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2004年12月の記事

2004.12.31

電話機じゃないのね

  今日は午前中に電話機を買いにでかけました。Faxは現在ほとんど使っていないので、留守電つきの一番シンプルなものを24.9ユーロで買いました。ところが、これがさっぱり。何の音もしません。仕方がないので、古いのと、買ったばかりのと、2つを持ってフランステレコム(電話局)に。

  テレコムで電話機を線につなぐと、ちゃんと両方とも普通に使えるじゃありませんか! 電話のせいじゃなかった。差込のプラグのせいじゃないかといわれたけれど、その場でプラグを使ってもちゃんとつながります。それなのに、もう一度帰ってやってみてくれというので仕方なく帰宅。新しいプラグにとりかえても結果は同じ。

  またテレコムに行くと、「彼が専門家だから彼に聞いて」とまた待たされたけれど、「何でこっちにまわすんだ。そんなの決まってるだろ。壁の側のプラグを取り替えなきゃ」とまた別の人に。だからそう言っているのに。その次の人はもう仕事をしたくないといったいかにもいやそうな態度で応対。どこかに電話をして「今工事の人がいないから、また来週来て、それから工事の予約をしてね」という。「今予約できないんですか」と聞いても「そうね。来週も試してだめだったら火曜日に来て、それからね」と言うだけ。

  結局工事は再来週くらい? これなら電話機がこわれたほうがよかった? いつまで待たされるかわからないし、費用がどのくらいなのかもわからないし・・・ フランスは2日から通常業務のはずですが、何でも予約が大変なんです。でもコンピューター使えてよかったです。

  追加

  31日朝起きて、ダメよねと思いつつ受話器を取ると、な、何と、うれしいことに、普通の状態に戻っているではありませんか。この2日間、どんなに電源を入れ替えても使えなかったのに・・・ 理由はどうでもいいです。使えたら。 昨日買った電話機、返品に行こう~~と。

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2004.12.30

ナポレオンの映画

B00006AGLT.08.MZZZZZZZ  以前テレビで3夜連続の大作映画Napoléonが放映され、ビデオにとったのだが、画質が悪く見ていなかった。Neversの友達の家でやっと見たのだが、人間ナポレオンに焦点がおかれていて、とてもおもしろかった。

  これまでにもたくさん映画化されているが、フランス人の友達たちのこのDVDの評価はとても高い。Napoléonを演じているChristian ClavierもNapoléonになりきっていて、好感がもてた。個人的にはフォンテンヌブロー宮殿の馬蹄形の階段の前での別れのシーンを付け加えてほしかったのだが、ドラマチックな人生が淡々と語られていてよくまとまっていると思う。

  戴冠式200周年の様子はここで、「ヘリオトワル」技法によるキャンバス複製画はここで。映画にはこの絵を描いているシーンもあったが、この絵はほんとうに素晴らしい。今年の夏もルーブルに行ったが特別展しか見る時間がなかったので、久しく実物を見ていない。もう少しパリが近ければいいのに・・・

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レンヌに帰ってきてみたら・・・

train  さて帰宅しようとNeversの駅まで出かけると、出発時間の掲示板に文字がない! 列車動いてないの? ストだなんて・・・ ほんとは、積雪で各地で遅れがでていただけでした。ほんとにストなら、いつまで続くかわからないですからね。フランスでは。

  途中予期せぬ変更がいっぱい。終着駅がかわったり、ローカル列車の調子が悪くてTGVに乗り換えたりして、最終的には40分遅れで帰宅しました。写真はLYON PAR DIEU駅で時間調整をするローカル線電車。おしゃべりしていたら運転手がポーズをとってくれました。すぐに写真を見せてあげたら、車掌さんが、「おまえのは赤いから写真ばえするな」と感想を。これはDIJYON行きだったと思いますがすでに1時間遅れていました。

  18日にLYONに行く時は25分遅れ、22日のLYON -NEVERS間は1時間以上遅れたので、乗り継ぎ駅が急に変わって到着は予定から1時間20分後。1時間以上遅れると、払い戻しがあるそうです。これも自分で封筒をもらって後から投函するシステム。その専用封筒も、自分で請求しないとくれません。

