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2005.03.05

パリ・カフェの歴史 その4

cafe_loire     ヨーロッパでは、コーヒーは1615年ヴェネツィアに登場する。(イタリアの資料は今回見つけられなかった)。ロンドンでは、1652年にコーヒーハウスがつくられたことがはっきりしている。ギリシャ人のローズィという人物が経済の中心地シティに開いたのがそれである。オスマン・トルコのカフェをモデルにしたようである。

  ルーツ探しはこれくらいにして、その後の経過を簡単にまとめてみよう。ル・プロコープの成功によってパリには次々とカフェがオープンした。1723年には380軒まで増えて、社交場としての役割をになうようになってゆくのだ。18世紀後半のカフェには上流階級の人々が集い、ゆったりと会話を交わす姿が見られた。

  革命前のカフェの数は1800軒になり、ル・プロコープに名前が挙げられているようなダントン、マラー、ロベスピエールといった人々が政治について討論を戦わせたこともあった。革命の混乱がおさまるとパリにはカフェが乱立し1807年には4000軒もあるといった有様で、歌謡喫茶、演芸喫茶などが生まれ多様化してゆく。20世紀、知識人や芸術家たちがカフェを拠点として活動していたことはよく知られているし、今日でも憩いの場として親しまれていることはいうまでもない。
 
  
    参考資料

  写真はロワール川のほとりにあった素朴なカフェ。ここではどんな会話が交わされているのだろうか?

パリ歴史事典 白水社 2000  (Dictionnaire de Parisの翻訳本)
今回書いたフランスの歴史はこの本の記述を参考にさせていただいたが、百科事典等で調べたこともある。編者の鹿島茂さんが冒頭に書いているように、「読む辞典」として非常に楽しめる。分厚い本なので私もまだ全部を読んではいないのだが、たまにペラペラページをめくっていると以外な発見があっておもしろい。
   

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