フォー・ラ・ラット、ケルト夜想曲
Les Nocturnes Celtiques de Fort-la-Latte「フォー・ラ・ラット、ケルト夜想曲」というイベントに出かけた。7月19日から8月17日まで毎週水曜日と木曜日にミュージシャンが音楽を演奏し、語り部たちが話をするという催しだった。時間は午後9時から真夜中まで。

Fort-la-Latteは中世のころにつくられた要塞で、19世紀になると見捨てられていたのだが、その後修復された。上の写真は塔の上から見下ろしたところだ。すぐ横に海が迫る光景は中世のころから何ら変わっていない。映画のロケ地として好まれ、何本もの映画が撮影されたのもうなずける。
Iniskisという3人組みのグループの演奏が始まった。日の入りは午後9時すぎだが、夕立が降ったのであたりはすでに薄暗い。アイルランドやスコットランドの音楽に入場をまちわびた観客から拍手がおきた。
野外に設けられた別のステージではSylvain Cebron de Lisleが神秘的な物語を語っていた。
次にケルティックハープを聴く。lydwenというハーピストが海に暮らす妖精の物語を演奏した。8月になってから、7月の暑さがうそのように肌寒い日が続いている。大きな暖炉に焚かれている火が心地良いほどの冷え込みなのである。

塔の中ではFort-la-Latteでどのように映画のロケが行われたかを回想するドキュメンタリーが放映されていた。メインで紹介されていたのは「バイキング」という作品。カーク・ダグラスが製作総指揮・主演で、北欧の沿岸地帯を荒らしまわったバイキングの波乱万丈の生涯を描いたスペクタクル大作なのだが、英国・ノーザンブリア城攻めの迫力あるシーンがここフォー・ラ・ラットで撮影されたのである。硬く閉ざされた城の門を巨大な木を使って打ち破ったシーンを撮影した時の秘話が語られていてとても興味深かった。
Fort-la-Latteフォー・ラ・ラット ホームページ 一部日本語あり
今年のイベントはこれで終了したが、毎年行われているので機会があれば来年おとずれてほしい。
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