  アナウンスはフランス語で1度しか言わないし、「NEVERSに行く人は今すぐここで降りて違う列車に乗って」というアナウンスを聞き逃したらそれでおしまい。これじゃ、フランス語がわからない人は旅できません。コートをつかんで、網棚から荷物を降ろし、走ってホームに下りるということができないと、別のところに着いてしまいます。私なんか、靴もぬいで上履きに履き替えてたものだから、大変。そこらへんの人が手伝ってくれますけどね。

  帰宅すると、FAXつき電話機がガーガー言って使えません。回線は異常ないのでADSLには接続できますが、これはピンチ。本当に壊れたのなら、予想外の出費です。とりあえず、急ぎの方はメールでコンタクトしてください!

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2004.12.29

雪がつもりました

yuki  昨日はMoulinsという町に行きました。まったく中世そのままのたたずまいでした。今日もその近くの町に行きたかったのですが、朝起きたら一面の銀世界。朝はずっとぼたん雪が降り続いていました。外出はあきらめて、午後Neversの町を散歩。写真は駅裏の様子です。

  これから、帰宅します。今回はいったんLyonまでもどり、寝台電車に乗りNantesへ朝着き、それからRennesへ。全部で15時間。4回の乗り換えがあります。これじゃ、日本に帰るのと同じですね。Neversにも見どころがたくさんあるのですが、帰ってから少し追加しようと思います。寝台列車はこれが2度目。中の写真も撮ってみたいと思います。ではまた明日に。

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2004.12.27

不思議な彫刻

parize  今回の旅でたくさんの教会を訪ねたのですが、今日のSt Parizeの教会のクリプトにあった彫刻の素晴らしさ、珍しさには興奮してしまいました。こんな小さな集落を訪ねたいという日本人はほとんどいないでしょうが、見にいく価値がありますよ。

  そういう私も正直に言えば、ガイドブックに3行だけ書かれていた名前をつげて連れていってもらったので、よく知らないのです。でもレンヌに帰ったらゆっくり調べてみたいと思います。これはめったに見られない貴重な彫刻です。写真はたくさん撮りましたので、帰ってから編集します。(やっぱりピンぼけがあって悲しいのですが・・・)

     追加

  St Parizé-le-Châtel このサイトでクリプトの写真が見られます。写真をクリックすると大きくなります。

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2004.12.26

生牡蠣山ほど食べました

noel_n  これまでにも幾度となく生牡蠣を食べる機会はあったのですが、どうも苦手で、どんなにすすめられても5つも食べれば十分でした。きのうも「好きなの?」と聞かれ「どちらかといえば苦手で、あまりたくさんは食べられない」と答えた私でしたが、今日の牡蠣はとてもおいしくて、ついいっぱい食べてしまいました。

  この写真を見てください。すごい量でしょう。大人7人でしたがひとりはほとんど食べなかったので、6人で平らげました。ドレッシングは赤ワインビネガーに生のエシャロットを刻んだもの。さっぱりしていて、これがとってもおいしかった秘訣でしょうか。すごくたくさん食べたと満足していたら、同じ量がもう一度食卓に運ばれてきました。

  それでまた手をのばし、結局いくつ食べたのかわかりません。最低20個くらい、もっとなのかな?昼食に食べて、もう夜なのですが、食あたりもおこさず元気です。いつもレンヌで食べている質素な食卓とは大違い。ごちそうをいただいています。ここに来てから、ベルトがきつくなったようです。ごちそうさまでした。

  

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2004.12.25

似合ってるかしら?

alix  みなさん。メリー・クリスマス。私、Alix。別名サンタリックス。似合ってるかしら? 私の趣味じゃないんだけれど、おかあさんが、無理やり着せるんだもの。喜んだふりでもしなくっちゃね。

  というわけで、一足先にクリスマスの服を着たアリックスを写真におさめ、22日から、フランス中央にあるNeversヌベールという町にきています。リヨンはとてもきれいなところで楽しかったですが、3日では本当に駆け足の旅でした。これからもうしばらく、別の家にお邪魔しています。

