ふくろう党パリ集結
6月27日、私もこの集団にまじって、パリのコンシェルジュリーから市役所まで歩きました。今回パリにいったのはこれに参加するためでした。観光客があつまってきて、「何やってるの」なんて写真を撮りながら遠巻きに見ています。でもこれはただのコスプレ集団ではないのです。
革命後、反共和国政府の蜂起がおこったことはヴァンデ戦争・語られざる惨劇(3月29日参照)でも書きましたが、もう一度書きます。革命から4年後の1793年、ロワール川南部のヴァンデ一帯で反革命の狼煙があがり「カソリック王党軍」が結成されました。それにブルターニュやノルマンディーの「ふくろう党」と呼ばれる蜂起軍も加わり、各地で激戦を繰り広げたのですが、年内に共和国軍にほぼ制圧され以後はゲリラ戦が主流になります。いわゆる「ヴァンデ戦争」です。
今年はCadoudalカドゥダルがパリの現在の市役所前広場で処刑されてちょうど200年にあたり、その追悼式典が行われたのです。フランス人でも知っている人は多くないでしょうし、知っていても式典に参加する人は100人たらずでした。もうひとり日本人の友人も教会のミサには参加していたのですが、その後市役所まで歩いたのは私だけでした。最後に処刑された場所で再度祈りをささげ、献花して解散となりました。こんなパリの一場面があることも、まぎれもない事実です。
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コメント
三紗さま、
私もパリにいたら、是非参加したかったです、
観光客以外の人の反応ってどうでしかたか?BGM(?)は、ブルターニュ音楽?
追悼ミサは、どこの教会でやったのですか?
AURAY郊外のKERLEANOの生家のすぐ近くに霊廟(行かれましたか?怖いんですよ、黒の十字架が怖い)がありますが、そこでも何かやったのかなー?
投稿: | 2004.07.04 21:09
KERLEANOでも、彼の像がお披露目されたみたいですね、
想像しただけでも、すごく迫力ありそう…
投稿: gwin | 2004.07.05 20:55
はじめのコメント、お名前がありませんが、参加したかったなんて、そうとうの歴史通の方ですね。ミサはEglise St-Paul St-Louis(マレ地区)で行われました。KERLEANOの生家のすぐ近くに霊廟(行ったことはありません)に埋葬されるまで、一時期Eglise St-Paul St-Louisの入り口に埋葬されていたのだそうです。
ほかの人はどう反応していいのかわからないというのが正直なところではないでしょうか。じっと見ている人もいれば、嫌そうな顔をしてる人もいましたよ。
投稿: 市絛 三紗 | 2004.07.06 03:15
失礼しました、
なぜか名前が消えてしまいました、
初めのコメントもgwinです。
Eglise St-Paul St-Louisの前は、観光客もたくさん通る通りに面していますよね、よく入り口に座ってますよねー。私もよく通ったわりには、彼が埋葬されていたことは知りませんでした。
パリ(地方もそうですけど)にはたくさん歴史がらみの場所がうじゃうじゃあって、●●が殺害された所とか、血をたくさん吸っている!そんな所をたどるツアーなんて誰か考えそうなんだけど…
ちなみに、怖い霊廟は、
www.auray56.net/article.php3?id_article=47
です。
投稿: gwin | 2004.07.06 21:45
gwinさん。こんにちは。
このところ、ずっとそんな戦いの軌跡をたどる旅に毎月のように参加しています。アンリの城、お墓も2ヶ月続けて行きました。でもそんな気持ちを共有できる人たちとたくさん知り合えたことは、これからの励みになっています。
投稿: 市絛 三紗 | 2004.07.06 22:15
Eglise St-Paul St-Louis が、カドゥーダルがかつて眠っていた場所とは知りませんでした。
(教会の前は通ったことがあるのに・・・・)
わたしは昔、タンプル塔から旧ルイ15世広場まで、ルイ16世の現世の最後の道程を辿ろうと思ったのですが、バーツ男爵が王の奪還を試みたとされる場所まで行って、あとは疲れて電車に乗ってしまいました。
投稿: キクフジ | 2004.07.21 18:09
キクフジさん。こんにちは。
教会の中にも説明はないので、カドゥーダルの専門家でもないかぎり、知らないはずです。私もパリに住んでいないので、行ったことのある場所はごくわずかです。
投稿: 市絛 三紗 | 2004.07.21 19:30