« 2005年12月 | トップページ | 2006年2月 »

2006年1月の記事

2006.01.30

フランス国外で車を運転するには?

B00005QFF8   2月後半から3月上旬に航空会社のマイレージを利用してアイルランドへ行く予定です。マイルの期限が昨年末できれるので、あわてて申し込みました。ロンドンーダブリン往復の切符だけなので、ロンドンまでは自分で行く必要がありますが・・・

  ダブリンに到着後、トリニティ・カレッジの図書館に直行し、ずっと夢に見てきたThe Book of Kellsケルズの書を見に行きます。アイルランド国立博物館なども必見です。その後ドニゴールあたりに行こうかと思いますがまだ未定です。

  でも遺跡めぐりがしたいのでレンタカーを借りようと思います。アイルランドは日本と同じ左側通行なので、あまり緊張せず運転できるはずです。ここで疑問なのです。今フランス国内では日本の免許証に大使館発行のフランス語翻訳を携帯し運転しています。このままでアイルランドで運転することはできるのでしょうか? どなたかフランスにお住まいの方、教えてください。

         追加

  結論から言うとフランス国内だけしか運転できないようです。残された手段は国際免許証またはフランスの免許を持った人、あるいはアイルランドに住んでいる人に運転してもらうこと。ケルトの好きな人、一緒に旅しませんか。

| | コメント (12) | トラックバック (0)

2006.01.29

ブレイス語大賞 Les Prizioù 2005

priziou  
  第7回目を迎えるブレイス語大賞Les Prizioùの授賞式がサン・マロを発着する客船Brittany-Ferriesブリタニー・フェリーの船上で行われた。これまで授賞式はこの授賞式はブルターニュ西部で開催されていて、今年はじめてHaute-Bretagneブルターニュ東部のサン・マロが会場になった。

  ブレイス語振興に役立っている6つの分野であらかじめ3つの候補が選出され、この日会場で受賞の発表があった。この様子はテレビ局France 3のブレイス語番組RED AN AMZERが公開録画し22日に放送された。

le prix du meilleur livre jeunesse en breton ブレイス語児童文学賞
le prix du meilleur livre en breton ブレイス語文学賞
le prix de la meilleure émission de radio en breton ブレイス語ラジオ番組大賞
le prix du meilleur film télé ブレイス語テレビ番組大賞
le prix du meilleur CD ブレイス語CD大賞
le bretonnant de l’année ブレイス語大賞

  voix この日e prix du meilleur CD ブレイス語CD大賞に選ばれたのはKanerion Pleuigner Choeur D'Hommes de Pluvignerだった。このCDは教会で歌われる聖歌の男性コーラスの歌声を録音したもので、2枚組、90ページもの詳細な解説が付いている。右の写真がそうである。

  このところずっとこのCDを聴いているのだが、bombardeボンバルドやorgueパイプオルガンの荘厳な響きと力強い歌声が素晴らしく、ブレイス語の魅力を再認識した。普段はそれぞれ農業、大工、技師などの仕事についている人たちなのだが歌うことに誇りを抱き、心底楽しんでいることがよくわかる。録音は以下の2ヶ所、la basilique de Sainte Anne d'Auray 、Pluvignerで行われている。

       参考資料

  Voix d'hommes à la cathédrale : sublime 歌声を何とか聴けないかと探したら、ライブビデオがあった。一番上のリンクをクリックすると、ビデオが始まる。
  Sainte Anne d'Aurayサン・タンヌ・ドーレイはブルターニュ最大のパルドン祭の行われるところ。その由来はここに書いている。

続きを読む "ブレイス語大賞 Les Prizioù 2005"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006.01.28

トリスタンと白い手のイズーが暮らした城

t_y   この週末、Carhaixカレという町に行くはずだった。ところが昨日電話があって、気温が下がって雪になりそうだから会議を3月に延期するということだった。この予報どおり、土曜の朝から雪が降っている。細かなパウダー状の雪が数センチ積もった。

  違うことをネットで調べていて、驚くような情報を見つけた。トリスタンと白い手のイズーが暮らした城はカレにあったというものだ。この町、本のフェスティバルで訪ねたことがある。そして車のバッテリー交換もした。でもそれだけで、町を歩いてはいないのだ。

  私はずっと、トリスタンが暮らしていたのはパンマルク岬のエクミュール灯台のあるところ付近の高台だったのだと考えていた。それでその灯台は2度訪ねた。「ここでトリスタンの命がつきたのだ」と感慨にふけったものだ。だがカレというのはブルターニュの内陸部にあるので、これまで全く考えたことがなかった。

  あわててトリスタン・イズー物語(Joseph Bédier)を取り出して読んでみると「トリスタンはカルエーをさして駒を駆った」と確かに書いてある。信仰と愛と    フランス中世文学集 1の記述「カレの聖トレムール」にも「ブルターニュのカレ」と注釈があるではないか。

