大統領選挙 テレビ討論
いよいよ大詰めとなってきた大統領選挙。フランスでは5月2日夜、Nicolas Sarkozy ニコラ・サルコジ、Ségolène Royalセゴレーヌ・ロワイヤル両氏がテレビで討論を行った。
この様子は国営放送France2と民放最大手TF1で同時生中継された。2時間の予定が40分延長されるほどだった。フランス国内では成人人口の5割を超える約2000万人がテレビを見たとされ、関心の高さがうかがわれる。
このふたりのやり取りをビデオで見ていたが、途中でサルコジ氏が「マダム、マダム、マダム・・・」とくり返し呼びかけるのを無視してしゃべり続けるロワイヤル女史を「したたかだなあ」と思った。フランスでは子供のころから古代ローマの伝統を受け継ぐArt oratoire弁論術をたたきこまれる。相手が最後まで文章を言い終わらないうちに反論をはじめるのである。
支持率ではニコラ・サルコジ氏がわずかにリードを保っているので、ロワイヤル女史は「ねじ伏せる」ほどの勢いでたたみかける。サルコジ氏は意識的に相手の挑発にのらず控えめに発言したらしい。有権者の目にはどう映ったのか。その判断は5月6日に下される。
France2 Sarkozy-Royal: débat courtois, mais mordant Voir la vidéoをクリックするとビデオがはじまる。
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コメント
日本でも最近は、ディベートを積極的に教育現場で取り入れているようですが、もともと日本人は一般的に討論下手ですよね。フランスでは、相手が最後まで文章を言い終わらないうちに反論をはじめるのが鉄則なんですか。
フランスも当然そうでしょうが、イタリアの高校には、筆記試験と口答試験があると聞いて、日本もそうした方がいいのにな。と感じたのを思い出しました。といっても、教える側に、それ相応の能力が無いとできませんよね。
投稿: オルサ | 2007.05.03 19:03
オルサさん。こんばんは。
日本式に相手の言い分を最後まで聞いていると、「反応がにぶすぎる」と言われます。
また訓練としてはたとえば2人一組で「ニコラ・サルコジの移民政策について」仮に「賛成」の立場で討論し、その後「反対」の立場になってもう一度論議を組み立てるというようなやり方をします。
ようするに自分が賛成であっても、反対の立場でものを考えることができなければ、弁論術をマスターしたことにはならないのです。これはやってみるとむずかしいです。
投稿: 市絛 三紗 | 2007.05.03 21:50