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2006.04.13

混乱の続くレンヌ第二大学

  つい数時間前、レンヌ第二大学では投票が行われ、大学封鎖が解かれたことを書いたばかりだ。水曜日から授業も始まっている。教師たちは遅れてしまったカリキュラムを消化するため、土曜日も補習をしようと前向きに計画しているらしい。

  これで、レンヌはもとにもどったはずだった。ところがレンヌ第二大学に留学しているシリア人の友人からさきほど驚くような事実を聞いた。彼女が授業を終えて校舎から出ると、大学閉鎖を続けたい学生たちが月曜日と同じ場所に集まり、「投票は無効だからもう一度挙手で意思を確認してほしい」と学長にせまっていたのだそうだ。学長が「投票は有効である」とマイクで話していると突然男子学生がマイクのコードを切断したのだという。

  それから大変な騒ぎとなり、次に女子学生が学長になぐりかかったそうだ。「私は後ろのほうにいたから何が起きたのか見えなかったけれど、別の友達がそう言った。秩序というものが欠如していて、どうなるのかわからない。彼らの考え方はわからない」と話してくれた。これは午後8時くらいの出来事だ。

  そのあと学長は「明日の朝8時に」と打ち切ったそうだが、正規の手続きをとって投票されたのをやり直しとは筋が通らない。「学長がかわいそう」と彼女がつぶやいたが、そう思うのは外国人だけなのだろうか。

   追加 2006.04.14

    France2によると13日木曜日、学長は大学の閉鎖にふみきった。10日の投票で「封鎖解除」が優勢となったので授業が再開されたのだが、機会平等法やCNE(Contrat Nouvelle Embauche)にも反対する学生たちが大教室の封鎖を続け、授業ができないのだ。

Le président de Rennes 2 a ordonné jeudi la fermeture de l'université en raison de la tension entre étudiants.Malgré un vote en faveur de la levée du blocage, des étudiants qui veulent le retrait de l'ensemble de la loi sur l'égalité des chances et du CNE bloquaient les amphis. France2

   ナント大学ほか17の大学で一部が占領されているが完全に封鎖されているのは次の4大学だけとなった。Grenoble II et III, Montpellier III et Toulouse II.

    続報 2006.04.20

   レンヌ第二大学では連休あけの18日から授業が再開されたが、大学構内はコンピューターなどの備品が破壊、盗難にあったり、壁中にペンキが塗られたりしてひどく荒らされておりその被害額は100000ユーロ(1400万円以上)になる。同じくパリのソルボンヌは1500000ユーロ、ナント大学でも4~50000ユーロの被害があったと概算がでている。

  「ゴミ箱が投げられたり、火事の警報がなったり、テ-ブルでバリケードが築かれたり、そんなちょっとした授業の妨害はあったけれど、慣れているからなんでもない」とさばさばしたレンヌ第二大学の学生たち。長すぎる待機が終わり、すぐに期末試験がせまっている。

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