« 2006年9月 | トップページ | 2006年11月 »

2006年10月の記事

2006.10.31

フランス、冬時間になる

Airbus
  いつも時間がかわるのを忘れてしまうのだが、フランスは10月29日(日)午前3時に、1時間時間が遅くなり午前2時に変わった。変更後フランスと日本の時差は7時間から8時間に。(日本のほうがはやい。)

  いよいよこれからは冬の到来。昨年は11月に雪がつもったが今年はどうだろう。冬時間になる時はいいのだが、サマータイム変更の時は待ち合わせにおくれてしまうので注意が必要。写真はAIRBUS社の目覚まし時計。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006.10.30

新潟ぬれおかき

  日本のスーパーで衝動買いしてそのままスーツケースに入れてきた「新潟ぬれおかき」。日本茶を飲みながら食べてみた。

お餅のようなもちもちしっとりとした食感が特徴のおかきです。たまり醤油だれの香ばしさと濃厚な味わい。どこか懐かしさの漂う甘口醤油味。

  おかきなのに、やわらかい。不思議な食感。65グラムの袋だったのであっという間に胃袋に消えてしまった。おいしかった。

  

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006.10.29

Givenchyジバンシィのモデル・Marie Streiss

72
  どのお父さんも娘は可愛いものだという。ましてスーパーモデルのお父さんともなると、自慢したくなるだろう。このスーパーモデルの名前はMarie Streissマリー・ストリースさん。二十歳。07年春夏パリコレクションではGivenchyジバンシィ(写真はスーパーモデルのお父さんに掲載した)をはじめとして様々なコレクションに出演した。

  彼女は数年前から活躍しており、例えば以前紹介した長編歴史テレビ映画Les Rois Mauditsにも出演していた。証拠写真はここここにある。

  また今年夏にはGivenchyジバンシーの新しい香水、’Ange ou Démon’天使か悪魔のイメージキャラクターに採用され話題となった。

  じつは彼女のお父さんはフランスのみならず世界中に知られている超有名人なのだ。このブログにも何度も登場している。ヒントはナポレオン好きということでよく知られている人。実は政治家なのですが、さて誰でしょう。答えは下の続きで。

  Madame Figaro
  

続きを読む "Givenchyジバンシィのモデル・Marie Streiss"

| | コメント (2) | トラックバック (1)

2006.10.27

Route du Rhum 単独大西洋横断ヨットレース、開催せまる

Route_du_rhum_2006

  レース開始は今週末。サン・マロのヨットハーバーは夜中まで見物客で大変な賑わいだ。もらった資料の山にうずもれながら、「専門用語を日本語ではどう訳すのだろう」と思案にくれる。そこでWebで検索してみるといつくかの記事がひっかかった。

  先日紹介したRoute du Rhumを詳しく解説してくれているのが山本俊一さんのルト・ドゥ・ロム単独大西洋横断レースである。久保山立民さんのフランス、サン・マロからの順風も簡潔にまとまっていてよくわかる。

  そして大荒れとなった前回2002年のレースについては橋本尚幸さんのLe Monde抄訳が参考になる。巨大多胴型セーリングヨットは人々を魅惑させるが、スキッパーには「ストレス」を与える

  しかし一方でこんな記事もある。フランスの港で大量のコカイン押収にはレースを終えたヨットからコカインが見つかったニュースを伝えている。

  前回も取材していたというスポーツ紙の記者は「今回はスポンサーが変わり、規模が格段に大きくなった。駐車スペースが少ないのが困りものだが・・・」と話してくれた。見学に出かけるなら列車やバスを利用するのが無難である。

    ヨットレース追加情報

  10月22日にスペイン・ビルバオをスタートして、単独世界一周のヨットレース「5OCEANS」に出場中の白石康次郎さん。ゴールするのは来年5月。今回のレースの寄港地はわずか2ヶ所という過酷なレースだ。出航してまだ数日しかたっていないのに、大切なセールが折れてしまうというアクシデントにみまわれている。みんなで応援しよう。

  白石康次郎さん 公式ホームページ
  白石康次郎 世界一周SHIP'S LOG ブログ
  5OCEANS 公式ホームページ

| | コメント (6) | トラックバック (0)

2006.10.25

Route du Rhum ラム酒ロードヨットレース

Trimarans
  10月29日、日曜日、Route du Rhum ラム酒ロードヨットレースが開催される。Saint-Maloサン・マロからGuadeloupeグワドループまでの大西洋横断ヨットレースだ。1978年から開催され、今年は8回目である。Trimaransg  

