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2006.05.05

ブルターニュの城 ブルバンセ城

Bourbansais_f
  レンヌからサンマロに向かう高速道路を北上する。途中に城の絵が描かれた看板があるので高速を降り、右に曲がると数分でChâteau de La Bourbansaisブルバンセ城に着く。現在の城は16世紀終わりから17世紀はじめにかけて建築されたもの。当時流行していたルネサンス様式の城だ。上の写真は城を正面から眺めたもの。他の写真は右の欄のFlickr写真アルバムからどうぞ。

  ロワール川のほとりにも多くの古城があるが、ほとんどがフランス革命直後に略奪されたり、破壊されたりしていて当時のまま残っている城はほんの数ヶ所しかない。ブルバンセ城も襲われた。だが城内は破壊をまぬがれた。なぜなら当時の城主がおいしいワインをたくさん地下に貯蔵してあったので、しこたまワインを飲みいい気分になった暴徒たちはよっぱらってそのまま帰ったのだという。

  こうしてブルバンセ城は中世のタペストリーや鏡など貴重な品々を無傷で守ることができたのだ。敷地内で見つかったガロ・ローマ時代の金貨や彫刻のある石版などもさりげなく飾られている。テーブルセッティングしてある部屋にはバカラの巨大なシャンデリアが輝き、先祖代々伝わる銀食器が華やかさをひきたてている。

  4月から9月まで毎日タカ狩りと、シカ狩りのデモンストレーションが行われるのだが、見事に訓練されたタカや猟犬の動きは見事だ。実際の狩りに参加したことは以前豊かな森フォンテンヌブロー 伝統の狩りで紹介したが、深い森の中で獲物を見つけるのは容易ではないし、追い詰めるまで銃は使用しないので収穫のないことのほうが多いそうだ。

  この城の敷地は100ヘクタールあり、動物園が併設されている。ライオン、トラ、ヒョウ、ヨーロッパオオカミ、キリン、シマウマなどおなじみの動物に加えて、日本名を知らない珍しいサルがたくさんいる。どの動物も毛つやがよく、繁殖率がとても高いそうだ。もう長いこと動物園に行ったことがなかったので、時間を忘れるほど楽しかった。

  以前は城内に2部屋客室があったが現在は宿泊できない。だが門を入ったところにあるGitesと呼ばれる民宿を城主の家族が経営している。こちらはちょうど改装中で内部を見ることはできなかった。

  Château de La Bourbansais ブルバンセ城
    Le Lézard Tranquille 宿泊一人40ユーロから

     参考資料 敷地の広さ比較

  皇居全体で230ヘクタール
  ニューヨークにあるセントラルパーク340ヘクタール
  ロンドンにあるハイド・パークとケンジントン・パークを合わせて310ヘクタール

  城のホームページが変更されていたのでリンクを変更した(2007 07 18)

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コメント

いよいよ登場ですね。楽しみにしていました。

ワイン蔵の話、今となるとほほえましいですね。
でも確かに、美味しいワインをしこたま振舞われたら、革命なんてどうでもよくなってしまいそうです。

投稿: ウォンバット | 2006.05.06 22:43

こんにちは。

革命後に城や教会を破壊した人たちは革命政府に金でやとわれていたケースも多いのです。

領主と民衆の関係が良好な場所ではごく稀に破壊されなかったこともあります。

投稿: 市絛 三紗 | 2006.05.07 02:39

こんにちは。

なるほど、革命もお金がなきゃできないのですね。

投稿: ウォンバット | 2006.05.07 12:28

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