本の町 Bécherel ベシュレル
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もし鹿島茂さんが、ここに足を踏み入れたら、きっと困ってしまうだろう。もしかすると住み着いてしまうかもしれない。コレクターの血がさわぐはずだ。いや、もう来たかもしれない。この町のことは日本経済新聞の夕刊に5月に紹介されているので、きっとチェックしているはずだ。
本の町Bécherel ベシュレルはレンヌから30分くらいの場所にある。昨年から噂は聞いていたが車がないと行けないのでこれまで躊躇していた。でも必要にせまられたので、やっと友人にたのんで連れていってもらった。10分もあれば一回りできるくらい、ほんとうに小さな町なのだが、15軒の書店がある。ほかには、クレープ屋が1軒、カフェが1軒というふうなのだが、フランスの新聞、雑誌などには毎月のように取り上げられているという。観光案内所の人が「日本の新聞にも載ったんだ」というから「ほら、これでしょ」と切り抜きを見せると、「新聞をもってやってきたはじめての日本人だ」ととてもうれしそうだった。
16年前に300人だった人口も今は700人に増え、書籍愛好家のあいだではすっかり有名になっているのだ。書店だけでなく作家や装訂師なども移り住むようになっている。このためレンヌからサン・マロに行く道ぞいにもちゃんと大きな看板がでていた。同じように過疎に悩む小村から視察にくることも多いという。残念ながら探していた本はなかったのだが、町はとても気に入った。数時間では見きれないほど充実した内容だったので、時間を見つけて訪れたいと思う。ここでは、時間を忘れてつい長居してしまい、思わぬものまで買ってしまいそうで、怖いのだが・・・
8月14日にイベントがあるので、興味のある人はどうぞ。
9ème édition de la NUIT DU LIVRE 14 août 2004
Office de Tourisme : 02 99 66 75 23
参考文献
子供より古書が大事と思いたい 鹿島 茂 青土社 1996
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コメント
鹿島茂さんが、トラックで乗りつけるどころか、住み着いてしまいそうなほどとわぁ。(^o^)
作家や装訂師も、、、なるほどぉ書店の街ではなくて、書物の街なのですね。
投稿 ゆきうり | 2004.07.31 10:49
古本屋はレンヌにも数軒ありますが、置いてある書籍が充実していますし、レンヌにはない、まさに鹿島さんごのみの「挿絵入りロマンチック本」もいろいろありました。
ギャラリーもあったし、のんびり創作活動をするには、いい環境なのだと思います。
投稿 市絛 三紗 | 2004.07.31 15:17