  日曜日の夕方、電話がかかってきた。私は長旅の疲れもあって家にこもっていた。Saint-Maloサン・マロに行こうというさそいだったのだが、雨が降っていたので乗り気ではなかった。押し切られるかたちで行ってみると、見たこともないヨットが所狭しと並んでいた。

    上の写真はTrimaransというヨット。日本語では三胴船と訳すようだ。帆をあげると右のようになる。話を聞いていると普通のヨットよりずっとスピードがでるらしい。「海のF1レース」とでも言えばいいのだろうか。ブルターニュで研究開発されたらしく、このようなレースはほかではあまり行われていないようなのだ。
Trimaranss
    操縦席は写真の右後方の白い部分。戦闘機の操縦席に似ている。見ておわかりのように船内にもわずかなスペースしかなく、かろうじて人ひとりが横になれるくらいだそうだ。わずかな仮眠だけで大西洋を横断するのだ。そのためスキッパーは非常に尊敬されていると聞いた。

  この日はボーとしていたので改めて取材したいと思っている。日本に二胴船、三胴船などのヨット愛好者はいるのだろうか?レースはあるのだろうか?もしご存知の方がいたら情報をよせてほしい。

   Route du Rhum 公式ホームページ 数多くの写真やビデオ映像有
   Saint-Maloサン・マロのWEBCAM ヨットハーバーのライブ映像。10秒ごとに更新される。

    関連記事

  Route du Rhum 単独大西洋横断ヨットレース、開催せまる
  Route du Rhum 単独大西洋横断ヨットレース、新記録誕生

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2006.10.24

ロマネスク教会とパリの美術館

Conques
    はじめて南仏を訪れたので、忘れがたい風景が数多くある。旅の最後にどうしても行きたい場所があったのでトゥルーズ空港でレンタカーRenault Clioルノー・クリオを借りて、2日間ひとり旅をした。

  訪ねたのは3ヶ所、Moissacモワサック、Rocamadourロカマドゥール、Conquesコンクだった。世界遺産St Jacques de compostelle サン・ジャック・ドゥ・コンポステルを目指し巡礼たちが歩みをすすめる順路にある。

  RocamadourロカマドゥールとConquesコンクでそれぞれ1泊ずつした。全く予約もせずに飛び込んで、運良く結果的にどちらもこのうえない眺望の宿に泊まることができた。特に後者ではその場で知り合った心優しき巡礼たち8人と夕食を共にし、夜は教会でパイプオルガンの演奏を聞き様々なことを語り合った。

  その翌朝、何の気なしにここを訪ねて心惹かれ、ついに15世紀の廃墟を購入したという女性が自分の家の中を案内してくれた。改装6年目だそうだが、あと数年はかかりそうだ。エバという名前の女性は「もし数年後に来る機会があったらまた訪ねてね。私はここにいるから」と静かに微笑んだ。そういう私もこの小さな村から立ち去りがたい想いだった。

  日本はわずか数年間留守にしただけでも風景が変わっている。だがフランスではその変化のサイクルが人の一生よりも長いので、まるで何も変わっていないかのような錯覚におちいる。日々の暮らしに一喜一憂していることなど、どうでもいいという気になる。日常の空間から離れ、時間の観念からも解き放たれた不思議なひと時だった。

  その後夜行列車でパリに早朝到着。ルーブル美術館のエジプト、フランス中世をのぞいた。それから、Musée de la Mode et du Textileモードとテキスタイル美術館で楽しみにしていたオートクチュールデザイナーBalenciaga Parisバレンシアガの展示を見た。

  それは別の意味で素晴らしかったのだが、私が惹かれるフランスは、田舎にある。パリの繁華街やきらびやかなベルサイユ宮殿はたまに行くと楽しいが、魂にひびくのは別の場所だ。フランスはスルメのごとく、かみしめるほど味が増す。


  ★Conques コンクの旅はこちらから 平常心を取り戻す秘薬 その1 巡りあい
  ★Rocamadour ロカマドゥールの夕暮れ

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2006.10.23

狭いながらもたのしい我が家

Qutar_2
移動、待ち時間等をふくめ、約40時間の旅をへてレンヌに戻ってきた。関西空港発23:45のカタール航空の飛行機だった。(写真は関空・ドーハ間でくれたノベルティグッズ。歯ブラシ、靴下もはいっている)。出発前に大阪で長年お世話になっている「ソフトタッチ・セラピー」の施術をしてもらった。連日家中の大掃除をしたせいで、身体のどこに触れられても「痛い。あ~~。そこも、効く」と情けない状態。「相当無理したね。普段使わない筋肉をたくさん使ったからこんなになったんだよ」とあきれられる始末。

