
移動、待ち時間等をふくめ、約40時間の旅をへてレンヌに戻ってきた。関西空港発23:45のカタール航空の飛行機だった。(写真は関空・ドーハ間でくれたノベルティグッズ。歯ブラシ、靴下もはいっている)。出発前に大阪で長年お世話になっている「ソフトタッチ・セラピー」の施術をしてもらった。連日家中の大掃除をしたせいで、身体のどこに触れられても「痛い。あ~~。そこも、効く」と情けない状態。「相当無理したね。普段使わない筋肉をたくさん使ったからこんなになったんだよ」とあきれられる始末。
そのあと居酒屋で先生と一緒に軽く食事をして、十分な余裕をもって移動したはずだった。だが夜なので電車が少なく、空港に着いたら離陸1時間10分前。駆け足であらかじめ宅急便でおくってあったスーツケースを受け取り「搭乗をまもなく締め切ります」というアナウンスを聞きながらチェックインカウンターに飛び込んだ。真夜中の空港は閑散としていて、なんだか別の場所に迷い込んだようだった。
約12時間後、飛行機はカタール・ドーハ空港に着陸した。直行便なら同時刻にフランスに着くのだが、まだそれから7時間のフライトが待っている。ドーハは朝の5時で気温はすでに29度。こちらも早朝なのでガランとした待合室。窓際に座って黄色い乾ききった大地と朝焼けの空を眺めていた。
パリ到着後、エア・フランスバスでモンパルナス駅に向かう。ブルターニュへの基点となる駅である。公園の木々は黄色に色づき、秋の到来を感じる。そこからTGVに乗り換えてレンヌをめざす。長い行程もいよいよ最後だ。レンヌの駅からタクシーでアパートへ。ここで4階(日本の5階)まで99段の階段を登らないといけないのが非常につらい。だがちょうど2階に住んでいる人と一緒になって、上までスーツケースを運んでくれた。感謝感激。
2ヶ月間ずっと家をあけたままだったのでさすがに疲れがたまっている。1週間ほど前から右の背中に鈍痛があり、寝ていても違和感がとれない。こんなときは暖かいお風呂にゆっくりはいりたいものだが、ここにはバスタブがないので仕方がない。だがどんなに不便で狭かろうが、6年間住み慣れた部屋にいると落ち着く。さあ明日から活動再開だ。