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2007年6月の記事

2007.06.29

ベルサイユ宮殿「鏡の間」 一般公開はじまる

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  世界遺産にも登録されているChâteau de Versailles ベルサイユ宮殿。狩猟用の別荘であったがルイ14世が1661年に改築を開始した。敷地面積800ha、道の全長20km、樹木20万本、屋根の総面積11ha、部屋数700等、実際に歩いてみるととても広い。

年間1000万人が訪れる観光地だけあって宮殿内部は満員電車なみの混雑ぶり。ところが宮殿内部の見学ができない月曜日はさすがに静か。ジョギングしている人やサイクリングを楽しむ光景がみられる。

  きらびやかな宮殿の中でも一番有名なのがLa galerie des Glaces 鏡の間だ。1684年に完成したこの回廊は全長約73メートル、幅約10.5メートル。357枚の鏡がはめこまれていることから鏡の間と名付けられた。ここでは1871年にドイツ皇帝ヴィルヘルム1世の即位式が行われた。第一次世界大戦後、ドイツとの講和条約であるヴェルサイユ条約が調印された場所としてもよく知られている。
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  完成当時の姿を取り戻そうとはじまった修復作業は2004年から1200万ユーロ(約20億円)をかけて完成した。この費用はVINCIヴァンシ社がメセナ(企業が資金を提供して文化・芸術活動を支援すること)でまかなった。メセナとしてはフランスでも例のないほど高額だった。

  357枚のうち傷みのあった鏡は48枚が交換された。写真の天井画は、最先端の技術を駆使した赤外線写真などを使用して修復。この作業で17世紀に描かれたオリジナルがよみがえった。(写真は2005年9月に撮影したもの。修復中も部分的に一般公開されていた)。

  修復後の鏡の間一般公開は6月27日から。現在は外観正面の修復中。すべてが完成するのは2020年の予定だ。

   France 2 Réouverture au public de la Galerie des Glaces Vidéosをクリックするとビデオ映像が見られる。


    < 関連エントリー >

ベルサイユ宮殿で開催予定 村上隆氏の展示会に非難の声

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2007.06.27

成人男性90%が失業している国

  「世界の果てまでイッテQ!」で放送されたナウル共和国の現状。成人男性の90%が失業中。おまけに糖尿病予備軍の人数が人口比率で世界一。しかしこの国、今から数十年前には最もうるおっている国だったのだ。

もともとは農業や漁業で自給自足の生活をしていたナウルの人々。しかし今から40年前。リンが肥料の原料として海外に売れることを知ったときから豊かな生活を求め、リン鉱石を掘って掘って掘りまくった。

そして、その収益を国民全員に均等に分配するという政策により、1981年。ナウルは国民一人当たりの収入を示すGDPがアメリカや日本をはるかにしのぐという豊かな黄金の時代を迎える。もはや国民は働くことを忘れ、海外旅行に外車、そしてグルメと天国のような生活を謳歌したのだった。

   ここには数字が書かれていないが、当時のナウルのGDPは20000ドルで、これは世界一だったというナレーションだった。同時期のアメリカ13500ドル、日本9900ドルと比較すると格段に多い。それに医療費、学費、税金も無料だったのだから、あくせく働く必要もない。だが、こんな贅沢ができたのもわずかの期間だけ。あぶく銭は蜃気楼のように消えてしまった。

  太平洋の小国であるこの国は一見日本とは関係ないように思えるが、かつて日本軍が占領していたこともある。現在では輸出の主要貿易相手国として日本、インド、韓国があげられている。それに日本は補助金も出しているそうだ。

  だが地下資源が枯渇し、2000年に入ると国は破産状態になる。収入がなくなっても人々は働く意欲を失ってしまい、毎日のらくらしているだけ。しかも冒頭にのべたように食生活の偏りから糖尿病患者がうなぎのぼり。これが悪夢なら目がさめればおしまいだが、一気に転落してしまったナウル共和国は今後いったいどうなるのだろう。

  これはナウル共和国だけの問題ではない。石油の尽きる日もはるか未来のことではないし、そうなれば地球規模で影響がでる。長いこと日本を離れていて帰ってきたら、風力発電装置が浜辺に林立していて驚いた。バイオ燃料やエコ燃料も注目の的だ。こうやって夜に電気をつけてテレビを見られることを感謝しないといけないと、画面を見ながら考え込んでしまった。
 