  この家族と知り合ったのはインターネット。フランスにくる前に、「ブルターニュに住んでいるフランス人と知り合いたい」というメーセージを出したら、ニューカレド二アに住む男性から、メールがきました。一生会うことはないかもしれないと思ったのですが、「僕の妹がヌベールにいるから、遊びに行ったらいいよ」と言われ、やってきたのが、3年半前でした。そしてこの家族は見ず知らずの私にフランスの暮らしを教えてくれたのです。

  2度目となる訪問、今回は彼がニューカレド二アから家族で帰国しているのです。今晩は楽しい長い夜になりそうです。夜9時からのミサに教会に出かけ、それからご馳走を食べます。生牡蠣やフォアグラが待っているようです。その報告はまた明日に!

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2004.12.21

子供は宝

   友達夫婦には子供がいなかった。悩んだあげく養子をもらうことにした。ところがこれも簡単ではない。山のような書類をつくり、場合によっては10000~15000ユーロの費用がかかることもあるという。しかも、養子縁組を望む夫婦が多いので、実現するまでには最低4~5年かかるのだそうだ。どのような事情があっても、肌の色が違っても、国籍がちがっても、自分の家族を持ちたいとひたむきに願っているのだ。

  実際2年前にもベネズエラからの養子をもらう話がほとんどまとまりかけていたのに、実現せず落ち込んでいた。そしてついに最終的に友達のところにやってきたのは、トルコ人カップルの間にできた女の子で、生まれてすぐ、名前もつけられず、施設にあずけられていたのだという。この夫婦は私がレンヌについて家族のように接してくれたかけがいのない友達で、2年前にリヨンに引っ越してきていた。そんないきさつを知っていたから、養子をもらったと連絡をもらって、リヨンまで会いにきたのだ。

  毎年クリスマスは家族や親戚があつまり、当然子供たちもたくさんやってくる。みんなから「子供はまだなの」と聞かれ、兄弟たちの子供の面倒を見ながら、どんなに泣いたかわからないという。「自分たちの家族がほしい」という思いはふくらむばかりで、どうしようもない。

  やっと手に抱いた我が子のぬくもり、急にきまったので、とまどいもあったようだが、ふたりして親バカぶりはじんじょうではない。彼女につけた名前はAlixアリックス、生まれたのは7月26日。生まれて3ヶ月でふたりのところにやってきた。ニコニコとよく笑う可愛い女の子。彼女が来てから夫婦二人で出かけたことがないから、ゆっくり話しがしたいといって、夫婦そろってレストランに出かけたので、今私がベビーシッターをしている。いつも夜8時から翌朝8時までおとなしく寝ている。ところが、今晩にかぎって泣きつづけていて、私はご飯も食べられず、抱っこしたままだ。

  それなので、唐突だけど、続きはまたのちほど・・・

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2004.12.18

マルシェ・ドゥ・ノエル

no1    Marché de noël マルシェ・ドゥ・ノエルです。12月の声を聞くと同時に、山小屋風のお店が並び回転木馬もやってきます。そばを通るとおいしそうなにおいがして、ふらふらと近づいてしまいます。でも前に書いたように、あまりクリスマスらしい品がありません。アジアやアフリカの民芸品をあつかうところが多くなっていて、残念ながら、私には買いたいものがないのです。

  明日の朝リヨンにむけて出発します。TGV、高速列車で4時間あまりの旅。リヨンのマルシェ・ドゥ・ノエルは、どうでしょうか。じつは在仏熊猫日記のクリスマス・マーケットでちょっと予習しています。レンヌの友達も「いいところだった」と自慢するし、はじめて訪ねるまちなのでとても楽しみです。パソコンも持って行くので、あちらからも報告できると思います。では行ってきます。

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2004.12.17

いつ見てもほれぼれ

re_04_hiver
  どれくらいこの建物の前をとおったことでしょう。朝、昼、夜、四季を通じてほとんど毎日のように見ていますが、いつも見ほれてしまいます。おなじみのレンヌ市役所です。12月2日に紹介したオペラ座と向かい合っているのですが、今年はペアルックを着ていますね。

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2004.12.15

天使になれる?

