パリ・カフェの歴史 その1
真冬でも太陽さえでたら、外に出て日光浴するのがフランス風。写真はレンヌの日常風景。南仏ニースで雪が積もっているようだが、そんな寒さでも泳いでいる人がテレビにうつっていた。ちょっとやりすぎ! 私なんかテレビを見ただけでも肺炎になりそう・・・ 泳いでる人と比べたらコートを着てお茶を飲むなんて、当たり前にも思えてくるから変な感じだ。
さて今日はカフェの歴史をふりかえってみたい。パリにコーヒーがはいってきたのは1643年、中近東出身の人物が« cahové » カオべまたは« cahouet »カウェと名づけてコーヒー豆を販売したのだが、うまくいかなかった。翌年にはラ・ロックがコンスタンチノープルからコーヒーを持ち帰っている。まだこのころはコーヒーは薬とみなされていて好んで飲むというものではなかったのだ。60年代になるとアルメニア人たちがコーヒー豆を売ってはいたが、1669年にトルコの大使、ソリマン・アガ・ムスタファ・ラカが来仏したことで、嗜好品として貴族たちが注目するようになった。
カフェ第一号は1672年。パスカルというアルメニア人がサン・ジェルマンのマルシェの中でオープンした。次いでエコール河岸にも出店。コーヒーの値段は2スー6ドゥニエだった。でもあまりはやらなかったので、彼はすぐにロンドンに行ってしまった。
以下その2につづく
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コメント
いいですねぇ。そうやりたいですが、群馬は風が強くてダメです。風さえ無ければおだやかでいいのですが……。
投稿: Hiroky | 2005.02.23 18:54
ついに出ましたね!カフェの歴史。
楽しみに待っていました。
なるほど、1672年創業のサン=ジェルマンのマルシェのカフェというのが存在するならば、オデオンのカフェ・プロコープはパリで最初のカフェということにはなりませんね。現存する最古のカフェということでしょうか。
「その2」も楽しみにしています。
投稿: 加藤耕一 | 2005.02.23 19:02
Hirokyさん。こんにちは。
いっけん穏やかそうですが、外で座っていると底冷えがしてきて、やっぱり寒いですよ。
投稿: 市絛 三紗 | 2005.02.23 19:21
加藤耕一さん。こんにちは。
約束よりずっと遅くなってすみません。このころは、カフェといえばアルメニア人という認識だったようです。職業別に住み分けができていたわけです。
どう別れていたかについては、確か玉村 豊男さんが書いていました。(ずっと前に読んだのでうろ覚えですが。ただしこれは現代のこと)。今でもパリで牡蠣を売っているのは、ブルトン人だと言われるのと同じですね。
投稿: 市絛 三紗 | 2005.02.23 19:33
底冷えで、無用な長居はできないとゆうわけですね。
^^; ←まてよ、冷や汗もでない。
投稿: Hiroky | 2005.02.24 12:21
私は30分で退散しますが、フランス人は新聞や本を読んだり、しゃべったり、2時間くらいはすごしているんじゃないかな・・・
投稿: 市絛 三紗 | 2005.02.24 16:29
僕もカフェで一人でボーっとしたり友達とは用もないのに入ったりするのが好きです。最近はカプチーノをシャンティー付きで頼みます。パリっ子は話すのが好きだし他にたまるところもないのでカフェにいると友達達は言っています。(人によるでしょ)ちなみにあさってレンヌに行きます。ニースは高くてカーニバルで人も多いのでやめましたが今SNCFのサイトでレンヌ行きのチケットを取りました!衝動買い。。。
投稿: りゅう☆= | 2005.02.25 08:59
こんにちは。
こっちは大雪注意報がでたのに、全く積もっていませんが、寒いことにかわりはありません。
今も遠くのほうから、音楽が聞こえるけれど、何かわかりません。26日夜8時からHall Maerenot(02 99 30 07 32)でフェスト・ノーズ(ダンスパーティー)があります。
投稿: 市絛 三紗 | 2005.02.25 21:38