脳を若返らせるプログラム発売
不思議な夢を見ていた。どこかの美術館で白い大理石の彫刻を見ていた。するとその彫像たちが話しかけてきた。話すだけではなくて手や足が動きだした。その会話はとてもおもしろかったのだが覚えていない。やがて美術館の係員がこちらに近づいてきた。すると彫像たちは急いで動きを止め、しゃべるのもやめてしまった。しばらくすると閉館時間になったので外に出た。
通りを歩いているとあるビルの前(アイルランドにあったビル)で目が留まった。中国、西安で出土した兵馬俑のように茶色で3メートルくらいある巨大な像がそのビルを警備していて左右に動いているのだ。でもこの像は偽物で中に人間がはいっているのだと思った。私は通りの反対側にいたのだが、その様子を写真に撮ろうとカメラをバックから取り出した。こちら側の壁にも立体彫刻があって、彩色された彫刻が壁から身を乗り出すように突き出ている。それを見て、「あれ。これは前に見たことがある」と思った。雨が降っていてカメラが濡れたので、レンズを拭いていたら電話がかかってきて起こされた。電話はとろうとしたら切れてしまったので頭の中でこの夢を反復していた。
普通は夢の内容を覚えていないが、途中で起こされるとこのように覚えていることもある。彫像たちが話しかけてきたのは、私の願望がなせる業、兵馬俑は大英博物館でちらっと見た、中国、韓国エリアの残像なのだと思う。3月はフランス、アイルランド、イギリスと美術館めぐりをしたが、こんな夢を毎晩見ているのなら寝るのも楽しいなあ。ちょうど内田樹さんが「夢もまたしばしば願望充足のための機能を果たしている」と反復の快に書いているが、「トラウマ的経験の原点にある光景を繰り返し夢に見て、驚愕して目覚める」こともある。
ところで脳の機能を高め若返りできるソフトウエアがアメリカで発売されたというではないか。Posit Scienceという会社のトレーニングプログラムである。音の認識システムを利用するもので、音の違いをクリックするスピードで脳の処理速度を計測するしくみ。日常生活で会話を通して音を情報として取り入れているから、その認識速度で判断しようというもの。平均的な聴覚処理速度は、20歳代が68ミリ秒で、40歳代になると87ミリ秒、そして60歳代になると106ミリ秒だそうだ。
実は2年くらい前からもの忘れが激しくなってきた。「ほらほらA社に勤めていて、ラグビーをやっていて、おとといCさんの家で会った人」という具合に他のことは覚えているのに名前だけ霧のかなたに消滅してしまっている。日本人の名前でさえ忘れるのだから、フランス人の名前はさらにひどい。この「人名健忘症」、脳が退化している証拠なので内心ビクビクしている。さっそくオンラインテストに挑戦しようとしたのだが、なぜだかできなかった。でもThe Brain Fitness Programを試すことはできた。音程の高低を聞き分けたり、「誰がどこに出かけた」という文章を覚えているかどうかを確認するのだ。
特に高齢者には有効で、同社の8週間のトレーニングに参加しただけで神経認知機能と聴覚記憶が向上し、平均して10歳は若返ったという。フランスの本屋にはSudokuコーナーまで出来ていて私もちょっとだけ試したが、もともとこのようなパズル形式のものは苦手なので、音で聞くほうが自分にはあっていると思う。
参考:脳の回転の速さを測れるウェブサイト、米国で登場 CNET
| 固定リンク
「パソコン・インターネット」カテゴリの記事
- Le retard de Pokémon Go en France フランスのポケモンGO 配信遅れ(2016.07.24)
- The Book of Kells Free to View Online ケルズの書をオンラインで見る(2014.01.08)
- 無料でフランス語のスペルチェックをする方法 その2(2013.08.23)
- パソコントラブル続いています(2012.12.19)
- フランス語の発音がわからない時に使える便利なサイト(2010.12.21)
この記事へのコメントは終了しました。




コメント
脳の活性化の情報ありがとうございます。名前を忘れがちなので、この情報を生かしてみたいと思います。
夢の部分の文章、とても不思議で、きれいです。私があえて言うのも変で、おこがましく、失礼なほどですが、とてもきれい。この頃、レンヌの暴動の記事ばかりで、ブルターニュさんらしくなくなっていたからかもしれません。
また、これまでをまとめて解りやすくしてくださりありがとうございます。くれぐれも気をつけて!
投稿: 豊田恵子 | 2006.04.09 21:25
こんばんは
本当はもう少し長い夢だったのです。はじめはバスに乗っていて、「帰ってきた」はずなのにバスが見知らぬ通りへ進んでゆくところでした。
それから最後はカメラのフードに水がたまっていて下に向けたらジャーと水が落ち、もう一度下を向けると、またまた水がジャー。手品じゃないので、水があふれ出るはずはないのですが、夢なので無制限。コミック映画みたいでしたよ。
投稿: 市絛 三紗 | 2006.04.10 00:11