re3
  ふわふわとした真っ白な羽、思わずさわってみたくなりますね。

  この時期は店ごとに凝った飾りつけをしているので眺めるのが楽しいです。

  今年のお気に入りが子供服を売っているこの店。単色でシンプルにまとめていますが、かえって目立ちます。

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2004.12.14

天気図表示

  寒いです。夜8時ころ帰ってきたのですが、霧がでていて、気温は0度。明日はマイナス2度だそうです。天気図をサイドバーにつけました。タイトルバナーの幅ももとにもどったようで、よかったです。


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2004.12.13

田舎に住む

rennes_maison  こつこつと暇をみつけて改装していた田舎の家、友達の両親が2年ほど前に引越しをすませました。その前にもお邪魔したことがあるのですが、倉庫のようで夏休みをすごすには十分でもずっと暮らすのはどうかなと思っていましたが、最新のキッチンや大きな居間が整えられると、素敵に生まれ変わりました。

  写真は玄関です。床のタイルは素焼きで1枚ごとに色が微妙に異なり、とってもきれいなんですよ。住んでいてもまだ改装は続いていますから、行くたびに違う家のような印象を受けます。冬は暖炉に火をいれて、本を読んだり、時にはビリヤード(お父さんの60歳の誕生日に子供たちがプレゼントした)やカードゲームをしたりして家族でゆっくり過ごします。

  
  

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2004.12.12

ゆうぐれどき

re7  ずいぶん冷え込んできました。明日は最低気温2度、最高気温4度と予想されています。

  夕方買い物にいったとき、市役所前広場のテントの中でジャズの演奏をやっていて、立ちどまりました。ジャズを聴くのはひさしぶりです。広場では 恒例のLa 9e édition des Arts du feuがあって芸術家たちが陶器やガラスの作品を販売しています。やっとモミの木が飾られ、買い物客でとてもにぎわっています。少しだけ街を歩いてみましたが寒いのですぐに帰ってきました。

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2004.12.11

ブルターニュ関連書籍 その5

atlas1  今すぐブルターニュのことを知りたいという人のために、よりすぐりの本を紹介します。

  ケルト歴史地図 ジョン ヘイウッド 著、 井村 君江 監訳、倉嶋雅人 訳 東京書籍 2003

  この本は紀元前1200年から現代までのケルトの歴史を、カラー地図という目に見えるかたちで著したすぐれた本です。考古学、軍事、文化、文学、政治等、いろいろな歴史の流れがもれなくしめされていてとてもわかりやすいです。ブルターニュにおけるケルト、また歴史の概略も書かれています。写真、特に航空写真が多く、図版も充実していますので、手元においてくり返しながめるには最適です。

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2004.12.10

画像挿入の仕方

  ココログの変更で、画像を今までどおり挿入しようとすると、サイズが小さくなってしまいます。これをもとの大きさで表示させるには、標準設定を使うのチェックをはずし、サムネイル画像の作成のチェックもはずします。するともとの大きさになります。でもこうすると、文章が写真の横にまわりこむことになります。

  わたしのBLOGはもともと、そのように設定してあったのでそれでいいのですが、標準設定で使用したい場合はどうするのか、よくわかりません。これまでのようにコピーアンドペーストする手間はかからなくなりましたが、使用方法をもうすこし詳しく説明してほしいですね。

  あとは、タイトルバナーの幅が広がったようで、背景写真と本文の間に空間ができました。これで変更がないとするともう一度写真を加工しないといけなくなります。他のBLOGはどう対処するのか、もうしばらく待ってみようと思います。

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サントン人形の飾り方

noel_maison_1
    一体づつ買い集められたサントン人形はCrècheクレッシュをつくるためのもの。キリスト誕生の様子をイメージして、家族みんなで飾りつけをします。写真は友達のおばあちゃんの家に飾られていたもので、人形は10センチくらいの大きさでした。東方より星に導かれてきた3人の博士たち、牛やラクダといった動物もいますね。

  特にこれといった決まりはなく、クレッシュをつくりながら、子供たちにキリスト誕生にまつわるお話を聞かせるようです。ここには象もいますが、友達の家では怪獣まで一緒に置かれていました。これは毎年の恒例行事で人に見せるのが目的ではありませんから、楽しみながら聖書の勉強をするわけです。

