狐と狸の化かしあい
私の祖父は90をすぎてもコップ酒をあおるほどの酒豪だった。身体も頑健で村一番の力持ちといわれたような人だった。もうなくなって随分たつが、私が子供のころ、よく「狸に化かされて帰ってこれなかった」などと話していた。
その程度の狸なら、私も一度会ってみたいが、世の中には、とんでもない古狸もいるから始末におえない。持田直武さんの国際ニュース分析 イラク戦争のもう一つの真実を読むと、全くアメリカはチャラビ狸の手玉にとられたとしか思えない。それとも、国内にいる別のCIA狐か、ネオコン狸のしわざか?
イラク国民会議に流れた費用も莫大である。パウエル国務長官はイラクの大量破壊兵器問題で、「CIAは不正確な情報によって組織的にミスリードされていた」と語り「イラクがトレーラー型生物兵器製造装置を保有しているとのCIA情報を証拠として公開したことを今は後悔している」と述べたらしいが、もう遅すぎる。イラクの混乱はおさまるどころか、民間人まで殺され収拾がつかない状況になっている。持田さんは、「ブッシュ政権はその偽情報を戦争の大儀に掲げてフセイン政権を倒したことになるのだが。」と書いている。
昨日ノルマンディーの式典にはブッシュ大統領も参加していた。エリザベス女王が車から降りた時には観客から万雷の拍手がおきたのに対し、最後にやってきたブッシュ大統領のときはその半分くらいの拍手だった。アメリカは大きな岐路に立っている。もし対処を誤れば国際社会の協力は得られなくなるだろう。
| 固定リンク
「経済・政治・国際」カテゴリの記事
- Le forum économique des banlieues : "Osons la Banlieue" 若者の経済フォーラム(2016.01.09)
- Quand on a que l'amour 愛しかない時(2015.11.27)
- Une fusillade à Saint-Denis サン・ドニでの銃撃戦(2015.11.18)
- L'état d'urgence 国家非常事態(2015.11.14)
この記事へのコメントは終了しました。




コメント