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2005.03.18

Plogoffプロゴフの記録映画

film  昨晩ブルターニュの記録映画を見た。Plogoff, des pierres contre des fusils (1981年公開)プロゴフ、銃には石をというタイトルの映画だ。ブルターニュの西部 la Pointe du Razラ岬の先端にほど近いPlogoffプロゴフに原子力発電所建設計画がもちあがった。この計画にほとんどの住民が反対し、壮絶な抵抗運動が繰り広げられたのである。

  1980年、CRS(共和国保安機動隊)と毎日にらみ合う住民たち。住民たちは道路を封鎖するためにゴミを道路に撒き散らす。それをブルドーザーで取り除くCRS。次に木を切り倒して道をふさぐ。その木にナタを振りおろすCRS。真夜中に女性も子供も総出で石を積む。一列に並んで石を手渡し、山のように積み上げて廃車に火をつける。まさに捨て身の焦土作戦だ。重装備しているCRSと、木の枝で作ったパチンコを首から下げてゆるぎない抵抗の意思表示をする女性たちの対比がなんともいえない。

  「我々は元兵士だ。これまで戦地でフランスのために戦ってきた。今は故郷を守り抜く」と国歌マルセイエーズを大音響で流して行進する退役兵たち。「静かに暮らしたい」と嘆きながらもデモに参加する84歳のおばあちゃんの姿もあった。それぞれが「自分たちにはここPlogoffがすべてなんだ」と想いを語る。CRSの応酬もしだいに激しくなり、住民たちに向けて催涙弾が雨のように降り注ぐ。真っ白な煙が村全体を包み込み、逃げ惑い涙をぬぐう老人たちの姿が映しだされる。

  日増しに逮捕者も増えたが、ブルターニュじゅうからプロゴフに応援にやってくる人も増えていった。最終的にこの計画は実現せずに終結した。これを撮った監督はこの村から30キロ離れたところに住んでいて、はじめはカメラなしに現地に行ったが、「事実を記録する必要がある」と撮影を開始したそうだ。これは完成後一般の映画館で公開された記録映画である。映画を見終わって監督と話をした。とても穏やかな人なのだが、カメラは持って行かなかったのでちょっと残念だった。ビデオは現在も販売中でもうすぐDVDにもなるそうだ。

     参考

  現在のPlogoff 写真がたくさん紹介されている
    写真は昨晩もらった映画のポスター
  

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