 

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使用容量の見直し

  12月5日にディスク使用量をチェックしたら、何だかほかの人より多い気がしたので、ファイルマネージャーを点検してみました。すると、写真のファイルが二重になっているものがだいぶありました。サイズ変更前と後の両方が保存されているようです。

DSCN0042.JPG       20K
DSCN0042-thumb.JPG   6K

  そこで大きいほうのファイルを削除しました。まだ全部見直しできていませんが、これだけで使用量がぐんと減りました。まだまだ書き続けても平気です。
ディスク使用量 19.0308 メガバイト  12月5日
ディスク使用量 13.6819 メガバイト  今日 

  でもこんなに減るとはびっくりしました。これならもっと大きな写真を使っても大丈夫ですね。

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2004.12.09

フランスのサントン人形

sa.jpg

  いまやフランスの冬に欠かせないのがsantonという人形たち。南仏プロヴァンスでつくりはじめられたらしいが、たいていの家庭にコレクションがある。キリストの誕生を人形で示したものなので一番大切なのが幼子イエス。あとは聖書に登場する人物たちである。ほかの人形ははじめから飾られるが、幼子イエスだけは教会のクリスマスイブのミサから帰ってから飾られる。

  大きさは2~30センチくらいまで色合いも様々だ。各地方の民族衣装を着た人形もつくられるようになって、種類はどんどんふえている。写真はレンヌのキリスト教関連の品を扱っている店のショーウインドーの様子。こちらでプロヴァンスのサントン人形をどうぞ。エクス・アン・プロヴァンスにある、有名なサントン人形のメーカーSantons Fouqueサントン・フークのホームページでは1800種類もの人形を見ることができる。


    < 関連エントリー >

  サントン人形の飾り方
  Les santons de Bretagne ブルターニュのサントン人形


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2004.12.08

樹木葬と遺灰ダイヤモンド

  フランスではまだ9割近い人が土葬されています。宗教が関係しているのかと思いましたが、教会は1962年に火葬を認めていますから、宗教がさまたげになっているわけではなく伝統を守っている結果でしょう。

  こすもす樹木葬という埋葬方法について11の記事が書かれています。遺骨をさらしの袋に収めて自分たちで選んだ木のそばに埋めるというやりかただそうです。場所選びから最後の埋葬までが順をおって説明されています。

この日から、ヤマボウシが父になった。

  最後に書かれているこの一言、読んでいても胸が熱くなりました。木になるというのはこれまで考えたことがありませんでした。とてもひかれるものがあります。

  スイスでは遺灰をダイヤモンドにするというAlgordanza社があるそうです。media@francophonieの「私が死んだらダイヤモンドにしてください」という記事で知りました。わずか100グラムほどの遺灰から青みがかった人工ダイヤモンドができるのです。きれいですね。アメリカにも同様のLifeGem社があります。日本語のページもあるので、日本でも利用者がいるのかもしれません。こちらはなぜか黄色いダイヤモンドです。

  

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2004.12.07

若者たち、深夜の大乱行

casseurs.jpg  26回目となるTransmusicalesというロック、テクノなどが中心の音楽フェスティバルが12月2,3,4日にレンヌ郊外で開催され、24000人がやってきたそうだ。音楽を楽しむのは素晴らしいことだ。でも、深夜の大騒ぎは度がすぎている。私は街の中心部に住んでいるので、夜中によく大声で起こされるということは前に書いたことがある。私は先週木曜夜から咽喉が痛くて家にいた。幸いにも熱はでなかったのだがこじらせると高熱がでるし気分もよくなかったので週末はベットでおとなしくしていた。

  でも土曜日の夜の騒ぎ方はいつにもまして異常だった。たいていは5時くらいに騒ぎがおさまるのだが、朝6時すぎにあまりうるさくて目がさめたからだ。テレビや新聞の報道によると、深夜から、少年、少女たちが屋根にのぼり興奮のあまり臀部をみせて踊ったらしい。4時すぎサン・タンヌ広場にある回転木馬が襲撃された。

