抗議集会の顛末は・・・
まさかと耳をうたがうような事実にひどくショックをうけている。きのうのオペラ座前で抗議集会という記事を書いてからもう一度オペラ座前に戻り、何人かに話を聞いた。でも、怪我した人数さえもはっきりしないし、どんな怪我だったのかもあいまいな説明しかなかった。わかったことは、これが、昨年12月の事件(若者たち、深夜の大乱行参照)で怪我人がでたということに対するはじめての抗議集会だったということだけだった。
小山のように積み上げられた木切れが燃え尽きるころ、若者たちは少し興奮していた。そこには住所不定で建物を不法占拠しているものたちも混じっていたし、昼間からすでに多量のアルコールを飲んでいる人たちもいた。警官隊は広場を遠巻きにして見ているだけで手出しは全くしていないが、彼らと一般の通行人の間に鉄の柵を置いてけん制していた。(これは普段からイベントに使用されているもので、特別に持ってこられたわけではない)。それでも午後3時に始まった集会は5時ころには終わり、それぞれ帰路についたはずだった。
ところが、新たな事件がそれから市内5ヶ所で起きたのだという。若者たちは、メトロの入り口やゴミ箱に火をつけたり、火のついた木切れを警官に投げつけたりして少なくても5人の集会参加者とひとりの警官が負傷したもようだ。12月の事件は、他の都市からやってきたふとどきものの起こしたことと考えることも不可能ではない。だか通勤、通学客が一番乗り降りする夕方のメトロの入り口に火をつけるという昨日の事件はあまりにも非常識である。
いったいレンヌで何が起きているのか。この穏やかな地方都市で日増しにエスカレートしてゆく言い知れぬ危機感。とてもここには書ききれない。きのうも顔は撮らないでくれと言われたし、警官隊ともまっこうから衝突するくらいだから取材するのも簡単ではない。だがこれは他人事ではなく、すべての出来事が私の家からわずか徒歩数分の場所で起きていることなのだ。これらの事件を掘り下げ緊急レポート・フランスの苦悩(仮題)というメルマガを発行しようと思う。何か情報を持っている方、また取材に協力いただける方はメールで連絡してください。
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