パリのメトロ
もうずっと前になるが、はじめてフランスに来た時、メトロに貼ってあるポスターがどれも大きいことに驚いた。そしてポスターをシワにならないよう手際よく交換している人の手さばきも感心して眺めたものだ。建築物の天井の高さや広場の彫刻など、目にうつるものすべてが日本より数倍も大きいような気がした。
人間だって地平線のかなたまで見渡せる平原のようによく言えばおおらか。悪く言えば鈍感。日本のようにゆきとどいたサービスや心配りは望んでも無理ということが次第にわかってくる。フランスに対して大いなる憧れを抱いていれば、「こんなはずじゃなかった」とパリ症候群になってしまうだろう。こっちだって「何でも来い」というくらいの開き直りがないとフランスで暮らしてはいけない。
さてさてパリのメトロは駅ごとに全く印象が異なるのだが、こんな巨大なカエルを見つけたので写真をとってみた。場所はルーブル美術館の近く。Tuilerieチュルリーだ。ほかにも懐かしいスターたちが勢ぞろいしているのでホームをうろうろ。チャップリンさんに挨拶して地上に上がる。そこは気持ちのいい公園になっているので、ルーブル美術館に行く時はTuilerieチュルリーでメトロを降りて公園の中を歩いてゆくことが多い。ではパリ見物に出かけよう。
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