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2004.11.04

米大統領選と京都議定書

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  テレビで米大統領選の開票速報を伝える特別番組が放送されていたので、テレビの電源をいれたまま机にむかっていた。しばらくするとひどく興奮した声で「Kyoto」とか「Japon」という単語が聞こえてきたので振り返った。「アメリカは改めるべきだ」と強い口調が後に続く。これは京都議定書のことだなとピンときた。昨年9月22日のEn ville, sans ma voiture ! (ノーカーデイ)の時に相当資料を読んだので事情はわかっていた。

  京都議定書とは1997年に、国連気候変動枠組み条約第3回締約国会議京都会議で採択されたもので、先進国全体で温室効果ガス6種類の排出量を、2008年から12年までに1990年レベルから平均5.2%減らそうというものだ。9月末にロシアの閣議において京都議定書の批准が決定されプーチン大統領が署名したので、90日後の来年2月に京都議定書は発効される。昨年の猛暑で約15000人が死亡したフランスでは、地球温暖化に強い危機感をいだいている。ところがアメリカは離脱したまま知らん顔しているのだから、討論が白熱するわけだ。

  レンヌでもたびたび環境展が開かれ、太陽熱や風力を利用した発電方法が紹介されているし、ブルターニュには風車がたくさん設置されている。このような展示会のパンフレットには京都議定書の意義がきちんと解説され節電を呼びかける言葉が加えられている。写真のようにノーカーデイもすっかり定着して、意識は高まっているのだ。「シラク大統領が2期目に米仏の友好関係が強まることを望むとする書簡をブッシュ大統領に送った」ことが4日づけの朝日新聞にのっているが、テレビの口調だけ聞いていると、両国の溝は深いようだ。

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