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2007年4月の記事

2007.04.30

ブルターニュの自転車レース

  現在開催中の自転車レース第41回Tour de Bretagne(4月25日~5月1日)に日本チームEquipe Asada(レース結果、写真、音声あり)も参戦している。11カ国、22チームでアジアからは1チームだけだ。ブルターニュ在住の方々、ぜひ応援を!ルートマップはここから。

  このEquipe Asada、ブルターニュでは上記のほかに以下の4レースにも出場している。 
  LA ROUTE ADELIE(4月6日)
  Grand Prix Cycliste de la Ville de Rennes(4月8日)
  TOUR DU FINISTERE (4月21日)
  TRO BRO LEON(4月22日)

  ブルターニュは自転車競技が盛んで、数々の名選手が誕生しているのだ。Equipe Asadaはブルターニュの前はノルマンディーのレースに出ていたらしい。スポーツ選手は体力勝負。移動しながらの参戦は体調を保つのが大変だろうと思う。今後の健闘を祈りたい。


Equipe Asada 成績


4月22日 TRO BRO LEON
1 Saïd HADDOU (Fra / Bouygues Telecom ) 4h44m28s
2 Sébastien CHAVANEL (Fra / Française des Jeux)
3 Christophe DIGUET (Fra / Auber 93)
・・・6位 宮澤崇史+0秒

4月25日~5月1日 Jersey島(イギリス)~ブルターニュ地方
第1ステージ Saint-Malo~Cancale 157km (129km+4km×7周)  

リザルト
1位 Boasson Hagen Edvald (Team Maxbo Bianchi ,NOR)
....17位宮澤崇史 、53位新城幸也 、105位清水都貴 、106位福島晋一、108位岡崎和也 、116位福島康司  mt

総合
1位 Boasson Hagen Edvald (Team Maxbo Bianchi ,NOR)
...81位 福島康司 +41s 、 94位岡崎和也 +46s、 98位福島晋一 +47位 、 107位新城幸也 +54s 、 115位清水都貴 +1m1s 、118位宮澤崇史 +1m8s

第2ステージ 176km Saint-Suliac~Loudeac (156km+5km×4周)

リザルト
1位 Pronk Jos (Time-Van Hemert , NED)
....10位宮澤崇史 、46位清水都貴 、51位新城幸也 、64位福島康司 mt , 69位岡崎和也、108位岡崎和也 +19s , 110位福島晋一 +1m3s

総合
1位 Boasson Hagen Edvald (Team Maxbo Bianchi ,NOR)
...55位 福島康司 +41s 、 73位新城幸也 +54s、 88位清水都貴 +1m1s 、93位岡崎和也 +1m5s 、97位宮澤崇史 +1m8s 、 106位福島晋一 +1m50s

第3ステージ 173km Loudeac~Douarnenez (153km+5km×4周)  

リザルト
1位 Grammaire Olivier ( S.C.D Dijon Team Lapierre, NED)
....24位清水都貴 、31位新城幸也 +4s ......48位宮澤崇史 、50位岡崎和也  , 60位福島晋一、84位福島康司 +52s

総合
1位 Boasson Hagen Edvald (Team Maxbo Bianchi ,NOR)
...25位 新城幸也 +48s 、 32位清水都貴 +1m1s、 60位福島康司 +1m29s 、76位岡崎和也 +1m53s 、79位宮澤崇史 +1m56s 、 87位福島晋一 +2m38s

第4ステージ 169km Guenin~Rennes (157km+4km×3周)  

リザルト
1位 Turgot Sebastien ( Vendee U, FRA)
2位新城幸也 、8位宮澤崇史, 38位岡崎和也 、62位福島康司  , 90位清水都貴 +27s...., 105位福島晋一

総合
1位 Boom Lars (Rabobank ,NED)
...8位 新城幸也 +48s 、 31位清水都貴 +1m34s、 58位福島康司 +2m2s 、74位岡崎和也 +2m26s 、77位宮澤崇史 +2m29s 、 90位福島晋一 +6m7s

第5ステージ  Missillac(タイムトライアル) 24.25km

リザルト
1位 Boom Lars (Rabobank ,NED)
50位新城幸也 、73位福島康司 、 74位岡崎和也 、 89位清水都貴 , 97位福島晋一、117位宮澤崇史

総合
1位 Boom Lars (Rabobank ,NED)
...26位 新城幸也 +3m43s 、 56位清水都貴 、 58位福島康司 、64位岡崎和也 、84位宮澤崇史 、90位福島晋一

