挨拶の交わし方
フランスでは今が友達をつくるチャンスです。新学期が秋にはじまるので引っ越してきたばかりで、まだ知り合いのいない人たちがうろうろしているはずですから。あなたは「ブルターニュに来たばかりで知り合いなんていない」のなら積極的に話しかけてみましょう。でもはじめに注意しなければならないことがあります。
フランスに暮らしていてフランス国籍を持っていたとしても、自分はフランス人ではないと考えている人たちがいるという事実です。国内には長らくフランスから独立をのぞみ闘争を続けてきた地方があります。コルシカ、バスク、ブルターニュなどがそうです。ブルターニュにはずっと歴史をさかのぼれば、ケルトの末裔であるブルトン人が住んでいるのです。
以前にも触れたことがありますが、ケルトというのは民族や人種を指すのではなく、インド・ヨーロッパ語族に属するケルトの言葉を話す人々を指します。ですからケルト人という名称は使いたくありません。「ケルト人ってアイルランドに住んでる人のことよね」などとよく質問されるのですが、ヨーロッパでケルトを自分たちの祖先の一つに数える国は20カ国以上あります。もちろんケルトが栄えたのは紀元前のことであり、まだどんな生活を営んでいたのか、論争が続いています。
私はまず自己紹介をしたら、はじめに「あなたはブルトン人ですか」と聞きます。すると「ええ。もちろん」という答えが返ってきたら「そうなんですか。私はブルターニュのことがもっと知りたくてここまでやってきたんです。生まれた場所はどこですか・・・」話が続くわけです。でも「いいえ。違います。フランス人です」という答えが返ってくることもあります。それならば「フランスの歴史、中世が特に好きなんです。レンヌに残っている1番古い家は15世紀ですよね」と話を変えるわけです。フランス人に「ブルターニュが大好き」とほめても、「あ。そう。私は興味ないわ」で終わりです。
これを間違うと、ちぐはぐな会話になってしまうのです。でも顔をいくらながめても、誰がブルトン人なのかは区別できませんからはっきり聞くしかありません。こころ構えができたら実践あるのみ。ボンジュールと声をかけてみてください。
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