« Le Blog de Jacques Chirac シラク大統領のブログ | トップページ | 南仏の旅 »

2006.09.04

イワシアレルギーとアニサキスアレルギー

  子供のころ、週に1度はイワシを食べていました。隣のおじさんの趣味が魚釣りだったので、いつも釣りたての魚を持ってきてくれたのです。

  ところが、今から7年前。突然イワシアレルギーになったのです。食べてから数時間後に発疹などの症状があらわれたのですが、病院で注射をしてもらい寝ていました。でも症状は悪化し、40度以上の高熱、そして全身が赤ワインのような色に腫れ、皮膚は世界地図のようにでこぼこに盛り上がりました。

  そのまま入院し、体中に氷をのせて熱を冷ます有様でした。クリスマスも病室で過ごすことになったのでした。病室があいていなかったので、整形外科の患者さんと6人部屋でした。結局10日間入院しました。それからこれまで、好物のイワシを食べていません。イリコだしでさえも使っていないのです。医者から抗体ができているので、次にアレルギーが起きると命にかかわると脅かされたからです。

  でも5年前、イタリアのサルディーニア島を旅したときに、バイキング形式の食事で発疹がでて、夜中の2時に病院へ行き、おしりに注射された苦い思い出もあります。その時、イワシのフライらしき料理があったのですが、さすがにそれは食べるのをやめたのです。ほかの魚を選んだのですが、反応がおきたのはたぶん同じ油で調理したからでしょう。

  アレルギーは身体の外側だけではなく、例えば気管支にも炎症がおきるので最悪の場合呼吸困難で命を落とすということです。先日もレストランでイワシ料理が出てきましたが、泣く泣く交換してもらいました。あと数日で南仏(コート・ダジュール、ラングドックルシオン、ミディ・ピレネー)に行きます。

  ここの名物のひとつがanchoisアンショワ(カタクチイワシ)なのです。数日前スーパーで酢漬けを見つけ清水の舞台から飛び降りるつもりで買ってみました。2日間、迷いに迷ったあげくさきほど食べてみました!!とてもおいしかったです。

  もし、反応がでるとすれば、あと5時間後くらいでしょうか。アレルギーの薬を用意してあります。(もう賞味期限切れなんですが・・・)これでもし発疹がでたら、悲しいのですがもう二度と食べません。もし何ともなければ、アンショワを心ゆくまで食べられます。ほかの人から見れば「イワシなんてどうでもいい」ことでしょうが、数年ぶりに口にしたカタクチイワシ、もっと食べたいです。人体実験の結果はどうなるでしょうか・・・

    < 追加 >

  朝になりました。夜中に医者に行くこともなく無事です。イワシはフランス語ではsardineサーディンと言います。ブルターニュは漁業が盛んですから市場でもたくさん売っています。入院してからこれまでずっと食べませんでしたが、anchoisアンショワはあやまってこれまでもほんの一口ですが食べたことはあったのです。違う種類の魚だと思いこんでいたのですが、数日前ガイドブックを読んでいて、anchoisアンショワがカタクチイワシであることを知りとまどっていました。まだびくびくしていますが、もう食べてもいいのでしょうか・・・

    < 別のアレルギーでした >

  数年後病院でアレルギー検査を行いました。するとイワシアレルギーではなく、アニサキスアレルギーだったのです。アニサキスとはアジ、ニシン、イワシ、サバ、サンマ、ハマチ、スケソウダラ、イカなど海の魚に寄生する糸状の寄生虫です。アレルギー反応は熱を加えてもおこるのでカマボコなどの加工品にも反応するとわかりました。イワシアレルギーならほかの魚さえ食べなければ大丈夫ですが、アニサキスが原因ならアレルギーの危険因子が広がったわけです。でも魚が好きなので、いざという時のためにアレルギーの薬はいつも持つようにして魚は食べています。イワシのせいだと思い込むのは危険ですから、病院でアレルギー検査してくださいね。

|

« Le Blog de Jacques Chirac シラク大統領のブログ | トップページ | 南仏の旅 »

コメント

三紗さん

こんにちは。
「好きな食べ物なのに、食べれない」って、拷問のように辛いですよね(笑)。私の場合、アレルギーではないのですが、牡蠣が食べられません。一度、日本で鮮度の良くない牡蠣にあたって以来(夜中に、3時間吐き続けました…。)、何度か試してみましたが、きまって発作のように吐き気と腹痛が…。なので、もうかれこれ4年ほど食べていません。でも、いつか私も克服したいなーと思っております。

投稿: ajisai | 2006.09.04 19:02

市絛 三紗さま

初めまして。
残酷なようですが、食べられない方がいいかと。私はハムやベーコンなどの豚肉の加工品アレルギーです。過去、蕁麻疹騒動を数回やらかして、10年食べずに、もう大丈夫と思って、去年夏、数回食べたら、半分死にかけました。油断禁物です。抗体が出来てしまうと、もうダメみたいですね。

ブルターニュに憧れていて、拝見させて頂いております。今年春、行けるはずだったのに、怪我で断念。そのかわり先月、アイルランドに行って来ました。いずれブルターニュに上陸したいです(o^-^o)

投稿: ちびろ | 2006.09.04 21:40

ajisaiさん

「出発前に入院したらどうするの」と思いつつ食べてしまいました。なんともなくてよかったです。

ちひろさん

アイルランドで食べたものは私とずいぶん違うようです。でもおいしかったですよね。ブルターニュにも来てくださいね。

投稿: 市絛 三紗 | 2006.09.05 05:46

大丈夫でしたか…。
あまり無茶しないでくださいね(^^;

しかし、こういうのって、医者などで調べられないものなんでしょうかね。抗体が今どうなっているかとか、どのぐらいまで許容範囲なのかとか。

投稿: facet | 2006.09.05 15:55

facetさん。こんばんは。

明日出発なのに予定がどんどん変わって(日本からの指示で)もうすぐ日付が変わるのにまだ下準備がおわりません。

あちこち電話をかけたり、Faxを送ったり、メールを書いたり・・・2週間という長期の仕事なので調整が大変です。

みんなに迷惑をかけたらいけないので、なるべくanchoisを食べないように努力します(笑)

投稿: 市絛 三紗 | 2006.09.06 06:32

三紗さん…気持ちは分かるけど~
そんなロシアンルーレットみたいな事やめて~
誰か他の人にお毒味してもらってから…と、他人に頼めないのがアレルギーの哀しいところですね…
あり得ないことなのかも知れませんが、何とかイワシ用抗体と和解できればよいですね…

投稿: yumich | 2006.09.07 04:57

こんにちは

南仏ではおいしそうなイワシを見るだけにしましたよ。くやしかったけど・・・

投稿: 市絛 三紗 | 2006.09.27 06:40

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« Le Blog de Jacques Chirac シラク大統領のブログ | トップページ | 南仏の旅 »