    手元にあるfolio classique(André Mary)にもCarahès(Carhaix)という説明があった。すっかり細部を見落としてしまっているのだが、このことを調べた日本語の記述はまだ読んだ事がない。きっと誰かが調べているだろうが。ご存知の方はお知らせください。

  興奮してじっとしていられないので今すぐにもカレに行きたいところだが、午前11時の気温はマイナス4度。今年一番の冷え込みなので、週末はじっと家にいたほうがよさそうだ。日本に帰国してからこんなことを見つけたらくやしくて夜も眠れないところだが、ここはブルターニュ。自分の目で確認に行けるとは幸せだ。2月中旬に近くまで行く用事もあるし、それまでにもっとよく調べてから行くことにしよう。

  日本で手にはいるそのほかのトリスタンとイズー物語   トリスタン・イズー物語 説明はここから
  Tristan Et Iseult     Tristan and Iseult

| | コメント (6) | トラックバック (0)

2006.01.27

クイズ これは何の動物でしょう

her     これはキーホルダーなのですが、愛嬌たっぷりのこの動物、何だかわかりますか? 

  ヒント1、私はネズミだと思いましたが、そうではありません。
  ヒント2、ブルターニュに住んでいます。
  ヒント3、夏は茶色で、白いのは冬毛です。
  ヒント4、肉食でネズミや昆虫を食べます。時として自分よりも大きなウサギを襲うことも有り。

  答えは続きにあります。ちょっと考えてね。
  

続きを読む "クイズ これは何の動物でしょう"

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2006.01.25

俳優 伊原剛志の志して候う

4344990226
  購読しているメールマガジンのひとつに役者、伊原剛志さんの企業経営者としてのインタビューが載っていた。在日韓国人三世で高校卒業と同時に夜行列車で上京し常に妥協することなく人生を全速力で走り続けてきたそうだ。

  ネットで検索すると、ココログにブログを書いているではないか。そのブログ名が伊原剛志 志して候うで、正直に自分の人生を語っていて、ぐいぐいとひき込まれたので、全部読んでしまった。

  もちろんどんな商売でも本人の努力がないと成功しない。その彼の原動力になっているもの。それはきっと友達なのだろう。ここに出てくる人たちはみんな暖かくて、まっすぐで、そんな人たちと真正面から付き合ってきた伊原剛志さんの熱い信念が伝わってきた。「いい男だなあ」とにわかファンになった次第だ。

  私もいろんなところでアルバイトしてきた。おもちゃ屋にはじまって、喫茶店、レストラン、料亭、デパートの出納係、英数塾など。ある企業では夕方から夜にかけて受付兼事務兼喫茶をこなしていたこともある。短期のアルバイトは数え切れない。釣具や、住宅モデルハウスの案内、カットショーのモデル、畑仕事もやったなあ。

  喫茶店のオーナーは私にこう言った。「もっと挨拶に心をこめて言ってよ。自分が店をオープンしたと思って。じっと待っていてもなかなか客が来ない。はじめて客が来たらうれしくてたまらないから、笑顔でいらっしゃいませって言うだろう。それくらいの気持ちでね。そして、その客がまた来てくれたらありがとうございますって自然に口から出てくるだろう。それが客商売なんだよ」。

  文章を綴るということも同じだと思う。世の中には情報があふれている。その山のような情報を選択して書くわけだから、そこには書く人間の何らかの意思が働く。うるわしのブルターニュは私の独断と偏見で満ちているわけだ。それを何回も見てくれる皆さんに感謝しているし、なるべく知られていないようなことを書きたいと考えてきた。だから一般的な本に書かれているような観光案内を期待して見ていただいた方はそのような情報が少ないことに失望されただろう。

  ブルターニュで私が参加している講演会や各種催し物ではほかの日本人をほとんど見かけたことがない。だから私しか日本語で伝えることができないのだ。それを書くことも私の役割であると思う。これから日本に帰国したとしてもブルターニュと日本をつなぐことができないか、現在模索中である。日本と取引したいという企業も多いのだ。いずれはネットワークをつくってゆきたいが、まだどんな形になるかはわからない。
 
  またまた本題からそれて関係ないことを書いてしまったが、インタビューは下記からどうぞ。
  ドリームゲートスペシャルインタビュー 伊原剛志
  志して候う 上記の本が2006年1月26日発売開始! この発売を記念して母校の今宮高校(大阪市)で発売日に講演会を行うということだ。明日じゃない。近くの人は間に合いますよ。

| | コメント (3) | トラックバック (0)