  外務省:ナウル共和国のデータ
  アホウドリの糞でできた国ナウル共和国 

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2007.06.24

アホウドリの糞でできた国ナウル共和国

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  今日の夜、日本テレビ「世界の果てまでイッテQ!」でナウル共和国Republic of Nauru訪問記が放送される。この国は、赤道より40km南、太平洋南西部に浮かぶ珊瑚礁の共和国だ。バチカン、モナコに次いで面積が小さい国でもある。外務省の資料によると、駐ナウル日本国大使は滑川雅士駐フィジー大使が兼任しているという。

  この共和国、「珊瑚礁にアホウドリが大量の糞をして、その糞が堆積してできた島」なのだ。自然の恵みが豊かで、燐鉱石を輸出するだけで生きていける地上の楽園だった。それでもいつか資源がつきる日がやってくる。そこで1999年9月に国連に加盟。そして「2万5000米ドルでナウル国籍の販売」と「国際銀行の設立」をした。

  銀行には不透明な預金がころがりこんでくる。だがこの銀行も、アメリカのテロ以降は破たんをしいられた。ちょうどアフガニスタンからは大量の難民がオーストラリアに流れこんできていた。オーストラリアは、「難民1100人を受け入れてくれたら助けてあげよう」と提案した。もちろんすんなりとはいかなかったが、最終的に難民たちを受け入れたナウル共和国。だが、大統領の亡命さわぎ、難民たちのハンストと、混乱が続く。

  日本ではNHKが「新アジア発見」が「楽園の危機を救え-南太平洋・ナウル共和国-」を99年8月20日に放映していると、リビングサイエンスアーカイブスの「千年持続学-21世紀の危機とそれを乗り越える智恵」。日本のオイルショックと比べグローバリゼーションについて書かれている。

  ナウル共和国について、本まで出してしまった人がいる。アホウドリの糞でできた国―ナウル共和国物語という本だ。吉田靖さんがブログに書いて評判を呼び出版された。そのいきさつは適宜更新をどうぞ。このブログは本が出版される前から読んでいたのでずっと前からリンクしていた。

  夏でも涼しいブルターニュで南の島のことをいろいろ想像したものだ。まるで小説のような話なのだが、本当に地球上に実在するのだと知りどんな国なのか気になっていた。「日本人に一番人気のない国ってどんなとこ?」という切り口だそうだ。とにかく今日の放送を見てみよう。

    実際にナウルに行った日本人

  「ともやくんの旅行記」 日本資本でヨットハーバーが建築中だったとか。どうなっているのだろう。
  「世界制覇カウントダウン! ナウル入国にビザは要らない?!」 行ってみようと思うのがすごい。

    追加エントリー

  成人男性90%が失業している国 実際にテレビ放映を見て考えたことを追加した。

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2007.06.22

パソコン購入 NEC LaVie LL550/HG

Nec

  ついに新しいパソコンを買った。これまで使ってきたメーカーは富士通、SONY、東芝だった。そして今度はNEC。本当はデスクトップを買おうと思っていたのだが、やはり仕事柄移動することも想定しないといけないのでノートになった。これまでのは2003年6月に購入したものだから、よく使ったほうだろう。

  前のパソコンは購入後ちょうど1年でハードが故障。フランスから日本に送り返し修理した。海外サポート付きの東芝Dynabookだったので、運よく無料で修理してもらった。以前はフランスで修理ができていたのだが数年前から閉鎖されすべての修理は日本で行うようになったらしい。

  何年も使っているといろいろなデータがたまってきて、普段使わないものを整理しても動きがにぶいしフリーズする。ハードディスクドライブCには空きが1GBしかなく、こうなると容量不足で最適化もできない。おまけに少し前からは音声入力ができなくなっていた。フランスに住む友人たちから、Skypeスカイプで電話がかかってきても応答できなくていらいらする日々が続いた。そこでついに衝動買いをしてしまった。

  これから毎日お世話になるのは日本電気 LaVie L LL550/HG(A4ノート/15.4型ワイド液晶搭載) Vista-HomePremium PC-LL550HGだ。これまでのものを比べると、初期設定がずいぶん楽になったように思う。

