえない。持田直武さんの国際ニュース分析 イラク戦争のもう一つの真実を読むと、全くアメリカはチャラビ狸の手玉にとられたとしか思えない。それとも、国内にいる別のCIA狐か、ネオコン狸のしわざか?

  イラク国民会議に流れた費用も莫大である。パウエル国務長官はイラクの大量破壊兵器問題で、「CIAは不正確な情報によって組織的にミスリードされていた」と語り「イラクがトレーラー型生物兵器製造装置を保有しているとのCIA情報を証拠として公開したことを今は後悔している」と述べたらしいが、もう遅すぎる。イラクの混乱はおさまるどころか、民間人まで殺され収拾がつかない状況になっている。持田さんは、「ブッシュ政権はその偽情報を戦争の大儀に掲げてフセイン政権を倒したことになるのだが。」と書いている。

  昨日ノルマンディーの式典にはブッシュ大統領も参加していた。エリザベス女王が車から降りた時には観客から万雷の拍手がおきたのに対し、最後にやってきたブッシュ大統領のときはその半分くらいの拍手だった。アメリカは大きな岐路に立っている。もし対処を誤れば国際社会の協力は得られなくなるだろう。

  

  

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閲覧拒否されちゃった

  今朝このページを見て、しばらくたって更新しようとしたら、「拒否されました」と表示。ほかのHPを見ていただけで、何もいじっていないのに拒否されるはずはないので、しつこく何回も更新したら、やっと見えました。

  このところ、訪問者数が極端に減って、ナゼだろうと考えていたのですが、メンテナンスする途中で、クッキー関係の変更をしてしまったようです。それでも、自分で見えなかったことはないのでちょっと変なのですが、もうこれで大丈夫だとは思います。拒否されるなんていやな思いをされたかた、どうも申し訳ありませんでした。

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2004.06.06

ノルマンディー上陸作戦から60年

normandie1.MZZZZZZZ.jpg  ノルマンディー上陸作戦は6月6日に決行された。今日は60周年の記念式典が行われている。昨日夜テレビで前夜祭の模様が生放送されていた。たくさんの人が次々と体験を語った。実際に19歳でこの作戦に参加していた兵士の証言。寝る暇もなく怪我人の世話をつづけた看護婦。パラシュート隊が降りてくるのを目撃した当時10歳の少年の話などなど。

  トム・ハンクス主演のプライベート・ライアン という映画の一部が巨大スクリーンに映し出された。上陸しようと試みる兵士たちが狙いうちされてゆく。ある兵士はちぎれてしまった自分の腕を見つけて走り出す。瞬く間に死体の山ができ、海が血で真っ赤になる。「まさにこうでした」と話す退役兵の言葉がとても重い。プライベート・ライアンはオスカー5部門に輝いた、スティーヴン・スピルバーグ1998年の作品である。

  アイゼンハワーの指揮下で連合国軍の艦船4600(戦艦7、巡洋艦23、駆逐艦123)、重爆撃機2500機、戦闘機・戦闘爆撃機7000機、兵員17万5000人が投入されたノルマンディー上陸作戦は6月6日を歴史にのこる日にしたのである。Site officiel du 60ème anniversaire du Débarquementノルマンディー上陸作戦60周年公式ホームページを開くと上にもうひとつ窓が立ち上がってくるのでそれをクリックすると、作戦を詳しく解説してくれる。

  今年はブッシュ米大統領や英国のエリザベス二世など、約十五カ国の連合軍側の首脳が出席するほか、ドイツのシュレーダー首相が初めて特別招待されていて、テロにそなえ、30日からフランス全土が最高度の警戒レベル「赤」に指定されている。

  まだ戦争の記憶が残るノルマンディーの海岸。テレビからは参加国それぞれの海軍音楽隊による音楽の演奏が聞こえてくる。今ジャズの演奏が行われていて、アナウンサーが「アメリカ軍はコカコーラ、ガムなどの新しい文化をノルマンディーに持ち込んだ」と感想を述べている。フランスはブルターニュの音楽を演奏している。ここに参加している人たちが、もう二度と敵味方に分かれて殺しあわずにすみますように。

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東芝の安心海外保守サポート

  どうなるのかと心配していましたが、あれからきた修理依頼申請の書類に必要事項を書き込んで送り、返事を待っていました。書類を書くとき、Made in xx と書く欄があり、そんなのJapanに決まってると思いながら、パソコンの裏を見るとMade in China だった。知らなかった・・・

  そしてメールがILW Support Center(International Limited Warranty)安心海外保守サポート・制限付き海外保証の人から戻ってきました。何とお迎えつきで、パソコンだけ日本に帰ることになりそうです。これから日本から梱包材が到着し、それにパソコンを入れて発送、修理後フランスに返却されるのです。気になっていたのは、その返却時期です。それも予想より短く発送後おおよそ2週間程度だということです。

  HPを見てみると現地で修理するのではなく、このように日本で修理しているようです。送料がばかにならないと思われますが、私の場合は無料で修理してくれるはずです。保証書をFAXで送るよう指示がありました。どうせなら私も一緒に梱包して日本まで送ってほしいものです。

  それでも、いつ止まってしまうかわからないので、ソフトが壊れたままおいてあったSonyのパソコンを引っ張り出し、リカバリCD-ROMを使って再セットアップをし、プロバイダーを手で入力し、ダイヤル接続のテストをしました。ここまでは時間はかかりましたが順調にいきました。それからADSLの設定をしようとしたのですが、私のプロセッサはIntel モバイルCeleron 450MHZです。ADSLの説明には、Pentium 233MHZ以上と書かれています。これってダメなんでしょうか。Windowsは98でも大丈夫のようです。