     数千人もの若者たちは爆竹のような火のついたものやワインのビンなどをあたりかまわず投げ、商店街のショーウインドーをこわし、もう手がつけられなくなっていた。警官の制止もきかないので、CRS(Compagnies Républicaines de Securité)共和国機動隊が現場の指揮にあたり、5時半ごろ、250発の催涙弾が投げられた。あたりは騒然として、数十人が割れたガラスで傷をおったらしい。想像を絶する光景なのだが、これはテロでもなんでもない。若者たちのエネルギーがひずんだかたちで爆発しただけなのだ。

  地方紙Ouest-Franceにのっている写真はまるで戦場のよう。ごみが散乱し足の踏み場もない。クリスマスを前にまたしても別の回転木馬が被害にあうとは・・・回転木馬、放火で焼失(5月1日付け)を読んでほしい。今回は全焼したわけではないようだが、それでも許されるはずはない。月曜日に前を通ったら、木馬は片付けられ屋根だけになっていた。
 
  写真は割られたショーウインドーのかわりにベニア板を打ち付けている店舗の様子だ。たまたま騒ぎが大きくなってこんなことになったのだが、いつ事件が起こっても誰も不思議に思わないだろう。市民の寝不足は日常化しこちらの不満も爆発寸前になっている。それほど若者たちの振る舞いは荒れている。いったいフランスはどこに向かっているのだろう・・・

    追加

  レンヌに住んでいる友達が実際に現場で見てこのように書いている。「やりたい放題やっている」状態。まさにそう。自由にやりたいことをやればいい。他人に迷惑をかけなければだが。

  土曜日の夜、現場のすぐ近くにあるホテルでは、命の危険を察知した宿泊客たちが地下にある食料庫に集まって、長い夜をすごしたそうだ。何で旅先で、平和なはずのフランスでこんな目にあうのかと、肩を寄せ合って泣いたという。火種が飛び込んだアパートでは住民たちが煙にまかれて立ち往生し、消防車も出動している。「酒によった勢いで」などという言い訳は被害にあった住民たちには通用しない。

  

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2004.12.06

使用容量チェックしてみました

  いくつかのココログで使用容量チェックしていたのでまねしてみました。
   
    19.0308 メガバイト
    記事数: 195 | コメント数: 497

  他の人より使用容量が多い気がするけれど、あんまり記事を
  書いていないということがわかりました。
  人気のあるココログはやはり更新回数が多いですね。

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2004.12.05

妖精の岩

roc.jpg  ブルターニュには巨石がごろごろしている。カルナックが一番有名だが、それ以外にもたくさんのドルメンやメンヒルがある。写真はLa Roche-aux-Fées 妖精の岩と呼ばれるドルメンだ。長さ19.5メートル、幅6メートル、高さ4メートルある。41の岩が組み合わされていて内部は4つの部屋に分けられている。大きさがわかるよう、友人がうつっている写真にした。ここで内部の写真が見られる。

  いつくかの伝説がある。妖精たちが岩をヴェールにつつんで運んでいたのだが、仕事がつらくなって、岩のいくつかを地面に落としてしまった。それでここから少しはなれたところに今でも岩がいくつかあるのだそうだ。La Roche-aux-Féesのある場所はGuerche- de- Bretagneから西に15キロ。Retiersの近くだ。


   < 関連情報 >

  カーリングストーンの故郷 スコットランドAilsa Craig島 fairy rockと呼ばれる島

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2004.12.04

「ココログとわたし」 祝ココログ1周年

  ココログをはじめたのは2月半ばのことでした。ちょうどいろいろな小技がうまれていて、なるほどと感心しながら自分のページにすこしづつ取り入れてきました。開始するきっかけは日本の知り合いにいつも「ブルターニュってどんなところ? 写真送ってよ」と言われていたことでした。ブルターニュのことだけ書くつもりでしたが、その時見たこと、感じたことを書いていますので、だんだんまとまりにかけてしまっています。いつも「もっとブルターニュ自慢をしよう」と思うのですが脱線してしまってすみません。