  またMicrosoft Office PowerPoint 2007が標準装備されているし、Corel Paint Shop Pro X ペイント ショップ プロ 10 も使用できる。はじめてだったが、写真ファイルと連動しているのでPhotoshopより便利そうだ。写真のようにNEC特製のマウスもついていた。

  ホームネットワークを設定すればパソコン同士でデータの受け渡しができるようなので、これまでのXPは書庫としてまだまだ活用できそうだ。

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メルセデスベンツ Cクラス 日本で発売開始

  Mercedes-Benzメルセデス・ベンツのCクラスが7年ぶりにモデルチェンジしていよいよ登場する。このCクラス、購入する年代層は幅広いが、女性が3-4割をしめているという。ただ国内での販売台数は減少している。反対に同価格帯では日本では2005年4月にフルモデルチェンジをしたBMW 3シリーズの伸びがめだっている。

  そこで今回のモデルチェンジではAvantgardeアヴァンギャルド、Eleganceエレガンスと2タイプが同時に発売されることになった。ライフスタイルに合わせて選択できるようにしたからだ。女性客を意識して「ミニスカートでも乗り降りしやすいし、ネイルアートしていてもドアを開けやすいように配慮している」そうだ。

  「新型もいいけれど、やはり古いベンツが好き」という人にとってメンテナンスが悩みのたね。そんなオールドベンツファンたちの間で口コミで広がっている会社があるのだとか。大阪にあるWERKEヴェルケだ。ここはオールドメルセデスとオールドポルシェの専門店でスタッフは無類の車好きがそろっている。

  どんなオールドベンツがあるかはこの写真をどうぞ。愛車の調子が悪ければ部品を本国から取り寄せることもできるし、整備をまかすこともできる。直輸入なので割安価格だそうだ。オールドメルセデスとオールドポルシェのファクトリーというブログもおもしろい。1962年~1967年にわずか2,419台しか製造されなかった300SEクーペが、3台もあるというのだから、こだわり具合もはんぱではない。

  ベンツファンは「いちど乗るとやみつきになる」というが、メンテナンスさえしっかりしていればすぐれた耐久性があるそうだ。部品が手にはいらないと修理をあきらめる前に相談してみたらどうだろう。

  メルセデス・ベンツ オフィシャルサイト
  Cクラス ニュータイプ 中身をチェック 

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2007.06.21

フランスからの小包

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  フランスから郵便が届きました。送ってくれたのは、リヨンにお住まいのオペラ歌手、ひでさんです。在仏熊猫日記というブログを書いています。ひでさんのブログが「15万ヒット」をむかえ、私は15万プラス1番目の訪問者となったのでプレゼントを送ってくれたのです。

  中からいい匂いが漂ってきます。どきどきしながら包装を開くと中から右のようなたくさんの品が出てきました。フランスのL'OCCITANT ロクシタンの製品です。南仏プロヴァンス生まれの自然化粧品のメーカーでフランスでは非常に人気があります。私もハーブ入り石鹸を使っていました。
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  このメーカーは植物療法やアロマセラピー理念で作られており、商品の製造工程で動物性原料、および副産物を使用していません。また環境保護のために、汚染物質を出さない工場作り、環境に優しいパッケージを使用。加えてブルキナファソへの継続的な支援を行ったり、ほとんどの製品にはパッケージに点字で製品名を記載するなどの配慮もしています。

  ほかに入っていたのは、これも南仏の代表的香辛料でした。Herbe de Provenceエルブ・ド・プロヴァンスは何にでもあうフランスの万能調味料。肉料理、煮込み料理、スープなどに使わせていただきます。ひでさん。どうもありがとうございました。
  
  L'OCCITANT ロクシタン ホームページ 日本語

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2007.06.19

Nuit Inter Celtique de Rennes ケルトの夜 レンヌで開催

Nuitinterceltique2007

  これまでパリとナントで開催されていた大規模なケルトの祭典がついに今年からレンヌla première Nuit Inter Celtique de Rennesにもやってきた。昨年、パリで行われた記者会見の様子はここで紹介したとおり。

  6月2日にle Stade Rennais F.C.レンヌのサッカーチームのホームスタンドで開催されたこのコンサート。今年のゲストの顔ぶれがすごい。 これは見逃してしまったことが非常にくやしい。これからも毎年開催してほしいものだ。