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2007.04.28

ラテン語学習のメルマガ

  昨晩あるお宅で夕ご飯をごちそうになった。このご家族とはもう20年近くお付き合いさせてもらっている。ご夫婦そろって語学が堪能で、ギリシャ語、ラテン語、英語、フランス語、イタリア語、ロシア語、インドネシア語などの書籍が所せましと並んでいる。

  奇知に富んだ話がいつもにこやかなお二人から語られると、いつも立ち去りがたくて困ってしまうのだ。ご主人の現在の最大の娯楽が「ラテン語のメルマガ発行」だとか。Oxford Latin Courseというテキストを用いて、丁寧な解説を加えている。

  しかも文章とイラストの使用許可をとったうえで、毎日無料で発行しているのだから頭が下がる。ヨーロッパではまだまだラテン語のニーズは多い。私も過去に何度もラテン語に挑戦したことがある。10年以上前に、2年間みっちり勉強し基礎は終わったはずだったのだが、使わないでいたらすっかり忘れてしまった。

  参考書や辞書はたくさん持っているので、単語をひとつでも覚えようとさっそくメルマガ登録した。ブレイス語のうまい友人に聞いた話では、「ブレイス語にもラテン語が多く取り入れられているので、やって損はない」そうだ。

  
  楽しく学ぶやさしいラテン語~Oxford Latin Course~ あなたも一緒にはじめませんか?

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Le Château des ducs de Bretagne ブルターニュ公たちの城

  Chateau_de_duc

  15年間の修復工事(3年間の完全閉鎖)をへて、ブルターニュ公たちの城がNantesナントで一般公開された。ナントに行く度に堀の外から工事の様子を眺めつつ、公開をずっと待っていたので「やっと中に入れる」という感慨があった。

  Rennesレンヌに住む日本人の友人と共に跳ね橋をわたり、まず城内のレストランで腹ごしらえ。グラスワインで開城を祝って祝杯をあげた。窓から上記のような城が見え、いよいよ城見物に。

  ガロ・ローマ時代の城壁、中世の剣と展示が進むにつれて期待が高まる。「さあ。歴代のブルターニュ公とご対面!」のはずが、中世の展示はごく一部だけ。まさかと思っているうちに奴隷貿易やら、近代の工場やらがあらわれる。広い城内を駆け足で見学しても3時間くらいかかってしまって、最後はぐったり。ここはナントの歴史記念館だった。

  Le Château des ducs de Bretagne ブルターニュ公たちの城という名まえにふさわしい展示にしてほしかった。それに一度でこれだけの展示を見るのは無理がある。料金を半分にして2つ、ないし3つの部分に分けたほうがいい。そんなわけで、私としては展示方法に納得がいかない。しかも城のガイドブックもまともなものがなかった。15年間の修復工事中に、開城に向けてガイドブックも作っていないのかと拍子抜けだった。

  Le Château des ducs de Bretagne ブルターニュ公たちの城
 公式ホームページ

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2007.04.25

ダンボールの山ができる・・・

  フランスから送った荷物が数ヶ月の船旅をしてやってきた。先月家を出るときに「留守中に届くかもしれないのでとめておいて」と頼んであったのにうまく伝達されておらず、帰宅すると「連絡がつきません」と電報が届いていた。メールやFAXならいざしらず、この前電報を受け取ったのはいつだったか、もう思い出せないほど前のことだ。

  25キロの箱が20個。計500キロ。そのうち400キロくらいが本やパンフレット類。その大きな山の中からCD-ROMをひっぱり出した。それから半日くらいかけてある写真を探していたいたのだが、どうしても見つからない。ムキになって探していたのは今が旬のホワイトアスパラガス・・・市場で撮った写真がごっそりないのだが。

  帰宅して数日がたつのに、まだ旅している夢を見続け毎晩うなされている。「こんな時こそフラワーエッセンス」などとつぶやきながら、スポイトでエッセンスを口の中に流し込む。3300キロをミッション車(Opel、たぶんZafira。写真を撮ったつもりだったが写っていなかった)で走破したものだから左足の膝が腫れて痛むし、目の疲れも完全にとれていない。それでも今日は締め切りの原稿をひとつ仕上げた。明日は人と会う約束があるので、それまでに提示する書類をそろえないといけない。もうひとがんばりしよう。

