« メールアカウントが消えてしまった・・・ | トップページ | ドル・ドゥ・ブルターニュ »

2004.07.09

詩人Athanase

  パリで詩人Athanase Vantchev de Thracyと知り合った。夕食に招かれた時に紹介されたのだ。彼はブルガリア生まれだが、今はフランス人。ホームページにいろいろな写真があるが、写真より実物のほうがずっと素敵だ。

  その家の奥さんがまだ子供のころ、彼と同じアパートの別の階に住んでいて、毎晩のように絵本を読んでもらったのだそうだ。「僕のほうは同じ本を読まされるのに退屈して、時々自分でアレンジして聞かせたんだが、彼女はそんな話じゃないって本気で怒るんだよ。」と昔の思い出話にみんなで笑った。

  はずかしながら、私はフランスの現代詩人についてほとんど知識がないので正直にそのことを話した。いまはパリに住んでいるが、ブルガリアに文学館を建築する計画があるそうだ。俳句に興味をもっていて、フランス語の俳句をつくっているそうである。フランスでは俳句がひそかなブームなのだ。

   参考資料

  俳句の歴史、ほかの国での状況を知りたい方は、むしめがねに詳しい情報がある。史上初の世界俳句選集「国境なき俳句」なんてすごい本も出版されている。

|

« メールアカウントが消えてしまった・・・ | トップページ | ドル・ドゥ・ブルターニュ »

コメント

俳句ですか!風流ですね~
紹介されているサイトのHaikuっていうところの
英語の俳句を拝見しましたが、5・7・5ならぬ何になって
いるのでしょうか?

もしよろしければ教えて頂けませんか?とっても興味が
湧いてしまいました。

話はとびますが、明日は日本で参院議員選挙日です。
暑いので早朝に行ってこよう♪と計画してます。

投稿: ilikewalking | 2004.07.10 21:11

 私のフランス語の俳句は全くの自己流です.しかし,ルールはあります.当然のことながら,「俳句」に準じています.
1.5・7・5
  ただし,フランス語のシラブル数の数え方を使います.フランス語といっても詩の場合と会話とでは違ってきますよね.例えばrose:会話では1音節ですが,詩や歌では最後のeが発音されることがありますので2音節と数えられる.都合の良い方を選択して良いというのが,私のルールです.自由度が増えるからです.また,定冠詞leをl’とすると0音節になります.こうした選択が許されるかどうか,フランス語の先生(現在パリのlyceeで英文学の教師)にその都度お伺いをたてていました.
2.季語(le mot de la saison)
フランスには歳時記がありませんし,日本の歳時記が通用するとも思えません.フランス人がこのルールを認めるのなら,Le Saijiki francais を編まないといけませんね.自分なりに季節を感じ地言葉を季語としました.例えば,Beaujolais,日本なら11月解禁時期が印象的ですから,晩秋.
実際のところ,歳時記がない分,勝手なことをやっています.
 私のルールは以上です.
しかし,ルール以上に問題なのは,「俳句」のもつ味わいが,フランス語で表現され,人々に感じられるか,受け入れられるかだと思います.
jeu de mots のレベルから,感性への飛躍はやはり時間がかかることでしょう.私は当面jue de motsでも良いと思っています.詩人のお考えを訊いてみたいところです.以下拙句.
 Grâce au Beaujolais
  Je pense aux amis français
    La nuit d'automne passe

La toux fait souffrir.
  Reveillé, je vois le ciel.
   L'orion, Mon Courage.

D.Prigent(ブルターニュのかた)の作品
こちらの方が日本的,技巧的.
 le jardin 13/10/1999

Coucou au matin
premier vol d'hirondelles
au jour de printemps

Cherchant la rose
légère comme une ombre
la libellule

Juste après la pluie
éphémère sur la feuille
une goutte d'eau

 Au bord du trottoir
  Un chat se lave le visage.
   des cerisiers dansent

  

投稿: えびきゅう | 2004.07.11 05:25

ilikewalkingさん。こんばんは。

5.7.5なのですが、音の成り立ちが異なるので、違うように見えるのです。日本語は「ん」以外母音で終わりますから数えるのは簡単なのですが、フランス語は子音で終わることが多く、シラブルを区切るのはむずかしいです。

みなさん、棄権せず選挙に行ってくださいね。

投稿: 市絛 三紗 | 2004.07.11 06:17

えびきゅうさん。ようこそいらっしゃいました。

とても詳しいご説明ありがとうございます。
えびきゅうさんはご自分でフランス語の俳句をつくっていらっしゃいますが、私にはとうていまねできない素晴らしい才能です!

投稿: 市絛 三紗 | 2004.07.11 06:22

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/17948/936151

この記事へのトラックバック一覧です: 詩人Athanase:

» フランス語の俳句 [えびきゅう庵]
 また雷雨@えびきゅう にブルターニュ在住の三紗さんからコメントが尽きました.三 [続きを読む]

受信: 2004.07.11 14:54

« メールアカウントが消えてしまった・・・ | トップページ | ドル・ドゥ・ブルターニュ »