Dan Ar Braz
Alan Stivell
Dominique Dupuis
Didier Squiban
Le Bagad de Lann-Bihoué
Le Pipe Band de la British Airways
Les Danseurs irlandais de Cork
Les meilleurs Bagadoù et Cercles de Bretagne


    Nuit Inter Celtique de Rennes 公式ホームページ
  Danses Costumes Musique en Bretagne Rennes 2007 ここから写真をみることができる
  Ouest France 新聞社 ウエスト・フランスの写真

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2007.06.17

ブルターニュ幻想館 リニューアルオープン

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  ブルターニュの地図や本を買いたいのだが、どのような本があるのかという問い合わせがよくある。そこでAmazon上の書籍を紹介しているが、これまで使っていたG-Toolはリンクできる数が限られていた。最近Amazonにインスタントストアというサービスができているので、それを利用して上のブルターニュ幻想館、本館を作ってみた。

  写真をクリックすれば、入館できる。ただこのインスタントストアは作るのに手間取った。Amazonのトップページからの検索結果がうまく反映できないのだ。

  Amazonは最近取り扱うジャンルが増加していて、化粧品やアウトドア用品まで購入できる。ためしにブルターニュで検索してみると、バスソルトやGavottesガボットのクッキーまで売っている!うれしくなって特産品に載せておいた。Gavottesガボットの関連エントリーはこちらにあるが、とてもおいしい。

  新製品をチェックするたびに、ブルターニュ幻想館のリンクは増やしていくつもりだ。まだ完成していないので以前のものは別館に置いておくことにする。

  ここでみなさんにお願い。ブルターニュに関する映画をまとめたいのでぜひ情報を。フランスと日本では題名が異なっていて、検索がむずかしいので。

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2007.06.15

オペラ座の怪人とブルターニュ

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    オペラ座の怪人は何度も映画化されているし劇団四季がロングラン公演しているので、原作を読んだことがなくても、題名は聞いたことがあるだろう。そういう私も原作はたぶん子供のころに読んだだけで覚えていなかったし、最近の映画も舞台も残念ながら見ていない。文庫本が家にあったので読んでみて驚いた。

  主人公シャニイ子爵と歌姫クリスチーヌが出会った場所がブルターニュだったのだ。クリスチーヌの一家はPeros-Guirecぺロス・ギレックに別荘を持っていて、シャニイ子爵は伯母と一緒にLannionラニオンに住んでいたという設定なのだ。「二人は毎日のように顔を合わせ、一緒に遊んだ」ことになっている。

    この距離は23キロ、車では30分ほどしかはなれていない。この時代乗り合い馬車でも1時間あれば行けただろう。Peros-Guirecぺロス・ギレックは先日書いたエッフェル氏のお屋敷が建っているあたりである。この静かな海もすぐ近くだ。

  原作は1910年の作品の作品なのでちょうどエッフェル氏と同時代の話だ。ちょうどベル・エポックで華やかな文化が花咲いているころである。Lannionラニオンのことはあまり書いていないのだがEglise de Brélévenez ブレレヴネ教会があるところだ。この教会内部には一部12世紀ロマネスク様式が残っている。

  オペラ座の怪人に描かれているブルターニュの記述は美しいので紹介しておこう。ブルターニュの歴史や昔話が大好きな二人は話を聞くのを楽しみにしていた。「ブルターニュのおばあさんのなかで、これまで少なくとも一度は、月夜のヒースの荒地で、妖精たちが踊るのを見なかった者がいるだろうか?」それから続く墓場や骸骨の記述もいかにもブルターニュらしさがでている。

  パリにある華やかなオペラ座(1875年建築のオペラ・ガルニエ)。シックな色あいの大理石を用いた大階段、シャガールの壁画と豪華なシャンデリア、皇帝の色である赤と金を基調とした観客席はそこに居合わせる人々を夢の世界へといざなう。怪人と妖精たちの住むブルターニュ。見事な対比だ。

  

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局部麻酔と鎮痛薬

  今週2度局部麻酔を打たれた。月曜日は左足の裏。角質化した皮膚をえぐりとるためだ。原因はたぶん昨年好んではいていた靴。魚の目のように硬くなったのを市販の薬でとっていたのだが、この際直してしまおうと病院へ。「魚の目だとしろうと判断する人が多いのですが、タコだったり、イボだったりするんですよね」と医者。

