ミルティーユを求めて山奥に
水曜日、険しい山(私にとっては)を駆け巡った。道なき道をセシルが杖で切りひらきどんどん進んでいくのに、私は息をきらしつつついて行った。登ったのは標高400メートルくらいなのだが、時として傾斜が35度くらいあって、獣道もないところなのだ。セシルは70歳なのに、山にはいると生き生きしている。身体がすっかり山になじんでいるのだ。ただ山歩きをするのが目的ではなく、FanboiseフランボワースとMyrtileミルティーユを探しに行ったのだ。
それだけ登ったのに、もう他の人が来た後だったのか、ミルティーユの実はほとんど残っていなかった。フランボワーズはいくらかあったが、とげがあるので、あんまり早くは集められなかった。それでもつまみ食いをしつつ、2人で1キロ以上集め、帰ってすぐに、ジュースとジャムにした。
くたくたになって、もう駄目と思ったのだが、木曜日、セシルの家族から電話があって、もう一度ミルティーユを取りにいくことになった。今度は車で1400メートルまで登って、それからさらに、山道(今度はちゃんとした獣道)を300メートルくらい登り、別の場所へ。そこには、昨日よりずっとたくさんのミルティーユがあって昨日よりも簡単に多くの収穫(約4キロ)をあげることができた。これまでも、フランボワーズを買って食べたことはあるが、これからは、タルトやジャムを食べる度にこの贅沢な体験を思い出すだろう。
追記
地図をみながら、よく考えてみたら、思ったよりも高いところまで登っていた。山小屋がある場所はたぶん標高950メートルくらいで、2日とも最低1800メートルくらいまで行っているのだ。1日目は行き帰りとも徒歩だったのだから、疲れてあたりまえ?
Myrtileミルティーユは辞書には、「スノキの実」と訳されているが、みかけはブルーベリーとよく似ていて、タルトにして食べることが多い。私たちは、生のミルティーユにクリームと砂糖をかけて、少しつぶすようにかきまぜて食べた。やみつきになるおいしさだった。木はひざくらいの高さである。
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