ライブドア社長逮捕 フランスの反応 

  強制捜査からわずかな期間をおいての逮捕劇。フランスでは経営者としての側面と、選挙に立候補したことを同時に伝えている。Le FagaroのLe patron de Livedoor arrêtéライブドア社長逮捕という記事も小泉首相の写真を横において選挙の挨拶をする堀江社長の写真(AFP)を使用している。このページの下の部分にVidéo: Arrestation du PDG de livedoor堀江貴文社長逮捕のライブビデオというリンクがあるので、そこをクリックすれば、自動的にビデオがはじまる。ビデオでも街頭で選挙演説する姿が流れてくる。

  その理由のひとつがフランスの政治家のほとんどが超エリート教育、Grandes Ecolesグランド・ゼコール卒業者であるからだ。政治家はENA( L'Ecole nationale d'administration )エナと略される国立行政学院出身者が多い。政治を学んでいない堀江前社長を自民党議員が応援演説したというのがよほど奇異にうつったのであろう。

  先週から東証が処理しきれずストップしたことや、エイチ・エス証券副社長の野口英昭さんが死亡したことは報じられていたが、ひとつの会社の失墜が日本全体に大変な混乱を引き起こしたことで日本経済全体への信頼感がゆらいでしまったようだ。

  

続きを読む "ライブドア社長逮捕 フランスの反応 "

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2006.01.24

ブルターニュはアルコール、大麻使用No.1

cannabis
  今年は楽しいことだけ書こうと思っていた。でもそういうわけにもいかないようだ。いったん<ゆれるフランス>というメルマガをやめたのに、振り返ってみればメルマガを発行している時とあまり変わらない分量を書いていた。フランス全土に広がった暴動がおさまってからも日本には報道されないだけでレンヌではあらたな事件が起きている。

  いやこれはレンヌだけではない。フランス各地でレンヌと同様の些細なこと(機動隊との衝突、水砲や催涙弾の使用、車の放火)はたびたび起きている。1月21日、土曜日の地方紙Ouest Franceに載っていたカナビス関連記事が気にかかるので書き残すことにした。

  先週木曜日の午後11時30分から金曜日の明け方3時まで一般道路で行われた取り締まりで、車の中から30キロのcannabisカナビス(大麻)樹脂が押収された。これはPloërmel警察の押収レコードを塗り替えた。車には2人の人間が乗っていたのだが、取締りに気づいて徒歩で逃走し捕まっていない。30キロのカナビスの販売価格150000€(約2100万円)になるそうだ。

  大麻には習慣性はないし、日本の場合は第二次大戦後に取り締まられるようになったので、大麻の規制を撤廃してもいいという意見があることも知っている。「大麻とは、何か?」を参照のこと。アルコールにしても適度に飲んでいる限りには何の問題もない。夏に冷えたビールを飲んだり、チーズと一緒にワインを飲むのは人生の喜びのひとつでもある。

  だが、大麻を毎日吸うという人は、ほとんどほかの麻薬にも手を出している。アルコールを飲む量も生半可ではない。その費用を捻出するために通行人に金をせびったり、また万引きや軽犯罪が伴うケースが多すぎるのだ。「すみません。ビールを飲む小銭を下さいませんか」と何度呼び止められたかわからない。そう言う若者たちはすでに相当量を飲んでいることが見た目にもわかるのだから。

  フランスはヨーロッパで最もカナビスの消費が多く、ブルターニュはフランス国内でNo.1というありがたくない結果がある。上に挙げた地図は17歳以下の地域別カナビス使用者数なのだが、これを見れば一目瞭然だ。低年齢化が近年非常に問題となっている。国内には18歳以下で28万人のカナビス常用者がいるという。大人なら制御も可能だろうが13-14歳の思春期の若者たちが常用している現状は日本人の眼から見ると、やはり異常としか思えない。野外でスポーツをしたほうが健康に良いに違いないからだ。

  これまでは「ごく一部の若者だけだ」とか「好奇心が満たされたら自然とやめるようになる」とか楽観視されることが多かった。だが現実にアルコールとカナビスを大量に摂取し、車を運転するものだから、若者の交通事故が急増している。こちらもレコードが塗り替えられている。日本では想像もできないほど、乱用が目立つのである。「ただ何となく、ほかにおもしろいこともないから」カナビスにおぼれる思春期の若者達。貧しくてもキラキラした眼差しを持つアジアやアフリカの子供たちと、どうしてこんなに隔たりが出来てしまったのだろうか。


      参考資料
    
  「大麻とは、何か?」 Perfect TV モンド21 1996年12月放送
    心にはたらく薬たち―精神世界を拡げるために 小林 司 (著) 人文書院 1993
  www.drogues.gouv.fr フランス 麻薬の現状
  Dangers du cannabis : informer le monde scolaire 24 janvier 2006 Le Figaro

続きを読む "ブルターニュはアルコール、大麻使用No.1"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006.01.23

シラク大統領 核兵器使用について言及

  シラク大統領は、1月19日、ブルターニュの西部ブレストのロング島にある戦略海洋軍基地で演説を行い、核抑止力を重視していること、また特定国がフランスの基本的利害を冒すことがあれば、限定的核攻撃を行う可能性があることをはじめて述べた。