  結局、何なのか判断つきかねる症状だったらしい。「薬を貼って3日に一度通院する方法と、思い切って切除する方法がありますが、どうしますか」と聞かれ少し迷ったが「切ってください」とお願いした。局部麻酔の注射をうち、患部にメスを入れる。「傷口を縫うと直るのが早いのですが、今回は肉が自然にできてくるのを待ちます。出血しますし痛みます。思ったより患部が深いので直るまで2週間以上は必要でしょう」と分厚い包帯をしてくれた。

  麻酔のおかげて痛くないし、オートマの車なので自分で運転して家まで帰宅することはできた。しかし中指から3センチくらいの中央部なので触れずに歩くのは無理だ。じっとしていると何でもないが、少しでも触れると声がでる。ロキソニンという痛み止めを飲む。スリッパもはけないので、かかと部分にクッション(パソコンの手を置くものとタオル)をハンカチでくくり付け靴代わりにした。翌日、患部消毒のために病院へ。このクッションにサランラップを巻いて出かける。切りっ放しなのでガーゼを交換するのが痛かった。ガーゼをむしり取ると、血が固まった患部が再度開き出血する。

  そして水曜日には歯の神経を抜くためにまた局部麻酔。先週肩がこって歯が痛いと思て我慢していたのだが、これは以前治療していた歯の内部に虫歯ができていたためだった。歯の内部をくり貫いて、そこに薬をしみこませた脱脂綿をつめて「では土曜日に。左側ではかまないようにしてください。傷みは徐々になくなるはずです」というので「え。このままですか。詰め物をしてくれないのですか」とたずねたが却下された。麻酔がきれてくると鈍痛が・・・歯医者でもらったカロナールを飲む。

  麻酔でショック状態をおこすこともなかったし、鎮痛薬のおかげで左足をかばいながら歩き、ご飯を食べることができる。これがフランスだったら、診てもらうのに数週間は待たされただろう。普通に歩けるだけで幸せなのだと実感。あともう少しの辛抱だ。
    

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2007.06.11

Ouest France グランプリ受賞

  フランスの地方紙として不動の地位にある日刊紙Ouest Franceウエスト・フランス。 昨年度の発行部数は78万部だった。日本の読売新聞1000万部、朝日新聞800万部と比較すると、少ないと感じるだろう。だがフランスで最も古い歴史を持つLe Figaroル・フィガロが32万部、Le Mondeル・モンドは31万部しかないので78万部は大健闘しているといえる。

  そのブルターニュのOuest Franceウエスト・フランス。6月4日にCB Newsが選ぶGrand prix des médias 2007の le prix du meilleur quotidien régional地方新聞のグランプリを獲得した。

Ouest-France, le premier quotidien français, a reçu lundi 4 juin dernier, le prix du meilleur quotidien régional par la revue CB News. Devant des centaines de représentants des métiers de l’information, le palmarès a été rendu public lors d’une soirée organisée à Paris. C’est à Joseph Limagne, directeur des services parisiens de Ouest-France, représentant le PDG, François-Régis Hutin, que Christian Blachas, président et directeur de CB News, a remis le trophée. Club de la presse de Rennes et de Bretagne

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2007.06.10

ピアノをひく猫 人気にあやかりCD発売へ

    ブルターニュのオマール海老の映像を見ていた時間帯、じつは裏番組もちょっとだけ見ていた。フジテレビの奇跡体験 アンビリバボーだ。その中では手をつなぐラッコも登場していたようだが見ていないので、どういう紹介の仕方をされたのかわからない。チャンネルをきりかえた私が見たのは中国のアクロバット犬だった。そのあと、さらに信じられない映像。Noraというとてもチャーミングな猫が2本足で立ち上がり、ピアノをひいている。演奏を楽しんで夢中になって鍵盤をたたいている映像は、まさにアンビリバボー。

  家にやってきてから飼い主のBetsy Alexanderベッツィー・アレキサンダーが自宅でピアノを教えているのをじっと観察。ある日突然ピアノに向かって弾きだしたという天才猫。自分でひくだけでなく、他の演奏者の音をしっかり聴きながら一緒に連弾するのだからおそれいる。映像なしで「Erik Satieエリック・サティの演奏です」なんて言われても、私はきっと本気にしてしまうだろう。
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  4ヶ月前にYou Tubeにアップされた上の映像、カメラ目線もきまっている!すでに456万人(4563991)が見た人気映像に目をつけたのが動物もののCDを販売しているLaurel Canyon Animal Companyという会社。すぐに連絡をとり、CDを販売することになった。誰だってこの映像を見たら、引き付けられるはず。タイトルはCat On The Keysだ。視聴してみたら歌もはいっていた。歌っているのはノラではなく人間だったが・・・


