樹木葬と遺灰ダイヤモンド
フランスではまだ9割近い人が土葬されています。宗教が関係しているのかと思いましたが、教会は1962年に火葬を認めていますから、宗教がさまたげになっているわけではなく伝統を守っている結果でしょう。
こすもすに樹木葬という埋葬方法について11の記事が書かれています。遺骨をさらしの袋に収めて自分たちで選んだ木のそばに埋めるというやりかただそうです。場所選びから最後の埋葬までが順をおって説明されています。
この日から、ヤマボウシが父になった。
最後に書かれているこの一言、読んでいても胸が熱くなりました。木になるというのはこれまで考えたことがありませんでした。とてもひかれるものがあります。
スイスでは遺灰をダイヤモンドにするというAlgordanza社があるそうです。media@francophonieの「私が死んだらダイヤモンドにしてください」という記事で知りました。わずか100グラムほどの遺灰から青みがかった人工ダイヤモンドができるのです。きれいですね。アメリカにも同様のLifeGem社があります。日本語のページもあるので、日本でも利用者がいるのかもしれません。こちらはなぜか黄色いダイヤモンドです。
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コメント
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ダイアモンド・・・なんだかわかる気がします。
Cosの母も父の遺骨をほんの少し自宅に持ち帰りました。
いつも父を身近に感じていたいのでしょう。
ダイアモンドにしていつもそばにいる。
それはそれでいいなぁ・・・
それにしてもフランスは土葬が多いんですね。
なんとなく新しいことの好きなフランスというイメージがあったけど、これは違ったのかな?
投稿: Cos | 2004.12.08 19:08
こんばんは。
生き方は自分の自由にできても、葬式や埋葬は制約がありますからね。「山奥にでも埋めてもらってそのまま自然に帰る」なんてことは無理ですから。
素敵なご両親だなとつくづく思います。「トリスタン・イズー物語」でトリスタンの墓から葉の茂った花かおるいばらが萌えいで、イズーの墓にのびてゆき、切ってもやはりのびてゆく、そんな様子を思いおこしました。
フランスは全体でみると保守的だと思います。
投稿: 市絛 三紗 | 2004.12.09 02:51
こんにちは。
ご紹介いただきましたスイスのアルゴダンザですが、この5月を持ちまして日本支社を設立いたしました。
よろしくお願いします。
http://www.algordanza.com/Pages_Japanisch/Algordanza.htm
投稿: Masaki | 2005.06.20 22:26
指輪はやはり特別な品だと思います。婚約指輪、結婚指輪などがよい例でしょう。そこまで愛する人がいるというのは素晴らしいことですね。
投稿: 市絛 三紗 | 2005.06.21 11:50
特許検索すればわかるけど、遺灰ダイヤのビジネスモデルは既に特許出てるみたいだから、そのうちアルゴダンザは潰されるのでは・・・
やっぱ真似っこは続かないだろ。
投稿: てん | 2005.06.26 00:22
こちらは、ダイアモンドの販売とはいっさいかかわりありません。ご意見をおっしゃるなら直接そちらにお願いします。
投稿: 市絛 三紗 | 2005.06.26 10:43