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2005.09.01

コンブルーの1週間 その3

mont1

  水曜日、ようやく晴れてうれしくなって早起きした私はひとりで丘を登り写真撮影。朝食後セシルも含め6人でシャモニーに行く計画です。でも車は5人しか乗れないので、私はバスで一人先に出かけました。といっても、コンブルー・シャモニー間のバスは一日に一往復だけ。10時発で約1時間で到着。

  観光案内所に寄ってから、西ヨーロッパの最高峰モン・ブラン4810mの麓のAigulle du Midiエギューユ・デュ・ミディ行きロープウエイ乗り場へ(行けるのは3842mまで)。5年前、昨年に続き、これが3度目。過去も天気が悪かったり、ロープウェイが修理中だったりして、あきらめたのです。一度目にロープウェイで2317mまでは登ったのですが、雨と霧で何も見えませんでした。「今日は大丈夫」といそいそと近づいてゆくと、すごい人が・・・ 

  切符を買うのに2時間、乗車まで1時間待ちだと言うではありませんか!すでに11時半です。待って登れたとしてもすぐに降りて来なければならないし、下山したら、もうコンブルーに帰るバスがありません。でも来年来れるかどうかはわかりません。これが最後のチャンスかもしれません。あきらめきれず、20分ほど迷い、シャモニーに泊まることも真剣に考えました。その翌朝レンヌに帰ることになっていたので、そうするとひとりコンブルーに残り、列車で帰ることになります。

  快晴のこの日。辛抱強く待っていれば、またとない眺望が見られることはわかっています。じっと考えた末にやめました。もし、今度来れることがあれば、シャモニーに泊まり、朝焼けのころから夕方までたっぷりモン・ブランにいようと。

  がっくりしながら、歩いていったのはMer de Glace大氷河行きの列車乗り場。ああ。そこにも1000人くらいがひしめいています。もう何のあてもなく歩いてゆくとバス停留所の前で観光客が「エギューユ・デュ・ミディ行きはないのかな」とつぶやきながら、時間を見ています。「ロープウェイに乗らないとだめだけど」と心の中で思いながら、「もうどこでもいいや」と投げやりになって、そのバスに乗車しました。

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