  別の映像もどうぞ。こちらはノラの声もはいっている。

●芸達者なネコ 奇跡体験 アンビリバボー
 アメリカ・ペンシルバニア州フィラデルフィア。この町に住むアレキサンダー夫妻の家にはノーラというメスの猫がいる。実はノーラには特別な才能があり、お陰で妻のベッツィーさんのビジネスは大盛り上がりだという。
 そんなノーラがこの家にやってきたのは2004年、ベッツィーさんが動物収容所から引き取ってきたのだ。そして一年後のある日、ベッツィーさんの目の前であることをして以来、毎日おこなっているという。
 それはなんと、ピアノの演奏だ。きちんと椅子に座り、両足で鍵盤を楽しそうにたたくのだ。ベッツィーさんは実はピアノ教室の先生。ベッツィーさんが演奏をする姿を毎日見ていて、ノーラはピアノを弾き始めたようだ。
 ベッツィ-さんは、最近はノーラに会いたくてピアノ教室にやってくる生徒さんもいると話す。これぞまさに真の招き猫。いや、猫の恩返しかもしれない。

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2007.06.07

ブルターニュのオマール・ブルー

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    なにげなく日本テレビを見ていたら、「モクスペ、世界めちゃウマ食遺産 」でブルターニュのオマール海老が登場した。上の写真を見てほしい。特に足。ほんとうに青い色をしている。このオマール、茹でると赤くなる。以前オマール海老というエントリーにも書いたことがあるが、フランスでは大型の海老や蟹、牡蠣などは、生きたまま市場で売られているのだ。

●全てのフランス人の憧れ!幻の最高級ブランドエビ“オマール・ブルー”を探せ!
フランス人のシェフは言う。
・世界最高峰のエビがフランスにある。
・名前は“オマール・ブルー”、キレイな青紫色をした殻が特徴。

そんな“オマール・ブルー”を求め、坂下千里子とボビー・オロゴンが、フランスへ向かう。
そこで2人がやってきたのは、 ブルターニュ地方のカンカールという港町。
エビを扱わせたら世界一!という天才シェフ・ロランジェの下を訪れる。

そのロランジェは、オマール・ブルーに人生を捧げ、 最高のオマール・ブルーが獲れるカンカール以外の厨房では、決して その腕を振るわないという。
そんな世界最高峰の料理人が作る、オマール・ブルーを使った究極の一皿とは、どんな料理なのだろうか!?


  特にブルターニュでとれるle homard bleu de Bretagneオマール・ブルーは絶品。高級食材として引っ張りだこである。番組で紹介していたのは生牡蠣の養殖地としても有名なCancalカンカルだった。干満の差が14メートルあって引き潮の時には広大な砂浜があらわれる。沖合いに籠をしずめて漁を行うのだが、オマール・ブルーを保護する目的で450グラム以下なら海に返す。そんなにたくさん水揚げはないのだ。

  カンカルにはフランス料理の最高峰、三ツ星レストランLa Maison de Bricourt ラ・メゾン・ド・ブリクールがある。だがそう簡単にここで食事はできない。番組取材班はOlivier Roellingerオリビエ・ローランジェさんの料理を取材するため、6ヶ月前に予約を入れていたそうだ。

  「写真だけでは満足できないからすぐにブルターニュのオマールが食べたい!」とおっしゃる方。日本国内でも生で自宅に届けてくれるというありがたいサービスがある。
毎週土曜日活きたままお届けします!【お試しキャンペーン】活オマール フランスブルターニュ産
毎日活並みの味をお届けします!オマールCAS冷凍 フランスブルターニュ産 約500~550g

  番組にでてきた漁師Philippe Couapel フィリップ・クワペルさんはシェフOlivier Roellingerオリビエ・ローランジェさんの« Un ami d'enfance et un vrai chasseur de homards. » 子供のころからの友人でほんもののオマール漁師なのだそうだ。