  しばらくして序々に知らない人が見てくれるようになりました。1番にリンクしてくれたのは、Journal Tritonで画家デュフィについて書かれているココログです。これまでうれしかったのは「全く知らない場所だったけれど、読んでいるうちにブルターニュに行って見たくなった」とコメントがあったことです。

  コメントやトラックバックで自分の考えつかなかったようなことを教えてもらうのはとてもありがたいことですし、全世界に住んでいる人たちと輪が広がったことで、多くのことを学ぶことができました。思いがけないメールをいただくこともあります。ある人が他のところからやってきてたまたま私のページを見てくれ、リンクしてあったのがその方が書いたものだったそうです。

クリックしてみたところ、自分自身のHPが出てきて驚きました。円環がぐるりと回ってまた閉じたような、不思議な気持でした。

  いつも見ている人が病気をしていると大丈夫かなと心配になるし、いいことがあったと聞けばうれしいし、何だかたくさんの家族ができたような感じです。「いい天気なのに家でパソコンに向かってるなんて信じられない」と思っていたのにココログのおかげで、パソコンを開くのが楽しみになりました。たくさんの出会いをもたらしてくれたココログ、どうもありがとう!

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ナポレオン戴冠式200周年

  ナポレオンがパリのノートルダム大聖堂で戴冠したのは1804年12月2日だった。「ガーター亭別館」のナポレオンの戴冠という記事にマスコミの反応が書かれている。テレビのニュースではコルシカ島で行われた記念式典の様子が詳しく紹介されていた。小雨の中街にはたいへんな人たちが繰り出して興奮した様子でナポレオンについて語っていた。

  Le Sacre de Napoléonという展示会がルーブル美術館で開催されていて、説明がFRANCE 5 EDUCATIONにある。Jacques-Louis Davidが描いたLe sacre de l'empereur Napoléon Ier et le couronnement de l'impératrice Joséphine le 2 décembre 1804がここで見られる。

  ところでナポレオンの紋章がabeilleミツバチであることはよく知られているが、彼が好きだった花は何か知っているだろうか。これはテレビのクイズ番組で出題されていた。答えはvioletteスミレだそうだ。書籍はたくさんでているが1冊だけあげるならこれがわかりやすいだろう。ナポレオン (皇帝編)歴史群像シリーズ (47) 学研 1996

Musées Nationaux Napoléoniens ナポレオンに関する美術館情報

    追加

  ナポレオンの映画について 12月29日

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2004.12.03

オペラ座前 (レンヌ 2004.12.02)

o.jpg

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2004.12.02

いっぱい持っているのにね・・・

re.jpg    ずっと長年使っていた目覚まし時計が1年くらい前に壊れた。そこで近くの2ユーロショップ(日本の100円ショップみたいに何でも2ユーロの店。日本のように品数は多くない)で黄緑の時計(右下)を買った。

  ところがしばらくすると、微妙に遅れるようになった。そこでデパートで20ユーロくらいのを購入。これは2日後に3時間時間がくるったのですぐに返品。それからパリのデパートで買ったのが世界地図がついている携帯用時計。15ユーロくらいだった。これもはじめはちゃんと動いていたのに数ヶ月後から時間が遅れている。デザイン気に入っていたのに・・・

  以前もらった時計があるはずと探したら出てきたのが3角形の置時計。これはブルゴーニュワインのカーブから「あなたの家で高級ワインの試飲できます」などという手紙がきて、ほんとうに男性がワインを持参して家にやってきた。友達と2人でワインを飲ませてもらい、さらにおまけでくれたのが、これ。「隣の人にワイン飲めますよ」と声をかけたら、タダでいっぱい飲まれたら困るのでさっさと片づけて帰ってしまった。手紙には「ワインプレゼントします」と書いてあったのに。隣人は「1ダース買ったら飲みかけのボトルはくれたかもね。私も一口飲みたかったわ」と笑っていた。ちゃんと動いていたのだが、数日前落として、留め金が壊れ時間を調整するネジもとれてしまった。でもまだ正確に動いている。どこで買ったらいいのかわからなくなったので、もう一度2ユーロショップで買ったのが白い時計(右上)。お願いだからちゃんと起こしてね。

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