« みんなで一緒に踊りましょう | トップページ | ブルターニュのアーサー王 »

2004.10.22

熊にドングリを贈ろう

chemin.jpg  熊は昔から人間の身近にいた動物である。子供たちは幼いころからディズニーのくまのプーさん、フロックコートがトレードマークのおしゃれなパディントンなどととても仲がいい。はちみつが大好物の愛すべき熊たちは自然界のかけがえのない住民である。

  ところが人間が奥地まで分け入っていくようになると熊と遭遇し、時には予期せぬ事故がおこることがある。今年の秋、襲われて怪我をしたというニュースをたくさん聞いた。10月16日付けの朝日新聞では熊の苦手なトウガラシエキス入りのガススプレーや熊鈴なども販売されていると紹介されていた。この記事は富山県で「11日までに56頭のクマが射殺されている」と続く。このままでは、熊は絶滅してしまう。

  山に食料がたっぷりあれば事故を未然に防ぐことができたかもしれないと考えた日本熊森協会の呼びかけで全国からドングリが集まり、今年すでに3回山に運ばれたそうだ。善意で届けられた思いがけない贈り物に、動物たちは大喜びしたはずだ。前の週に置かれたドングリはすべてなくなっていたという。上記のニュースを読んで、あらためて数日前に自分で紹介した幸運を呼ぶ愛くるしいテディベア・ ラッキーチャームを眺めた。ラッキーチャームのつぶらな瞳が「僕の友達を助けて」と言っているように見えた。何とか知恵をだしあって共存できる方法を探そうではないか。写真は夏のブルターニュの田舎道を撮影したもの。

|

« みんなで一緒に踊りましょう | トップページ | ブルターニュのアーサー王 »

コメント

三紗様、こんにちは、長くなりそうなのでtrackbackしますね。

投稿: 猫旅 | 2004.10.22 12:35

三紗さま

クマは私も大好きです。ところで、このドングリを送る話、思わぬ展開を見せているようです。

違う地方のドングリを大量に山におくことについて生態系を乱しかねない、という意見(言われてみればもっともな気もします)が出ており、ドングリを山におくことは中断してしまっているものの、全国からどんどんドングリが送られてくるので、呼びかけをした事務所はドングリ置き場にも困ってしまっている、という記事を読みました(すぐ見つからなくて引用できませんが)。

ドングリをクマたちに送ろう、という気持ちは非常に美しいものだと思うし、私もその気持ちを否定するわけではないですが、色々波紋を呼ぶ問題だなとも思います。自然に人間がどこまで関与するのか、という観点から。

投稿: ガーター亭亭主 | 2004.10.22 21:02

ガーター亭亭主さま。

フランスには森がたくさんありますが、自然林はほとんどなく、植林されたものです。人間が手を加えなければ、もう森は消滅していたでしょう。

ドングリとはブナ科のうちコナラ属とシイ属マテバシイ属のことで、日本には亜種を含めて19種類のドングリの木があるそうです。

その場所の気候と地質・地形によって植生は異なりますから、何でも育つことはないでしょう。専門家ではありませんからこれ以上のことは言えませんが、この機会に森林のことをもっと真剣に考えてほしいと思います。

「緑のダム」という構想が生まれていることをもっと知ってほしいです。

「緑のダム」の治水効果
http://www.city.tokushima.tokushima.jp/daijyuu/gaiyo03.htmll

投稿: 市絛 三紗 | 2004.10.23 01:56

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/17948/1739643

この記事へのトラックバック一覧です: 熊にドングリを贈ろう:

» 人間に愛を熊にドングリを [猫旅ILLUSION]
熊が悪者になってしまう現状に胸が傷む毎日。 もちろんケガをなさった方、命を落とさ [続きを読む]

受信: 2004.10.22 20:32

« みんなで一緒に踊りましょう | トップページ | ブルターニュのアーサー王 »