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2007.06.06

エッフェル氏のお屋敷

Ploumanach

  「あそこにあるのがエッフェル氏のお屋敷だよ」と散歩している人の会話が耳に飛び込んできました。それを聞いてだまってはいられません。思わず「すみません。エッフェルさんて、あのパリのエッフェル塔を建てた人ですか」と問いかけます。「そう。その通り。ほらあそこだよ」と指差す方角に振り返ると、ありました。

  バラ色の花崗岩で有名なPloumanac'hプルマナック海岸に、一軒だけ建っているのがそうです。「今ではこのような場所に家を建てることはできないのでしょう」と尋ねると「そうだね。保護区になっているから、いくら金持ちでも無理だよ」という答えが返ってきました。散歩していた男性3人は映画関係の仕事をしているそうです。バカンスで数日間、ブルターニュに滞在しているのだとか。
Maison_albert_eiffel
  L’un des fils de Gustave Eiffel, Albert Eiffel fait bâtir la villa Ker Awel au bord de la plage Saint-Guirec en Perros-Guirec 「ギュスターブ・エッフェル氏の息子のひとり、アルベール・エッフェル氏がぺロス・ギレックのサン・ギレックの浜辺沿いにla villa Ker Awelを建築」という記述を見つけました。1903年だったようですが、詳しいことはわかりません。

  以前紹介した岸恵子さんが案内するとっておきフランス旅とフォト・エッセイ集。ここでもこのエッフェル氏のお屋敷の話が出てきます。とても美しい海岸線ですから、近くに泊まって夕暮れの景色を堪能してほしいです。

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2007.06.03

絵本の中で見た夢の国 大特集 ブルターニュ大紀行

No4

  私が愛してやまないブルターニュ。離れると決めるのに時間がかかった。いざ帰国するとき、大好きなレンヌ市役所や旧高等法院の建物を何度振り返って眺めたことだろう。猛暑の夏、屋根に雪が積もった珍しい冬の夜、目をつぶれば忘れられない四季おりおりの光景がそこにある。この手はそっと触れたグラニット(花崗岩)の凹凸まで記憶している。

  ブルターニュの雄大な原野や海。そして頑固だけれどいったん心を開けば、かぎりない優しさで応対してくれるブルトン人たち。そんな暮らしの一部を日本に伝える本の制作にかかわることができた。「フランスの旅 no.4―小さな美しい村をめぐる。パリから先の、知られざるフランスへ。朝、目覚めるとそこは、絵本の中で見た夢の国」である。

  シリーズ4冊目となるこの本。今回の大特集が「ブルターニュ大紀行」なのだ。私達はノルマンディーとブルターニュをHertzのレンタカーで移動しながら取材した。あたりには広い畑が広がっていて牛や羊たちがのんびりと草を食んでいる。そこを何時間も突っ走るわけだ。一見すると全く変わらないように見える風景。だが集落ごとに、農作物、工芸品、衣装、踊り、言語などが微妙に異なる。そこへ行かないかぎり触れることのできない人々の暮らしがある。
Bretagne_hotel

  紹介したい場所は山ほどある。限られた取材日程でブルターニュを網羅することはできない。またこの本では文章は書いていないので、私の説明がうまく伝わらず記述が誤っている箇所もある。それでも同行したカメラマンの撮った素晴らしい写真をご覧いただければ、ブルターニュのよさをわかっていただけるはずだ。Bretagne_produit

フランスの旅 no.4―小さな美しい村をめぐる。パリから先の、知られざるフランスへ。朝、目覚めるとそこは、絵本の中で見た夢の国

巻頭特集★ 断崖絶壁の村で出会った、中世のフランス
フランス南西のアキテーヌ&ミディ・ピレネーレ地方へ

大特集★ 独特の文化が息づくフランスの西の果て、神秘の楽園。
ブルターニュ地方へようこそ!

ワイン天国を巡った5日間★ ブルゴーニュワインを味わい尽す旅

中綴じ付録★ ハネムーンや結婚記念日におすすめしたいプチシャトーの旅
厳選・フランスのロマンチックホテル

アート特集★ モネ、サビニャック、サティ、ディオールのルーツを巡る旅
ノルマンディーを愛した4人の芸術家の旅路

新連載パリ20区物語★ サン・ジェルマン・デ・プレ

  これまでに出版されたシリーズ

フランスの旅 NO.3 詳しい解説はこちらから。
フランスの旅 NO.2

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