  さらに抑止核の使用は「領土保全、国民の保護、主権の自由」に加えて「戦略的備蓄の保障と同盟国の防衛」も含まれるので、欧州連合全体の共通防衛にも構想にいれると語った。

  この発言をドイツはトップニュースとして伝え、ベルリンではすべての政党が、シラク大統領のこの威嚇とは一線を画す態度を取った。英国、スペインの一部の新聞も非難している。フランス国内では緑の党と共産党は反発しているが、社会党のファビウス元首相は「基本的には合意する」と述べている。

  フランスは電力発電の8割近くを原子力発電でまかなっているのだが核兵器の使用についての言及はさけてきた。96年に核実験の中止を決定したのもシラク大統領であった。

核の抑止力の信頼性、安全性維持のため、95年9月から96年1月まで仏領ポリネシアにおいて6回の核実験を実施した。これにより、仏の核兵器の信頼性、安全性が確認されたため、シラク政権は96年1月に核実験の終了を宣言するとともに、2月には地上核兵器全廃、徴兵制廃止をはじめとする新国防政策を発表した。 フランス事情・日仏関係 平成8年11月7日 外務省

  だが一方で使用しない核ミサイルの保持費用として国防予算のうち三十億ユーロを毎年計上しており、潜水艦には核弾頭が搭載されていた。大統領はこの核弾頭の数を削減したことも明らかにし、柔軟、効率的に危機に対処する姿勢も示している。

  大統領の演説
  

Depuis 1964, la France dispose d'une dissuasion nucléaire autonome. Ce sont les enseignements de l'Histoire qui avaient conduit le général de Gaulle à faire ce choix crucial. Pendant toutes ces années, les forces nucléaires françaises ont assuré la défense de notre pays et contribué à préserver la paix. Elles continuent aujourd'hui à veiller, en silence, pour que nous puissions vivre dans un pays de liberté, maître de son avenir. Elles continueront demain d'être le garant ultime de notre sécurité.全文はここから Le Monde。

  続きには関連記事を貼っておく。

続きを読む "シラク大統領 核兵器使用について言及"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

オーストリアで盗品の金細工発見される

saliera
  「彫刻のモナリザ」とも称される「サリエラ」という塩入れが見つかったというニュースを読んだ。男を逮捕、金細工「サリエラ」回収 オーストリア(産経新聞 2006 01 23)時価5000万ユーロ(約70億円)以上する塩入れとはいったいどんな作品なのか、興味が湧いたので調べてみた。警報装置設置の仕事をしていた男が盗み、森に埋めていたが逃げ切れないと判断し自首したということだ。昨年10月に作品の一部は発見されていた。ウィーンで盗難の「彫刻のモナリザ」、一部を発見(日本経済新聞 2006 01 20 )

  これを作ったのはBenvenuto Celliniベンベヌート・チェリーニ(1500年-1571年)ルネサンス期イタリアの画家、彫刻家、音楽家。フィレンツェに生まれで父親はメディチ家で技師兼音楽家として仕えていた。ローマ、ボローニャ、ピサと渡り歩き、ミケランジェロを崇拝していたという。1535年フィレンツェでアレッサンドロ公による貨幣鋳型の注文をうけ4種制作したが、教皇パオロ3世の不興を蒙り、1538年から2年間サン・タンジェロ城に幽閉されたこともあった。

  1540年からフランソア1世に招かれて5年間パリに滞在し、イタリアに帰国してからはメディチ家のコジモ1世のもとで数多くの彫刻作品を残しているし、メディチ家に伝わる宝石を修復したとも伝えられている。パリのルーヴル美術館にある作品はここで見ることが出来る。

  2003年には切手も発売されているし、The Affairs of Cellini(Benvenuto Cellini)という映画も1934年に制作されていることがわかった。監督はGregory La Cavaである。

     参考資料

  このSalieraはKunsthistorisches Museumウィーン美術史美術館に展示されていた。美術館のホームページでは、発見されたSalieraが梱包を解かれている様子がトップページに載っている。それにしても塩はどこに入れたのだろうか。中央後部の杯の部分に盛ったのか。それとも彫刻部分はただの蓋なのだろうか。ホームページの写真を見て、想像よりずいぶん大きなものだとわかったので、蓋という可能性は高いと思うが。(美術館の作品説明では上記に書いた履歴の年代に少しずれがあるようなので、興味を持たれた方は再調査してほしい)。

  こちらの写真では彩色されている様子がわかる。反対側から眺めると、何だかヴェルサイユ宮殿の庭にあるアポロンの噴水に似ているように思えた。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2006.01.20

