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2007年9月の記事

2007.09.30

Breizh Touch TF1ライブビデオ

"Breizh Parade" - la grande parade des Celtes 1
"Breizh Parade" - la grande parade des Celtes 2

  9月23日、シャンゼリゼでのパレードの様子が生中継された。TF1でまだ見ることができた。1と2、両方で1時間の番組だ。うれしくて繰り返し見ていた。

  すると知っている人が次々登場してきて、あまりの懐かしさに泣きそうになってしまった。私もこの場にいたかった・・・

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Breizh Touchを写真で見る

Breize

   Breizh Touch開催初日の9月20日、パリを通過したので一目だけでも見ようとセーヌ川沿いのイベント会場に向かった。メトロを乗り継いでやっと川の対岸についた。だが乗り換えに思わぬ時間がかかりここでタイムオーバー。TGVの時間がせまっていて引き返さざるをえなかった。

  結局写真を3枚撮っただけで、何をしているのかも見ることができなかったのだ。そのあと走りつづけて駅まで戻ったが、あと30分時間があればとうらめしかった。それが上の写真。メインのシャンゼリゼ・パレードが行われた23日はブルゴーニュだったので、どうしようもなかった。ほかの人が撮った写真で、せめて雰囲気だけでも味わおう。

   Breizh sur Seine セーヌ川ぞいのイベント会場の写真

   知人からのメールによると、ここには素朴なゲームもあったらしい。たとえば金属製の物を投げて、金属の筒の中に入れたり、木の板の上に乗るようにしたり、糸で下げてある木靴の中に入るようにするゲーム。それから、糸の中間に小さい鈴がついていてそれを上手く体をねじって通っていく遊び。その糸と言うのがいろいろな方向についていて、跨いだり、潜って行って、鳴らさずに進んでいくゲームなど。

   シャンゼリゼのパレードの様子を撮影した写真
   Breizh Parade  Breizh Touchより
  Breizh Touch 新聞社Ouest Franceより  83枚の写真あり

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2007.09.29

Breizh Touchを映像で見る

   パリの真ん中でブルターニュの音楽が響き渡り、民族衣装を着た人たちが闊歩する、そんな催しが9月20日から23日まで行われた。Le Telegrammeのニュース映像を2本どうぞ。

  投稿ビデオが見られるDailimotionには多くの映像があるので、クリックしてみよう。

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2007.09.28

Rennesレンヌ中心部での放火事故

Rennes_incendie

  9月21日の朝、住み慣れたrennes レンヌを歩いていると、何台もの消防車が道をふさぎバス道路が閉鎖されていました。しかも目抜き通り、中央郵便局の前です。一瞬ストライキか訓練かと考えたのですが、道路の反対側の建物から煙が上がっているのが見えました。すでに屋根が燃えてしまってありません。

  約束があったので写真だけ撮って立ち去りましたが、その日の夜、日帰りでNantes ナントから帰ってきたときも、まだ放水が続いていました。この事件についてrennes レンヌ在住のOdamaさんが今日書かれていたので以下に転載させてもらうことにします。写真は私が撮ったものです。

もう一週間前のことなのですが、先週木曜の晩から金曜の未明にかけてレンヌの中心も中心で火事が起こりました。建物がおそらく石造りのため外から見るとたいした被害ではなさそうなのですが、3人の若者が死亡し多数の負傷者が出たそうです。

酔っ払った若者×3が放火の容疑でパクられており、リーダー格は既にその道で経歴があるそうです。スクーターに火をつけようとしているところを警察に押さえられたとか。

金曜以降現場付近では毎日多くの人が立ち止まって様子を眺めており、市民が受けたショックは大分大きいようです(正直ちょっと不思議)。昨日は花を持った数百人の人々が行列をなしていました。私はさらにそれを眺める人ごみの中に混じっていました。

保守系のル・フィガロ紙のサイトではレンヌにおける若者の飲酒慣行およびインチキ学生どもに対するなかなか批判的な記事を見ることができます。こんな風に書かれるとレンヌってかなりアル中だらけで危険な街である、という印象を与えそうな気がします。

いや実際に犬を連れて酒かっくらってブラブラしている若者は目に付くし(最初怖かった)、歴史的にもブルターニュはアル中の国だし、「渇きの通り」って呼ばれている場所もあるし時間帯によっては十分いかがわしいのですが、そういう世界と上品でブルジョワな世界が全く同じ地理的空間に存在していて、それらが普段は直接衝突せずにいるのが実態なのです。

