
夜12時すぎからさらにひどい状態になって時折光が闇に光る。ガラスの割れる音、爆発音が絶え間なくこだましている。窓からのぞくと騒いでいるのは100人たらずのようだ。(私の住まいからは広場の一部しか見えないので想像するしかない)。女性のかんだかい声もまじっている。
12時35分、なんだか室内でも息苦しくなってきた。(あとから考えると催涙弾の影響だった)。市役所前広場にCRS(共和国機動隊)がおどり出て、いっせいに催涙弾が発射された。若者たちが拘束されて連れてゆかれる。テレビ局のカメラマンがそれを撮影している様子が見えた。写真は窓を開けて身を乗り出し自宅から撮ったものだ。右端が2人の隊員が若者を連行しているところである。中央に透明の盾を手に歩いているCRSの姿もある。(右手前の黒い部分は壁)。
私もカメラを持って写真を撮りに行こうかと廊下に出たのだが下に降りるに従って催涙弾の煙が充満していて喉がおかしくなったので階段の途中で引き返した。建物の中でさえダメだと感じるくらいだから、これはそうとうな量の催涙弾が使用されたようだ。
やっと騒ぎはおさまったかのように思えた。ところがこれはいたちごっこのようなもので、CRSが遠ざかると逃げていた若者たちはどこからともなく戻ってくる。1時すぎになるとまたしてもロックコンサート並みの煩さとなる。異なるのはガラスの割れる音が加わっていることだろうか。1時半ごろ、また数十発の催涙弾が軌跡を描きながら落ちてゆくのがはっきり見えた。闇の中だと破裂する際にまるで花火のように火花が散るものだとわかった。煙であたりが白くかすんでゆく。これでは防弾マスクでもないと外には出て行けない。
午前2時。まだ話し声は聞こえるがたぶんこれで今晩は終わりだろう。そこにいたのはたぶん大学生だろうが高校生もまじっていたかもしれない。午後8時ごろ、すでにガラスの破片があたりじゅうに散乱していたので、明日の朝は掃除が大変だろう。若者たちは瓶を投げるだけなのだから・・・
追加情報
昨日の夜、市役所前広場では学生たちはdes cocktails Molotov火炎瓶を投げたという。光が見えたのは火炎瓶だったのだろう。レンヌでは20人以上が身柄を拘束された。ショーウインドーを破損された店舗や傷つけられた車が多数あったようだし、住宅火災もおきたようだ。私は机に向かって仕事をしていてずっと窓から眺めていたわけではない。でも動きがあれば叫び声や爆発音が聞こえるので、窓から外を覗くわけだ。昨日ここに書いたことはすべて自分の目で確認したことばかりだ。
パリではカルチェ・ラタンを舞台として学生たちとCRSが激突し、多くの店舗が襲われている。極右政党の青年部Front national de la jeunesse (FNJ)の 187人が捕まっている。車がひっくり返され燃やされている映像をテレビで見た。またル・マン、サン・ブリユー、モルレー、アンジェ、リモージュの駅で7便のTGVが遅れ、4本のローカル列車が運行を中止した。明日もデモが行われるので、混乱が予想される。
Des heurts violents à Paris et Rennes Ouest-France du vendredi 17 mars
Des militants d'extrème-droite interpellés
その8に続く