第二次大戦勝利記念日

5月8日は第二次大戦勝利記念日の祝日。レンヌでは毎年市役所前広場で記念セレモニーが行われる。1945年5月7日、ベルリン陥落、そしてナチが無条件降伏した翌日なのである。レンヌも空襲でたくさんの建物が崩壊し死傷者がでているし、古い教会のステンドグラスなども残っていないという。そう考えれば、この美しい市役所が残っているのは奇跡のようだ。
高らかに国歌マルセイエーズが響きわたり、退役兵たちがずらっと並ぶ前で現役の兵士たちが行進する。ナチが降伏して、日本に原爆が投下され戦争が終わったという経緯が語られるのだが、ここで敵国として日本の名前を聞くのは少し複雑ではある。
2年ほど前には広場に実戦で使用された本物の戦車が展示され、兵器もずらっと並んでいた。そこではじめて戦車に触れたし、戦場で使われた武器をまじかに見た。子供たちは兵士にねだって戦車の操縦席に乗せてもらい笑顔で写真撮影していた。

パネルに武器の使用方法やその効力などの説明があったが、それらが使用された後の状況を考えると身体が震えた。終戦からすでに60年がたち、その記憶も日本では薄らいでいるが、フランスではつい数年前まで10ヶ月の兵役が義務づけられていたので、若い世代でも武器の扱い方は知っているのだ。いざとなればみんな自己防衛できるだけの知識は持ち合わせている。
いつから女性が兵士として戦場にでていたのかはわからないが、女性たちが兵士となるため兵学校に入学して男性とともに厳しい訓練をうけている現状がある。今日の1時間半くらいの式典の最中でも立ちくらみを起こした2人が隊列から離れるのを見たがいずれも男性であった。隣にいた女性が「以前は看護婦として戦地に行く女性はいたけれど、銃は手にしたりしなかったのに時代がかわったのね」と話してくれた。
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