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2007.04.24

日本カモシカに遭遇

Kamoshika

  先週日本に帰国。季節はずれの雪を踏みしめながら、ブナの森を散策した。その帰り道、特別天然記念物に指定されている日本カモシカ(Capricornis crispus)に遭遇した。その距離約10メートル。軟らかそうな毛に全身が覆われていた。

  あわててカメラを向けたが、カモシカは数十秒間身動きもせずこちらを見つめていた。好奇心が強く、すぐに逃げたりしないそうだ。肉眼ではすぐ近くに見えても写真に撮ると小枝が邪魔していて残念。だが四国、九州では絶滅に近いといわれているので、貴重な写真かもしれない。

  

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2007.04.23

大統領選挙、来月決選投票

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    フランスの大統領選挙は、第1回投票で過半数を獲得する候補者がいなかったため、ニコラ・サルコジ(31.11%)とセゴレーヌ・ロワイヤル(25.83%)両氏による決選投票が5月6日に実施されることになった。この結果はあらかじめ予想された数字だ。だが過去3回(74、81、95年)は第1回投票で2位だった候補が当選しているので、女性大統領誕生も夢ではない。

  上の表は上位2人に投票した県別の数字を示したもの。フランスの西部はロワイヤル候補が票を伸ばしていることがわかる。この表を見ていて2005年に行われた欧州憲法批准の是非を問う国民投票を思い出した。地域別にはっきりと票が分かれているからである。

  決選投票の鍵を握ると報道されているのは3位となったバイル元教育相(18.55%)だ。本人はどちらの陣営にもつかず中道姿勢をつらぬくと見られているが、その県別投票者、じつはロワイヤル氏と同様にフランス西部に多いことがわかる。これと全く対照的にサルコジ氏と極右のル・ペン氏支持者はフランス東部に集中している。

  この県別投票者表を参照するとバイル氏の票はロワイヤル氏に流れそうなのだが、バイル氏に投票した有権者たちは「公開討論会の主張を聞いてから決める」と歯切れが悪く、どちらに投票するか迷いがあるようだ。

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2007.04.22

フランス大統領選挙 ポスター

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  いよいよフランス大統領選挙の投票日。テレビの報道では直前まで「どの候補者に投票するか決めていない」という意見が多かった。

  これまで選挙は日本とずいぶんと異なる印象を抱いていた。まず公約を連呼して走り回る選挙カーが存在しない。それに街角でパンフレットを配る人たちはいるのだが、Rennesレンヌでは日本のようなポスターをほとんど見かけたことがなかった。
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  友人に尋ねてみると「数十年前はポスターだらけだったので、規制して貼る場所を決めた」そうだ。だが、レンヌ市内中心部で見たことはないのでその存在すら忘れていた。

  ところがNantesナントのSNCF駅前には12人の候補者ポスターがあった。だが数人のポスターが塗りつぶされ誰なのかわからない。この12番のポスターはこれだけでは判別不可能。ほかのポスターと見比べてやっとわかった。大統領に最も近いと言われているNicolas Sarkozy ニコラ・サルコジ内務大臣だ。

  強硬な言動で一部の国民からは「サルコのせいだ」と非難されることも多く、シラク大統領もなかなか支持を表明しなかった。いったいどのような結果になるのか興味深い。
  
12人の候補者のビデオ映像はこちらからどうぞ。
  

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2007.04.15

コメント・トラックバックの表示について

  最近スパムが多いので、すぐに表示されないような設定に変更しました。ご了承ください。

  また、コメントは読ませていただいておりますし、数回こちらからもコメントを送ろうと試みたのですが、アクセスを拒否されてしまいました。ネット環境もよくないのでもう数日コメントできないかもしれません。

    追加情報

  「ココログって海外からコメントできないんですよ。スパム対策の余波だそうで」とfacetさんが教えてくれました。これは淋しいですね。コメントはすぐ公開するように戻しました。

  昨日で3月27日から始まった長期の仕事がひと段落し、レンヌの友人宅に数日間おじゃましています。月曜日はNantesナントのブルターニュ公のお城に行きます。私が2000年にフランスに来たときにはもう修復工事が開始されていたので、内部に入ったことがないのです。ドキドキしています。

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2007.04.05

無料新聞の台頭

    レンヌではMetroとDirectSoirという無料新聞がありますが、パリやりヨンでは4種類の無料新聞があります。これらがフランスでは有料新聞をおびやかしつつあるのです。

  このことを日経BPに書きましたのでよろしければご覧下さい。写真はひでさんにご協力いただきました。どうもありがとうございました。
  

  

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