市長(社会党)によると「学生が通りで集まっているのは貧困化(レンヌではなかなかホットなテーマ)が原因で、バーに通うお金がないからなんだ」そうで学生を弁護しています。なんか違う気もしますけど。

ここでなんというか釈然としないのは「市の中心部で木曜の晩火災が起きて死者が出た」「木曜の晩は学生達は酒盛りをしている」「死んだ若者達も酒盛りの最中だった」「放火犯も酔っ払っていた」といった一連の事実から、問題が「レンヌにおける飲酒とアル中」といった風に道徳問題として定式化されること。火災一つでなんだか随分多方面に影響を与えているなと妙に感心しています。

Rennes_incendie1
  新聞記事には早朝4時15分くらいに炎があがり、部屋で騒いでいた3人の若者(2人の女性と1人の男性)が行方不明とあります。ここは市役所からわずか数十メートルの位置です。27人が緊急病院に運ばれましたがその中には3~4歳の子供が3人混じっていました。

  放火犯は3人。いずれも19~21歳でした。Odamaさんは記事が誇張しすぎだと感じているようですが、毎晩のように騒ぐ若者たち(午前2~5時)のどなり声に耳栓が手放せなかった私としては、「大げさすぎる」と一言で片付けてしまえないわだかまりがあります。

  じっさい、すぐそばで回転木馬が放火されたこともありました。被害にあわれた方々の回復を祈るばかりです。続きにはFigaroの記事を貼り付けておきます。

続きを読む "Rennesレンヌ中心部での放火事故"

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2007.09.26

ブルゴーニュ最後の夜

  Dijonディジョンの駅前にあるホテルからです。2週間のフランス滞在も終わり、明日朝6:30のTGVでパリ、シャルルドゴールに行き、アムステルダム経由で日本に帰国します。今回泊まったホテルはどこともパソコンの接続ができず、1度だけ友人の家でメールチェックしただけでした。

  小さなトラブルは毎日のようにありましたが、たくさんの貴重な体験と資料でふくれたスーツケースを押して帰ります。想像していたより気温が高かったのですが、今晩は冷え込んでいてこれから夕ご飯を食べに出かけるにはコートが必要です。日本ももう秋になったでしょうか?

  フランスでお世話になったみなさん、どうもありがとうございました!

  

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2007.09.10

シャンゼリゼ通りがブルターニュになる日

  ブルターニュからニュースが届いた。

Breizh Touch : quand la galette prend d’assaut la capitale ...
On y est presque ! La Breizh Touch sera à Paris du 20 au 23 septembre prochains. 4 jours de fête et de découverte à Paris, pour présenter au public une Bretagne étonnante et détonante.

Breizhtouch

  Parisパリをブルターニュ色にそめてしまおうという4日間の催しが9月20日から23日まで開催される。コンサートやダンスパーティー、セーヌ川のほとりでのヨットのイベントなど盛りだくさんのプログラムだ。

  そしてシャンゼリゼ通りを3000人のミュージシャンたちが行進するというのだからスケールが大きい。23日正午にテレビTF1で生中継されるという。スコットランド、アイルランド、ガリシアなどのケルト文化圏からもミュージシャンが大集合する。ダンス、バガドゥの演奏もあるというのだから、これは見逃せない。

3000 musiciens et danseurs traditionnels vous convient, le 23 septembre 2007, à 12 h 00, à la plus belle des parades bretonnes… sur les Champs Elysées. Sur place ou en direct sur TF1, que le spectacle commence !

Au milieu des «Gwenn ha du» - drapeaux bretons - le Bagad de la Marine Nationale (Lann Bihoué) ouvre la parade. Suivent les meilleurs bagadoù de Bretagne regroupés en pôles de 200 à 300 musiciens. Des groupes de 160 danseurs bretons – tous classés en 1ère catégorie à l'issue des concours annuels -, accompagnés de leurs cousins celtes venus d'Ecosse, d'Irlande, de Galice et des Asturies ponctuent cette parade. Long de 1,3 kilomètre, du Rond Point des Champs Elysées à la place de la Concorde, ce défilé aux couleurs celtiques redessine la plus belle avenue du monde. Le final ? Un concert unique réunissant 7 bagad, des pipes bands et des chœurs gallois !

