フランス大統領選挙 ポスター
いよいよフランス大統領選挙の投票日。テレビの報道では直前まで「どの候補者に投票するか決めていない」という意見が多かった。
これまで選挙は日本とずいぶんと異なる印象を抱いていた。まず公約を連呼して走り回る選挙カーが存在しない。それに街角でパンフレットを配る人たちはいるのだが、Rennesレンヌでは日本のようなポスターをほとんど見かけたことがなかった。
友人に尋ねてみると「数十年前はポスターだらけだったので、規制して貼る場所を決めた」そうだ。だが、レンヌ市内中心部で見たことはないのでその存在すら忘れていた。
ところがNantesナントのSNCF駅前には12人の候補者ポスターがあった。だが数人のポスターが塗りつぶされ誰なのかわからない。この12番のポスターはこれだけでは判別不可能。ほかのポスターと見比べてやっとわかった。大統領に最も近いと言われているNicolas Sarkozy ニコラ・サルコジ内務大臣だ。
強硬な言動で一部の国民からは「サルコのせいだ」と非難されることも多く、シラク大統領もなかなか支持を表明しなかった。いったいどのような結果になるのか興味深い。
12人の候補者のビデオ映像はこちらからどうぞ。
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コメント
はじめまして。めぐりめぐってこちらにたどり着き、楽しく読ませていただいています。今日はNantesという懐かしい地名に思わずコメントしたくなりました。というのも、もう20年も前になりますが、2年間ほどナントに住んでいたことがあります。私の滞在中も大統領選挙があり、そのときは“トントン”ことミッテラン氏が当選しました。シラク氏はパリ市長だったでしょうか。そして今回も立候補しているル・ペン氏が20年前にも立候補していたのを覚えています。
投稿: charette | 2007.04.23 19:31
charetteさん。はじめまして。
ナントのお城、楽しみにしていたので、ちょっとがっかり。その理由は次に書きますね。
投稿: 市絛 三紗 | 2007.04.23 22:10