パリの3つの美術館 (モード・宝石・広告)

hommepare     フランスで最も有名なMusée du Louvreルーヴル美術館のすぐ横に3つの美術館がある。その入り口はRue de Rivoli リボリ通り107番地である。もしかするとルーヴル美術館と間違ってここを訪ねた人もいるかもしれない。わざわざここ目当てに行く人はそう多くはないだろうが、時間をさいて見に行く価値のある美術館なのだ。しかもルーヴル美術館が閉まっている火曜日もオープンしているから、パリ観光の日程に組んでみてはどうだろう。

  今週パリで半日だけ時間がとれたのでまずMusée de la Mode et du Textileモードとテキスタイル美術館に行った。ここは常設展示はなくすべて企画展示なのだが、4月末までの展示はL'homme paréであった。(このリンクの左側にあるDiaporamaというところをクリックすれば、自動的にスライドショーがはじまる)。「着飾った男性」とでも約せばよいのだろうか。17世紀から現在までの男性の洋服が紹介されていて手のこんだ刺繍やカッティングがほれぼれするほど美しかった。革命以前の夜会服の間にJean-Paul GaultierやJohn Gallianoなどが混在しモードの流行が実によくわかった。

catalogue-bijoux-ucad  その会場出口がそのままMusée des Arts Décoratifs装飾美術館の入り口になる。ここにLa Galerie des Bijoux宝石ギャラリーが新設されていた。中世から今日まで1200点の光輝く宝石が集められている。Rolexのメセナで実現したこのギャラリー。個人的にはl’Art nouveau期の宝石に眼が釘付けになった。リンクをクリックすればネット上でも詳細な写真と説明を見ることが出来る。

  さらに階段を登ればそこはMusée de la publicité広告美術館で、3月26日まで写真家
une exposition monographique consacrée à l’œuvre de Jean Lariviereジャン・ラリヴィエールの作品展をやっている。ルイ・ヴィトン、カルティエ、シャルル・ジョルダンなどのブランドの広告写真を手がけてきた著名な写真家だ。各展示室に本人のインタビュービデオがあったので、すわり心地のいいソファーに座って数十分間ビデオを見た。それぞれのブランドの仕事をするようになったきっかけや、撮影時の裏話など興味深いエピソードが語られていて立ち去りがたかった。パリに住んでいたら丸一日かけてゆっくり見られるのに少し残念だった。

  もっと作品を見たければphotosapiens.comに大きな写真があるのでどうぞ。私のお気に入りはPublicité Charles Jourdan, « Les jambes », 1991-1992シャルル・ジョルダンの広告写真だ。遊び心があってうきうきするような写真だと思う。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006.01.19

3月18日パリでケルトフェスティバル開催

st-p  毎年ブルターニュではLorientロリアンで大規模なFestival interceltiqueが開催される。昨年のフェスティバルには1日だけしか行けなかったのだが、町中がお祭り気分で盛り上がっていた。
40X60

  パリで行われるのがNuit de la Saint-Patrick à Bercy-Parisで、今年は3月18日である。開催を前に出演する歌手たちの大半が揃い、月曜日にパリで記者発表があった。写真の左側からJean-Pierre Pichard(演出)、Pascal Lamour(歌手)、Lann Bihoué(バガドゥ)、Nolwenn Korbell(歌手)、Solenn Boënnec(ダンサー)、Carlos Nuñez(歌手)、des Équipages de la flotteの順である。

  世界各地から150人以上のミュージシャンとダンサーが集まる文字どおりの音楽の祭典である。午後8時から11時半までがコンサートで、それからFest Nozと呼ばれるダンスパーティーになる。プログラムは次のとおり。ブルターニュまで来るチャンスのない人はぜひパリでこの熱気を体感してほしい。

  Début du spectacle à 20h00

Première partie
  Joueur de Didjeridoo
  Sofi Le Hunsec et sonneurs
  Lann Bihoué
  Danseuses irlandaises et Téada(アイルランド)
  Bagadou, cuivres et cercles
  Pascal Lamour, cercles et bagadou
  Sonneur écossais, bagadou, cuivres et cercles(スコットランド)
  Entracte

Deuxième partie
  Nolwenn Korbell
  Dominique Dupuis(カナダ)
  Carlos Nunez(スペイン)

 Fest Noz à partir de 23h30

  Sonneurs bretons
  Skolvan

 Fin du Fest Noz à 02h00

  今年出演する歌手はここに紹介がある。Carlos Nuñezカルロス・ヌニェスはスペイン・ガリシア地方出身で日本に何回も来日しているのでご存知の方も多いだろう。ブルターニュからはPascal Lamourパスカル・ラムールとNolwenn Korbellノルウェン・コルベルが参加する。Pascal Lamourは薬剤師だったが音楽への情熱からついに音楽を選んだという人だ。Nolwenn Korbellのことはここに書いた。

     参考資料

  Carlos Nuñez  公式ホームページ コンサートのビデオも見ることが出来る。ダイナミックで素晴らしい演奏をライブでどうぞ。"絆~ガルシアからブルターニュへほか日本で購入できるCDはたくさんある
  Pascal Lamour 公式ホームページ 歌の視聴もできるし、好きな曲があればダウンロード(有料)できる。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006.01.14