  詳しい情報はBreizh Touchからどうぞ。せめて1カ月くらい前に知らせてくれたら予定に入れることができたのに残念。フランスはやっと夏休みが終わったところ。記者会見も今日行われるそうですから仕方がないのですが、身体が2つほしいです。誰か、私の代わりにレポートしてください。ビデオ、写真もお待ちしています。

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2007.09.09

あきらめないこと

  ふだん低血圧の私だが、きっと心拍数が増えているだろう。なぜって、さきほどからドキドキしているからだ。昨晩ボーヌで死ぬということ―「中世の秋」の一風景を読んでいたら、電気もつけっぱなしでそのまま寝てしまった。

  ここに出てくるあるテーマをずっと追いかけていてそれで本を書こうとしているのだが、朝続きを読み返していてひっかかることがあった。そこで別の本を取り出してネットで検索をかけると、「いつか行かなくては」と思っていたその場所が昨日予約したブルゴーニュ第1日目のホテルから、わずか30分の距離にあることがわかった。Brianny ブリアニーというところだ。

  ついでにもう一か所を調べるとパリからそう遠くないイヨンヌ川流域と記述されている。そのLa Ferté-Loupière ラ・フェリテ・ルピエールをMappyで調べると、こちらは2日目に泊まるホテルから1時間しかかからない。まったく訪れる予定にはいっていなかったので、このような幸運があるとは感激だ。まるで何かに導かれているかのようだ。

  すこしだけ種明かしをすると、私が見たいのは教会内部にあるものだ。まだ観光案内所には連絡していないのだが、こういった小さな教会は閉まっていることが多い。ここまで行くなら、お願いして鍵を開けてもらおう。がぜん旅の準備が楽しくなってきた。もし帰ってきてからその事実を知ったら、くやしくて仕方なかっただろう。日本にいながらにして情報が集められるのはインターネットのおかげだ。

  さらに付け加えると、旅の前半に行くことになっているNormandie ノルマンディーのRouen ルーアンにもこのテーマに関連する場所がある。ルーアンにはすでに何度か行っているのだが、そこのことは知らなかった。数週間前にガイドブックを読んでいて知ったばかりだ。しかもありがたいことに自由時間があるので、走ってゆけば間に合う。このチャンスをいかし、しっかり目に焼き付けてきたい。

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ラグビー観戦でホテルが満室

  スーツケースを宅急便で空港に送り、SNCFのサイトとにらめっこ。やっと検索ができたので、日程に合わせてTGVの時間を検索した。前に書いたように、NantesナントからDijonディジョンまで列車で移動しようと思っていた。

  だがNantesナントのホテルがどことも満室だ。調べてみたら、案の定ワールドカップラグビーの試合がある日だった。シーズンオフでも大きなコンサートや見本市があると宿泊場所がなくなってしまうので注意が必要なのだ。(残念ながらフランスチームは昨日の開幕戦で敗れてしまった)。

  NantesナントはRennesレンヌから日帰りで行って、1日早くBourgogneブルゴーニュへ列車で移動することにした。普通はいったんパリで駅を移動しなければならないが、Lyonリヨン経由なら構内で乗り換えだけ。時間は少し長くなるが荷物があると余計な労力を使わずにすむ。せっかくなら、リヨンの街も歩きたいがそれほど乗継時間はないので残念だ。

  予約番号だけとって、購入はフランスに到着してから自動販売機で自分で買うことにした。この方法なら、クレジットカードの番号を入力する必要はない。難点は数日後の期日中に買えないと、自動的にキャンセルされてしまうこと。ほかのTGVの割引チケットは自分で印刷した。(こちらはクレジットカードの入力が必要)。最近飛行機のチケットもなくなりつつあり、今回はKLMのチケットを印刷したが忘れそうで怖い。

  それから半日かけて地図を確認しながら、ホテルの予約をした。数週間前から調べてはいたのだが、ここと思うところは遠すぎて無理。目的にあうような個性的なホテルは値段も高いので、見定めるのが大変だ。それでも何とかスケジュールにあわせ予約が完了したのでホッと一息。あとはレンタカーの予約だけだと思う。これはまた明日にしよう。

  このブログをつうじて知り合ったフランス在住の日本人2人が、「ブルゴーニュでうちに泊まってもいい」、「もしSNCFの予約が必要なら声をかけて」と連絡してくれた。きっと近いうちに会える日が来ると信じている。ご厚意、ほんとうにありがとう。

