Gustave Flaubert en Bretagne フルベールのブルターニュ旅行

Gustave Flaubert ギュスターブ・フローベール(182~1880)のVoyage en Bretagne『ブルターニュ紀行』が3月に翻訳刊行されるとありくいさんが教えてくれたのだが読んだことがなかったのでどのような内容なのか調べてみた。
bretagne.comの説明によるとフロベールは1847年春に友人と共にブルターニュを旅行している。海ぞいを自分の足で歩き、その感想をつづったのだ。この年、フランスでは2月革命が起きていたのだが、収穫が悪く農民たちは怒っていた。革命で2月24日にはフランス王ルイ・フィリップが退位。 翌日には第2共和政が開始した年なのである。Flaubert découvre la campagne bretonne en 1847. Scène de vie à Plouharnel (56).
Centre de Recherche sur la Littérature des Voyagesで行われた講演を音声で聴くことができる。内容はおもしろいがとても長いので、暇があるときにどうぞ。
Flaubert en Bretagne (Par les champs et par les grèves): voyage et anti-voyage, le discours viatique comme laboratoire du roman par Roland LE HUENEN (Université Victoria (Toronto)) 20 avril 2005

これがフランス語版。リンク上で中身の一部が閲覧できる。
Voyage en Bretagne
追加情報
ブルターニュ紀行 野を越え、浜を越えが発売になった。
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コメント
お取り上げいただきまして恐縮しております。新評論社のHPhttp://www.shinhyoron.co.jp/の右下に予告が載っています。PR誌の『新評論』にも、そのうち書評や紹介文が出ると思います。そういえば、『ボヴァリー夫人』の舞台はノルマンディーでした。ブルターニュやノルマンディーの風土と作品がどのように関わっているかは、風土を肌で感じられない私には想像もつきませんが、フロベールの旅行記はその一助になるのかもしれません。同じようについていったら、迷ってしまいそうでもありますが・・・
投稿: ありくい | 2007.02.25 21:45
フロベールはノルマンディのRouenルアン出身。中世の面影の残る美しい町ですが、一歩郊外に出ると田舎です。今でもカフェさえもないような村々が連なっています。
レンヌに住むノルマンディ出身の学生たちは「ここは都会だ。帰りたくない」というくらいですから。『ボヴァリー夫人』の倦怠感、じつは現代にも通じる感覚なのです。
投稿: 市絛 三紗 | 2007.02.26 13:25