ブルターニュのオリジナル写真集

b     オリジナル写真集 La Bretagneをつくりました。これは私の人生の大先輩のために編集してプレゼントしたものです。今頃自宅に届いたころだと思います。仮にA氏と呼ばせていただきますが、パソコンを使用しないA氏にブルターニュの写真を見てもらうにはどうしても印刷本にする必要があったのです。

  A氏が私にとってはかけがえのない人であることは、ひとつの選択に書きました。癌の手術後も仕事はされているようですが、かんじんの私の約束は遅れたままです。いよいよがんばらないと・・・

  一枚だけではいい写真でも、横に二枚並べるとさっぱりだったりして、編集するのはとても悩みました。あそこも、ここも見てほしいけれど、枚数には限りがあります。写真集の内容はLa Bretagneをクリックすればネット上で見えます。

  写真の選択は大変ですが、作り方はとても簡単。ブログでアルバムをつくるのと手間は変わりません。仕上がりがとてもきれいなので、いろんな楽しみ方ができそうです。一眼レフでなくても、カメラ付き携帯電話の写真でも大丈夫です。誰でも手軽に出来るオリジナル写真集Photobackを利用しました。

  みなさん、結婚アルバムをつくったり、誕生会や旅行記を本にしたりしているようですが、どの本もとても素敵で見とれてしまいました。プレゼントするのにちょうどいいですね。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2006.01.13

ニコンの決断 フィルムカメラ部門撤退

  カメラの老舗メーカーNikonニコンがフィルムカメラ部門からの事実上撤退することを発表した。すでにフィルムカメラはニコン全体の売上高の2%程度しかないというから、時代の流れに従うしかないのだろう。根強いファンもいるので、わずか数年でそこまで売り上げが落ち込んでいるとは想像していなかった。フィルム一眼レフカメラで残るのはプロ向けの「F6」と入門機の「FM10」だけとなる。

  一方デジタル一眼レフカメラ市場では、キヤノンとニコンの2社で計9割近いのシェアを占めているから、企業としてはこちらに力を注ぐのはもっともなことだ。あと10年もたてば「カメラのフィルムって何のこと?」などと聞かれるようになるのだろう。

  私がはじめて購入した一眼レフカメラは「F3」だった。知り合いに連れられて専門店で中古カメラを購入したのだが、それでもレンズも含めると15万円くらいしたと思う。このカメラ、今は日本の友人に預けてある。デジカメのいいところは暗いところでも撮影できること。教会の中など暗くてもフラッシュを使えないところでは重宝する。

    現在使用しているのはNikon D70 デジタル一眼レフカメラ レンズキットである。家庭で使うにはNikon D50 ブラック デジタル一眼レフカメラ ダブルズームキットで十分だろう。もっといい写真を撮りたいなら、新商品Nikon D200 デジタル一眼レフカメラ が発売された。こちらは1000万画素と性能がよくなっている。

  私の「F3」もあと数十年もすれば珍品としてガラスケースに並ぶようになるのだろうか。それまで大事に保管しておこう。

ニコンがフィルムカメラ撤退 産経新聞01/13 01:13

| | コメント (11) | トラックバック (3)

2006.01.11

フランスで利子付き当座預金口座

    フランスでは日本の普通預金の代わりに、当座預金を持っていて、小額の買い物でも小切手で支払うことが多い。フランスでは従来利息付き当座預金口座が禁止されていたが、05年3月にla Cour européenne de justice欧州裁判所がこの禁止令を不当と判断したので、スペイン系のLa CaixaBankカイシャバンクが最初に導入した。

  それに追従するのがAXA FRANCEアクサ・フランスで1月20日から、 1%の利息が付く当座預金口座を発売する。また、同口座からの自動引き落としをしている保険契約があると、保険料が3%引きになるという得点もある。利息付き当座預金口座を他商品と組み合わせた商品はこれがフランスで最初なのだ。

  その後貯蓄金庫など国内の金融機関も利息付き当座預金口座を導入していた。なお、カイシャバンクの商品では預金額1500ユーロ以上にならないと利息(1.5%)は付かないのだが、アクサ・フランスの新商品では残高があれば 1%の利息が付く。

  金利自体は低いものの、それでも何もないよりはありがたい。どの銀行に口座を開くか選択の幅は広いほうがいい。

続きを読む "フランスで利子付き当座預金口座"

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2006.01.08

ブルターニュ音楽に新風を吹き込んだNolwenn Korbellノルウェン・コルベル

B0000ZI1DI
    Nolwenn Korbellノルウェン・コルベル、ブルターニュ音楽に新風を吹きこんだと賞賛され、Grand Prix du Disque 2004 ブルターニュでグランプリを獲得した彼女のアルバムがN'Eo Ket EchuC'est pas finiである。(リンクはAmazon France ここで視聴できる)。

