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2005.05.17

祝日返上はNON!

pentecote
  5月16日はPentecôte「聖霊降臨祭」でカレンダーも祝日になっている。原始キリスト教会の成立と、伝道の始まりにつながる聖霊の降臨はキリスト教徒にとっては非常に重要な出来事だったのだ。それなのに今年からは働くように決められてしまった。その趣旨は祝日も国民みんなが働いて、その余剰金を高齢者や障害者の福祉に役立てようというものである。

  フランスは週35時間労働で、仕事なんかしていないように思われがちだが、祝祭日の日数は年間13日だけ。そのうちの2日は日曜日なので実質は11日しかない。(日本はたしか20日くらいあったはずだ)。フランスは政教分離を実施しているが、それでも祝祭日の8日はキリスト教に関するものなのである。毎週教会に行くような熱心な信者は減っているとはいえ、日曜日は安息日だからという理由で今でも9割以上の商店が閉まっているようなお国がらなのだ。一方的な決定に反発が起きるのは当たり前ともいえる。

  労働組合は早々と公共交通機関のストライキを表明。全国的にダイヤはめちゃめちゃになっている。広場ではおなじみのデモがあったし、商店街も8割くらいが休みだった。ほとんど休まないパン屋でさえも半分以上が閉まっていた。図書館に本を返しにいったら「ストライキのため休み」と張り紙があったが、メディアテックは開いていた。やはり決定に無理があったのだろう。福祉のためなら、たとえば1日10分だけ余分に働くなどというのはどうだろう? 本当に効果があがるかどうかは疑問があるが・・・

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コメント

祝日返上に関して私もエントリーしましたのでTBさせていただきました。パリ近郊では店も普通に開いているところが多数で(というか、もともと月曜が休みのところも多い)、国鉄、メトロもほぼ正常運転だったため混乱はありませんでした。町によって状況が違ったようですね。

投稿: ふらんす | 2005.05.18 19:00

こんにちは

パリは事情がちがうと思いますが、地方都市で習慣をくつがえすというのは、並大抵ではないと感じます。

投稿: 市絛 三紗 | 2005.05.18 19:37

私もエントリーを書いてみましたが、なぜかTBがうまくいきません。同じココログなのに変ですねぇ。

それはともかく、ふらんすさんも書かれているようにパリは大分様子が違っていたんですが、自分のエントリにも書いたように、多分レンヌの状況の方が、フランスで、「パリはフランスではない」ということなのかな、と自分では思っています。

投稿: ガーター亭亭主 | 2005.05.19 00:17

こんにちは。

時々トラックバックがうまく機能しないことがあります。原因はわかりませんが・・・

>フランスで、「パリはフランスではない」ということ
上にも書きましたが私もパリは特殊だと思います。
ブルターニュはカソリックが多いのでなおさらでしょう。
20-30歳代で週3回教会に通っている人たちがいるくらいですから。

投稿: 市絛 三紗 | 2005.05.19 02:20

三紗さん、ごぶさたしております!
メールマガジンも毎回興味深く、続きも楽しみに熟読しています。

16日の月曜日、わたしはパリでアルバイトしてました。
同僚の、いつもまじめな話をする女の子が、
「きょうは無給デーなんて信じられない! こんどの投票も絶対NONよ!……」と
かなりぶつぶつ言いつつ怒りながらも
ちゃんと仕事先にきて、ちゃんと仕事してました。

わたしはというと当日になるまで、その日の意味を知りませんでしたが。。。

投稿: misaki | 2005.05.19 20:48

misakiさん。こんにちは。

BLOG始めたんですね。また見せてもらいます。私も祝日をいつも忘れていて、たまに食べ物がなかったりします。パリみたいに店が開いてないので、忘れたら悲しいです。

投稿: 市絛 三紗 | 2005.05.19 21:52

「一日10分だけ余分に働く・・・」というのを導入するとしたら、フランス人なら「あ、じゃあ今度から定時きっかりまで働くことにしよう・・・」と思ったりして。(苦笑)
そういうのが効果あるのは、やはり日本人に対してでしょうね。
フランス人に対してはもっと現実的に、税金として徴収するなり何なりしたほうがよりスムースに事が運ぶのではないかという気がするのですが。

投稿: yaco | 2005.05.26 02:05

新しいことを定着するまでに、ストするだろうから、なかなかプラスにはならないでしょうね。

投稿: 市絛 三紗 | 2005.05.26 06:52

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» 連帯の日 [フランスって]
以前エントリーしたとおり、本日5月16日は「連帯の日」としてもともと休日だったものを「無給で働く日」とされた日である。 先週も毎日のようにこの「祝日削減」「無給で働く」ことについての報道がされていた。 フランス人のエゴイズムもここまできたか、と私は近年になくフランス人に失望してしまった。 反対理由の中には一理あるものもある。例えば、「いつも給与所得者だけが犠牲になるのはおかしい」「長い連休が減ってしまうと観光業の収入が減る」などである。しかしそれならば「自由業者にも同じ負担をさせろ... [続きを読む]

受信: 2005.05.18 18:57

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