  そのあと居酒屋で先生と一緒に軽く食事をして、十分な余裕をもって移動したはずだった。だが夜なので電車が少なく、空港に着いたら離陸1時間10分前。駆け足であらかじめ宅急便でおくってあったスーツケースを受け取り「搭乗をまもなく締め切ります」というアナウンスを聞きながらチェックインカウンターに飛び込んだ。真夜中の空港は閑散としていて、なんだか別の場所に迷い込んだようだった。

  約12時間後、飛行機はカタール・ドーハ空港に着陸した。直行便なら同時刻にフランスに着くのだが、まだそれから7時間のフライトが待っている。ドーハは朝の5時で気温はすでに29度。こちらも早朝なのでガランとした待合室。窓際に座って黄色い乾ききった大地と朝焼けの空を眺めていた。

  パリ到着後、エア・フランスバスでモンパルナス駅に向かう。ブルターニュへの基点となる駅である。公園の木々は黄色に色づき、秋の到来を感じる。そこからTGVに乗り換えてレンヌをめざす。長い行程もいよいよ最後だ。レンヌの駅からタクシーでアパートへ。ここで4階(日本の5階)まで99段の階段を登らないといけないのが非常につらい。だがちょうど2階に住んでいる人と一緒になって、上までスーツケースを運んでくれた。感謝感激。

  2ヶ月間ずっと家をあけたままだったのでさすがに疲れがたまっている。1週間ほど前から右の背中に鈍痛があり、寝ていても違和感がとれない。こんなときは暖かいお風呂にゆっくりはいりたいものだが、ここにはバスタブがないので仕方がない。だがどんなに不便で狭かろうが、6年間住み慣れた部屋にいると落ち着く。さあ明日から活動再開だ。

| | コメント (9) | トラックバック (0)

2006.10.14

白衣の天使たち

  毎日病院通いをしている。やっと今日の午前、救急車で運ばれた緊急総合病院からリハビリ治療のできる一般の内科に転院することができた。緊急病院では整形外科と内科の先生方にお世話になった。めまぐるしく変わる病状を丁寧に説明していただき感謝でいっぱいである。

  また看護婦の方々は真夜中に痛みや高熱をうったえる患者にいやな顔ひとつせず優しく応じてくれた。まさに白衣の天使という呼び名にふさわしい働きぶりだった。このような親身な対応に私は頭を下げることしかできないが、ひとりひとりの笑顔を心に刻み忘れないようにしたい。

  またこの病院にはソーシャルワーカーという人たちがいて、フランスにいる時から病状を伝えてくれたり、転院の手続きや車椅子が使える介護タクシーの手配などをしていただいた。こういった事務的な手続きを相談できる人がいるというだけで、どれほど心強いかよくわかった。みなさん、どうもありがとうございました。

  まだ本人は自分でトイレにも行けない状態なので、次の病院では歩行訓練のリハビリも含めた長期療養になる。私は来週一度フランスに帰ることになっているので、少々無理をお願いして転院させていただいた。あわただしい帰国で友人に会う時間も全くなかったのが後ろ髪を引かれるが、久しぶりに食べた日本食がおいしかった。

  車を貸してくれた方、パソコンのランケーブルを接続させてくれた喫茶店のオーナー、そして最後になったが、私が日本に帰るまで毎日病院に行ってくれた従兄弟夫婦に改めて御礼を言いたい。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2006.10.05

免税店でスポーツカー販売

Qatar_1  日本に帰国して数日がたちました。パリ、シャルルドゴールからカタール航空に乗るときにはボディーチェックでベルトもはずし、靴も脱いでエックス線検査をしました。イスラム教の国はラマダンの最中らしいのですが、機内食はサービスされましたし、アルコールも無料ででてきて驚きました。

  ドーハから関空行きの飛行機に乗り換えたのですが、免税店のチョコレートやお酒の横に、最新鋭のスポーツカー(BMW)やバイクを売っていました。注文する人がいるから置いてあるのでしょうね。次の飛行機は全日空と提携しているということで、日本食がサービスされました。うなぎの蒲焼に大感激!時間はかかりますが、機会があればカタール航空にも乗ってください。

  さて帰国後はあちこち行くところがあって、まだスーツケースも開けていない状態です。パソコン接続するにも電話機が壊れていてすぐにつなげませんでした。知り合いのところでランケーブルにつながせてもらってやっとメールチェックしたところです。たくさん励ましのメールをいただきありがとうございます。お礼申し上げます。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

« 2006年9月 | トップページ | 2006年11月 »