  私は12月にブルターニュの特選新製品の説明会で本人と会う機会があった。このエントリーの写真にうつっている紅一点の女性がそうである。これまでほとんど彼女の歌を聴いたことがなかったのだが、それから遅まきながら彼女のCDを購入した。

  このアルバムを一言で言えば力強くリズミカル。ゆったりとした曲もあるのだが、同じ言葉が繰り返しでてきて、ブレイス語独特のフランス語と比べると硬質な音が強調されて耳に残る。歌詞には海、空、風などがふんだんにもりこまれ、美しいブルターニュの風景が目に浮かぶ。

  彼女は3月18日にパリで行われるLa Saint-Patrick à Bercy-Parisにも出演することが決定しており、今後の活躍が期待される。

      関連資料

  Le Grand Prix du Disque 2004, 2005 グランプリに選ばれたアルバム
  彼女の略歴を続きに掲載しておく。Missa Ichijyo, La Bretagne Splendide,Salon d'Hermine,france,news,フランス,ブルターニュ

続きを読む "ブルターニュ音楽に新風を吹き込んだNolwenn Korbellノルウェン・コルベル"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

英国と中国の二人のブロガー

  フランスでブログが増加していることを書いたところだが、ちょうどネット上では英国と中国の二人のブロガーが話題になっている。「国境なき記者団」は報道規制されている国ではブロガーだけが真のジャーナリストであると述べているが、こういう例があるとその意味がよくわかる。

  英国の元ウズベキスタン駐在大使だったCraig Murrayクレイグ・マレー氏が自分のblogで、過去にウズベキスタンにおいて行われた拷問によって得られた諜報情報を英国政府が活用していたことを述べている。外務省は他国で拷問によって得られた情報を使用することはないと否定しているものの、英国の新聞もその言動に注目している。

  中国ではジャーナリスト、趙京氏の人気ブログをマイクロソフトが昨年末に閉鎖していたという。
 

趙氏は、「安替」のペンネームでブログを主宰。昨年末、北京の人気大衆紙「新京報」幹部が更迭され、記者らが一時ストを実施した際には、更迭をブログ上で厳しく批判、同紙の不買などを呼び掛けた。共同通信

  閉鎖された経緯はわからないが、ファイルを保存していたらほかに移すことも可能だ。そういう私も長いことバックアップしていないので、エラーで消えてしまっても復元はできない。必要ならバックアップはこまめにしたほうがいい。

  追加情報 2006 01 19

YahooやGoogleなどの検索エンジンでも情報の検閲や監視に協力している実態が明らかになってきており、特定の言葉は検索できない仕組みが組み込まれているようである。くわしいことは下記のリンクから。
中国のネット検閲をめぐって--「国境なき記者団」の考え CNET Japan

 

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2006.01.07

フランスのブログ普及率

  1月3日付けのLe Mondeル・モンドによるとフランス人の10人に1人がブログを持っているそうだ。350万人が利用しているSkyblogスカイブログでは毎日10000~15000の新しいブログが誕生しているらしい。

  ブログを持っている主な年齢層は13~24歳だそうだ。ブロガーの8割が24歳以下というから、日本より年齢層が低いようである。さらに英国では90万、ロシアでは80万しかないそうだから、フランスのブログ普及率は爆発的に伸びている。またブログは新しいコミュニケーションツールとして、ラジオなど他のメディアも巻き込みはじめている。

  報道の自由と「国境なき記者団」というエントリーで「国境なき記者団」が昨年9月22日Guide pratique du blogger et du cyberdissident ブロガーおよびサイバー反体制派のためのガイドブックを発表したことを書いたことがある。目的は人それぞれだろうが、自分の見解を自由に発言できることは素晴らしいことだ。あとは変なトラックバックさえ来なくなればいいのだが・・・

  

続きを読む "フランスのブログ普及率"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006.01.06

アフリカ映画 『ホテル・ルワンダ』と『ダーウィンの悪夢』

B0006SST9A  HOTRL RWANDA『ホテル・ルワンダ』は1994年にルワンダで大虐殺が起きたとき、ひとりの男性の良心と勇気が、1200人の命を救うことにつながった実話をもとに制作されたものだ。ちょうど明日シンポジウム・チャリティ試写会があるそうだ。無料なので、近くの人はどうぞ。 写真はHotel Rwanda サウンドトラック

今、アフリカで何がおこっているか 『ホテル・ルワンダ』のメッセージ シンポジウム・チャリティ試写会

日 時 :  平成18年1月6日(金) 午後3:30~8:00 (開場 午後3:00) 
場 所 :  有楽町朝日ホール 
(〒100-0006 東京都千代田区有楽町2-5-1 有楽町マリオン11F Tel.03-3284-0131) 
出演者 :  ポール・ルセサバギナ(映画主人公モデル)
松本仁一(朝日新聞編集委員)
武内進一(アジア経済研究所 アフリカ研究グループ長)
篠田英朗(ピースビルダーズ・カンパニー代表/広島大学平和科学研究センター助教授)、他 
ピースビルダーズ・カンパニー