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2007.09.07

ラグビーのワールドカップ2007開幕

  ラグビーのワールドカップIRB Rugby World Cup2007がいよいよフランスで開催になる。1987年から4年に1度開催され、今大会は第6回目。開幕は9月7日午後9時からパリ郊外のサン・ドニで行われるフランス対アルゼンチン戦だ。

  参加チームは20チーム、全48試合が計12ヶ所(うちフランス10ヶ所、スコットランド1ヶ所、ウェールズ1ヶ所)にて行われ、240万人が観戦すると見込まれている。2007年大会のシードは、以下の8ヶ国。イングランド(前回優勝)、フランス(開催国)、アイルランド、スコットランド、ウェールズ、オーストラリア(前回準優勝)、ニュージーランド(前回3位)、南アフリカ 。日本チームも出場する。メンバーはこちらIRB Rugby World Cup 公式ホームページ

  フランスのラグビー人気は高く、サッカーに次いで好まれるスポーツ。いよいよ開幕ということでいろいろな特集が組まれている。ちょっと気になったのがFrédéric Michalak フレデリック・ミシャラク。1982年生まれで24歳。前回大会で活躍したが開幕戦ではリザーブメンバーになっている。そこで、フランスラグビーのセックスシンボルである彼の姿が見られないのかと話題になっているのだ。
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  Son statut de sex symbol du rugby français n’est plus à démontrer. Crâne rasé et regard ténébreux, il est la valeur sûre du XV de France... et du calendrier des Dieux du Stade.

  ご存じない方のためにフランス人女性をとりこにしている彼の肉体美をお見せしよう。 これは一般の書店で販売されているラグビーチームのカレンダーDieux du Stade : Calendrier 2006だ。(昨年は20万部が売れたそうである。金曜日のテレビニュースでやっていた)。この2006年の表紙となっているのがFrédéric Michalak フレデリック・ミシャラクなのである。このメイキングMaking of du calendrier 2006も飛ぶように売れている。じっさいの映像を続きに貼り付けておく。左側が彼。贅肉などなく、すっきりとひきしまった身体だ。

  Dieux du Stade Calendrier 2008 来年のカレンダーも発売になった。
 

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2007.09.06

建築と歴史

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  海外を旅した時、自然の景観と溶け合ったその国独特の建物を見ると「遠いところに来た」ことを実感する。この図説 西洋建築史はメソポタミア文明から19世紀までの西洋建築をまとめたもの。7人が分担して書いている。写真だけでなく図面が載っているので、外から見ただけではわからない建物の構造が把握できる。

  2ページの見開きがそれぞれ独立した項目になっているので、興味のある部分だけ読んでもいい。「美しき田園のヴィラ」、「ドームの幾何学」、「百花繚乱のロココ」といったタイトルを見ただけでもわくわくするではないか。フランスでは革命後、王家や特権階級の屋敷や教会など、主だった建物が甚大な被害を受けた。「建築の蘇生術」では朽ちてゆくものを「どこかで人間が蘇生させてやる必要がある」と説明している。

  一度被害にあったものを蘇らせるのは、大変な困難がともなう。その過程をも含めて、建築を考えるのは意義深いものだ。ブルターニュの宝、旧高等法院Parlementの修復を毎日見ていてそう思った。炎につつまれ形を変えていく建物を、我が子のように見つめる人々。この時、私はブルターニュにはいなかった。「このままでは終わらせないというゆるぎない愛情を再確認したのは、大屋根が落ちた時だ」と後から聞いた。

  Nantesナントにあるブルターニュ公たちの城も15年間の修復工事(3年間の完全閉鎖)をへてこの春から公開された。9月末まで"Anne de Bretagne, une histoire, un mythe"という展示会が開催中なので、再び訪ねる予定にしている。城は私に中世の幻を見せてくれるだろうか。

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2007.09.02

TGVの検索もできないなんて・・・

  昨日からずっとvoyages-sncf.comでTGV フランス国鉄の高速列車の予約をしようとしているが、エラーになって列車の時刻を見ることもできない。数日前までは検索できたのに、システムが混乱しているのだろうか。

  長距離を移動する場合は予約がなければ満席で乗れないことがあるので困っている。それに前もって予約すれば割引があるので早く予約したい。窓口でも何度が「コンピューターが故障して予約業務ができない」と言われたことがあるが、復旧を待つしかないのだが。

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