  ここ数日画面の見すぎで眼が血走っていたと思いますが、これで何とかこのページも長期休暇なく続けられそうです。とっても長い1週間でした。続きはまた次にします。

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2004.06.04

パソコンの海外修理

  きのう書いたようにハードのエラーが出ている。こんな時のためにと思って海外サポート付きの東芝Dynabookを購入した。保障期間は1年。6月8日が期限なのだ。

  修理依頼は必ずSapport Centerへ連絡するようにと書いてあるので、所定の電話をかけた。もちろん自分でお金を払って国際電話を日本にかけるわけだ。受付時間は日本時間9:00-21:00だ。電話すると、「ただいまの時間はお電話をうけたまわっておりません」と言われた。東芝のHPにアクセスすると、電話番号の変更が表示されていたのでもう一度電話した。するとまたまた、同じアナウンス。今日って祝日?

  結局HPからメール番号を入れて連絡を待つしかない。そんなことをしていると、期限ぎれになってしまう。ピックアップや出張修理は行っていないし、部品によっては日本から取り寄せるのに関税や手数料もかかるらしいので、修理といっても簡単ではない。

  とりあえずは、メール連絡がきて、申し込んでそれから見積もりetc・・・ こんな時はやはり日本は遠すぎる。東芝さ~~ん。連絡待ってますよ! 早くしてくださ~~~い。

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はやくも壊れそう

  私のパソコンは昨年6月8日に購入したものです。それなのに、「Smart機能でエラーがでているので、バックアップして交換してください」と警告が出ています。「交換って何を? データ? システム?」と思ったのですが、ハードらしいです。いつだめになるのかはわかりません。

  いや買うときにも「大丈夫かな?」と思ったんです。なぜってそのころちょうど全世界を恐怖に陥れたあの伝染病さわぎでパソコンがなかったんです。どこのメーカーも中国でパソコンの部品を製造していて、パソコンが手薄になったという信じられないお話です。

  メンテナンスしていたのはハードではなく中身のはずだったのに・・・ 今月覚えた用語はスパイウエア。これまで知らずに過ごしてきただけ幸せだったのですね。まだ知らない人がいるかもしれないので丁寧に解説してくれているサイトを紹介します。アダルトサイト被害対策の部屋PCの調子が悪くて困ってる人のためのサイトです。

  とってもわかりやすいので、困る前に一度読んで見てください。なるほどと納得すること、へえホントと思うことなどなど、勉強になります。

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2004.06.03

メンテナンス

ただいまパソコンメンテナンス中です。
たぶん明日には何か書けると思います。

ハリーポッターバスの写真を撮りたいのに
待ち伏せしてると来ないんですよね。

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2004.06.01

牛がいっぱい!

les_vaches.JPG
  あっちを向いても、こっちを向いても、牛がいる。たまたま通りがかった人たちは、つぶらな瞳に見つめられてとまどいながらも、まんざらではない様子で、牛と一緒に記念撮影しはじめる。何ともほほえましい風景ではないか!

  残念ながら、ここにいるのは、本物の牛ではない。写真家Tierry des ouchesティエリー・デズッシュの写真展なのだ。レンヌの市役所前広場(5月26日~6月10日)である。写真の横には短い説明もそえられている。その一枚には「ノルマンディーの牛は茶色の斑点のついたローブを身にまとい、眼には眼鏡をかけている」と書かれている。本当にそうなのだ。どの牛も眼の周りが茶色で見るたびにパンダを連想してしまうので、私は密かに「パンダ牛」と呼んでいるくらいだ。

  朝本人とおしゃべりをした。話すのは2度目なのだが私のことを覚えていてくれた。牛たちと向き合ってこんなに素敵な写真を撮る人だけあって、とっても穏やかな顔をしている。

  「ずっとパリに住んでいるんですか」と訪ねると「ノワールムチエだよ」と答えが返ってきた。この地名、覚えてくれているだろうか。3月29日に書いたヴァンデ戦争・語られざる惨劇で訪ねた場所である。私にとっても思いいれのある場所なので、しばらくノワールムチエの話をした。

  次の展示会場は、パリのPlace Vendômeヴァンドーム広場(6月17日~9月3日)だというので驚いてしまった。ヴァンドーム広場といえば、ブシュロン、ショーメ、ヴァン クリーフ&アーペル、モーブッサン、カルティエといった有名な宝飾店が軒をつらねるパリでも最もシックな界隈である。ホテル・リッツの前にこの牛たちが勢ぞろいした光景を想像してほしい。高級車でホテルに到着した泊まり客が窓の外を眺めると、牛と眼があってしまうのだ・・・いろいな意味で評判になるのは間違いないだろう。
  
  残念ながら彼の写真集は日本にははいっていないようだ。AFPの記事はここで見られる。公式ホームページTraveau des commandesというところで、彼のこれまでの広告写真を見ることができる。はじめの写真をクリックしてSuiteを押していけばいい。

  今のところ海外での写真展の予定はないそうだが、この牛たちがニューヨークや東京にあらわれたら、とても楽しいだろうと考えた。この夏パリにくる方はぜひヴァンドーム広場へ立ち寄ってほしい。

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