レンヌで学生が大学閉鎖 その5 3月9日、日中の様子
1968年以来始めてだというパリ、ソルボンヌでの封鎖はすでに終了したようだが、フランス西部ではレンヌ、ナント、ブレスト、アンジェ、ル・マンの大学が封鎖されたままだ。
レンヌでは9日午後と夜、2回のデモが行われた。午後約2000人の大学生、高校生がメトロ(地下鉄)を占拠しようとし、そこから町の南や東に移動後リベルテ通りでCRSと衝突、瓶や石を投げてあばれたので催涙ガスが使用された。(メトロは混乱をさけるため一番乗り降りの多いレピュブリック駅を閉鎖した)。
夜も学生たちはレンヌの町を迷走しブルターニュ広場で午前1時半ごろまで騒ぎは続いた。ここでも催涙ガスが用いられ、車や商店のガラスが割られるなど被害にあっている。このとき3人の若者が身柄を拘束されたようだ。
ひとこと言い添えるが、大学封鎖は学生たちが週に一度程度行っている討論会の後の多数決で決定されており、閉鎖に反対する人数が増えれば解除することになっている。だが大学に集まっているのは反CPEの学生たちばかりで、結果的に封鎖が続いているわけだ。来週月曜日には採決が行われるはずである。
この木曜日、私は朝から一日中レンヌを離れていた。帰宅した午後10時から11時すぎまで、市役所前広場では耳をつんざくような大音響で音楽が演奏されていたのだが、留守をしていた間の仕事がたまっているので全く外には出ていけなかった。まだまだ予定がぎっしりで今日はついにナント行きをキャンセル、明日はカレまで行き雪で延期になった会議に出席しなければならない。レンヌのことを詳しく伝えられなくて申し訳ない。
その6に続く
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コメント
こんばんは。風刺画問題の記事のときは挨拶しそびれてしまいました。
反CPE運動の現地から詳細な情報、続報も楽しみにしています。
今度はこちらからリンクをはらせてもらいました。
TBしようと思ったのですが記事が続いているのでどちらにしようか迷ってしまって...
投稿: fenestrae | 2006.03.12 07:30
fenestraeさん。こんにちは。
どこにでもTBしていただいていいですよ。シリーズにするつもりはないので、早く終わってほしいです。
アイルランドのことを書きたいのに・・・ 今から西に向いて久々に長距離ドライブしてきます。
投稿: 市絛 三紗 | 2006.03.12 16:54