ミシュラン社の社長、海で水死
世界中に従業員13万人がいるフランスのタイヤメーカーGroupe Michelinミシュラン社(ホテル、レストランなどのランク付きガイドブックMichelin 2006 Red Guide France: Hotels & Restaurants も有名))の社長、Édouard Michelinエドアール・ミシュラン氏(42)がブルターニュで釣りをしていて亡くなった。
1999年から同社の社長に就任。この時フランス上場40社(CAC40)では最年少社長だった。金曜日にGuillaume Normant氏と二人で釣りに出かけたまま行方不明になり、遺体は日曜日の朝、海中で発見された。
場所はla Pointe du Razラ岬の沖合いにあるl'île de Seinサン島の近く。エドワール・ミシュラン氏はブルターニュの風景を好み別荘を持っているので、休暇の度にブルターニュを訪れていた。付近は岩場が多い危険な場所ではあるものの、天候は悪くなかった。
SOS信号も発信されておらず、目撃者もいない。まだ詳しいことはわからないが、死因は凍死である可能性が高い。すぐに救助できれば助かっていたはずだ。同乗していたノルマン氏(44歳)は子供のころから船を操り、ブルターニュの海を誰よりもよく知る海の男だった。それだけに関係者のショックは大きい。
この突然の訃報にフランス経済界はショックを隠せない。月曜日、ミシュラン社の株価は1.7パーセント下落している。なおF1通信にミシュラン氏の経歴がのっている。
Raz de Sein. Edouard Michelin périt en mer Le Télégramme
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コメント
ミシュラン氏、若かっただけに非常におしまれていますね。私も関連エントリーしましたのでTBさせていただきました。
投稿: ふらんす | 2006.05.30 17:30
こんにちは
ブルターニュ西部、フィニステールに家があって、よく来ていたそうです。地元の人たちもみんな顔なじみ。
それだけに、このニュース、非常に反響を呼びました。このような事故がおき、とても残念です。
投稿: 市絛 三紗 | 2006.05.30 20:28