コンペル城で円卓の騎士たちの展示会

ブルターニュには魔力を秘めた森が数多くある。そのひとつがLa forêt de Brocéliandeブロセリアンドの森だ。これまでにも何度かふれたことがあるが、ブルターニュに残るアーサー王伝説の重要な舞台となった森である。伝説の中でアーサー王と並び称される騎士の中の騎士、Lancelot du lac 湖の騎士、ランスロ(ランスロット)は、上の写真のChâteau de Comperコンペル城前の湖で妖精ヴィヴィアーヌに育てられた。
戦いに巻き込まれ王であった父親が戦死。母親はまだ幼いランスロを連れ、追手から必死で逃げていた。疲れがでてふと目をはなしたすきに、湖の妖精がランスロをさらい湖の底に潜んでしまう。そこには七色に輝く水晶の城があった。ランスロはそこで成長し、やがてアーサー王の宮廷におもむき円卓の騎士に列せられたのである。
アーサー王と甲乙つけがたいほどの剣の腕と王に対する忠誠心の深さから「最高の円卓の騎士」となったランスロ。しかし運命は2人の英雄を引き裂くことになる。ランスロは主君であり、親友だったアーサー王の后グィネヴィアを恋してしまったからだ。この恋はやがて、アーサー王の宮廷をも二分するいさかいをまきおこしてしまうのである。

La forêt de Brocéliandeに関しては田辺保さんが実際に何度も現地に足を運び、素晴らしい解説書ケルトの森・ブロセリアンドを出版されている。またMyrdhinミルディンによるケルティックハープの弾き語りメルランの生涯はいつも聴いているが少しもあきがこない。
このChâteau de Comperコンペル城にはLe Centre de l'imaginaire arthurien アーサー王物語研究センターが設けられていてアーサー王伝説の常設展示と企画展がいつも見られるのだが、今年のテーマがLes Chevaliers de la Table Ronde 円卓の騎士たちなのである。私は4月にこの展示を見てきたが、ファンにとってはたまらない魅力がある。ケルティックハープの弾き語りや森のガイドツアーなど夏のイベントはこちらからチェック。
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