フランスでは右のようなDVDが発売されている。
B000C4ADHYHotel Rwanda
日本で手にはいる映画の原作本 Hotel Rwanda: Bringing The True Story Of An African Hero To Film



  タンザニアのドキュメンタリー映画DARWIN’S NIGHTMAREについてはこれまで何回か述べてきた。この映画は数々の映画祭のグランプリを受賞した作品で、昨年10月の山形国際ドキュメンタリー映画祭で、審査員特別賞とコミュニティシネマ賞を受賞したこともこちらでお伝えした。

  2006年1月1日発売の季刊『前夜』6号第三世界という経験という特集を組んでいるのだが、ここに『ダーウィンの悪夢』の映画監督 フーベルト・ザウパー氏のインタビュー記事が載っている。監督自身、自分がタンザニアに行くまで、その悲惨な現状をあまり把握していなかったそうだ。それから映画に出てくる人々とじっくり付き合い、長い準備期間をかけて撮影した、まさに魂のこもった作品であることがよくわかった。『前夜』は全国の書店で発売中だ。

  この記事をわざわざ送ってくれたのはアフリカ情報通信の吉田さんである。ありがとうございました。とにかく知ることからすべてがはじまると思う。Missa Ichijyo, La Bretagne Splendide,Salon d'Hermine,france,news,フランス,ブルターニュ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006.01.03

21世紀最初のエネルギー戦争布告される

    « La première guerre du XXIe siècle est déclarée.»21世紀最初の戦争が布告された。Le Mondeル・モンドの社説はこんな物騒な書き出しではじまっている。いったい何が起こったのか。

  その主役はロシアのウラディミール・プーチン大統領である。プーチン大統領は元旦にウクライナ向けの天然ガス供給を停止した。これまで、ウクライナはロシアから旧ソ連時代に定められた安い価格で天然ガスを購入してきたが、ロシア側が価格を4倍以上に値上げすることを主張し、その後交渉が決裂したためである。だが厳寒の地でこんな時期に天然ガス提供がとどこおれば、生活に支障がでないはずはない。

  ロシアは世界一の天然ガス生産国である。欧州連合は天然ガスの約4分の1をロシアに依存しており、そのほとんどがウクライナ経由で供給されている。だからプーチン大統領のこの措置はロシア・ウクライナ間だけの問題ではないのである。実際にフランスでは約3割の供給量が減少し、オーストリア、ハンガリー、スロバキア、クロアチア、ルーマニア、ポーランドなどでも影響があった。70年代のオイルショックを想起させるこの強行手段に各国はすぐに反応し、現在欧州での供給量は回復に向かっている。

  だがロシアとウクライナの交渉は今後どのような展開になるかはわからない。天然資源に乏しい国にとっては政治的な駆け引きが必須で、どの国でも頭を悩ませる問題である。

     関連資料

  Ukraineウクライナの基礎データ(外務省)
  Près de quart du gaz européen passe par l'Ukraineウクライナを経由するパイプラインの地図

      追加情報

  当初ロシアは1000立方メートルあたり230米ドルを要求していたが、実質95ドルで5年間ウクライナに供給することで4日に両国が合意した。詳しいことは朝日新聞Le Mondeで。

続きを読む "21世紀最初のエネルギー戦争布告される"

| | コメント (5) | トラックバック (1)

2006.01.02

年の初めに

2006

 
spe1
    Meilleurs Voeux de Bonheur(フランス語)
  Bloavez Mat(ブレイス語)

  新しい年が穏やかにあけました。皆様のご多幸を祈ります。紛争やテロが話題に上らず、静かな年であってほしいです。

  年の暮れは毎年恒例の音と光のスペクタクルを楽しみました。市役所前広場はたくさんの人で前が何も見えないので、友人と自分の住まいから眺めることにしました。
spe2
  昨年買った愛用のカメラNikon D-70のおかげで、少々遠くからでも写真が撮れました。舞台では魔女たちが走り回っています。色とりどりの花火が頭上に上がり、ちょうど12時を時計が指すといっせいにわっという歓声が沸きあがりました。

  日本ではたいてい3日までお正月気分でしょうが、フランスではクリスマスがメインで、1月2日からいつもどおりの生活に戻ります。

  一期一会の出会いを大切に、今年もブルターニュにどっぷり浸りたいと思いますので、よろしくお願いいたします。Missa Ichijyo, La Bretagne Splendide,Salon d'Hermine,france,news,フランス,ブルターニュ

| | コメント (8)

« 2005年12月 | トップページ | 2006年2月 »