フランスのストライキ終了
フランスで17日から実施されたストライキだが、日曜日になって交通機関も平常にもどった。Transports: retour à la normale pour dimanche(TF2)
その概要はすでに報道されているとおりだ。仏の公共交通、電力・ガスなどが全土で24時間スト(読売新聞 10月18日)
フランス国鉄、パリ市交通公団、電力・ガス両公社などの主要官公労は17日深夜から、全土で24時間の時限ストライキに突入した。国鉄の幹線のほか、都市部の交通がほぼ全面的にマヒしている。ストは、官公労職員を優遇している年金特別制度の撤廃を打ち出したサルコジ大統領に対し、方針撤回を求めるもので、サルコジ政権下での大規模なストは初めてだ。
同特別制度は、労働者全体の1割に満たない一部の官公労職員の「特権」と受け止められており、是正の必要性が長く叫ばれてきた。仏メディアの世論調査では、約8割の国民が大統領の改革案を支持。「ストには正当性がない」と考える国民も6割程度に達しており、大統領は「ストに屈して方針を変えることはない」と強気だ。
一般的な定年は60歳だが、国鉄SNCFの運転手は50歳。「かつては日本でもそうだったように蒸気機関車が走っていた。石炭を補給するのは重労働だったから、定年も早かったってわけだ。それが今まで改定されていないのだから、時代にそぐわなくなってきているんだよ。見直す時期じゃないかな」というのはSNCFに勤務している友人の話である。
このような公共交通機関のストライキで足がわりに利用されたのが、パリのレンタル自転車Vélib' ベリブだ。7月15日にスタート以来、予想を大幅に上回る人気となっている。通勤に利用している人が多いし、24時間利用可能という手軽さもうけている。これからパリ郊外に拠点が増えてゆけば利用価値は高いと感じた。
パリ市内では何かイベントがあると交通が麻痺してしまうので、自転車は非常に便利なのだ。先月パリのリヨン駅から空港に向かおうと、エールフランスバスを待っていた時のことだ。渋滞がひどくて結局バスはモンパルナス駅からシャルルドゴール空港に直行。規定のルートであるリヨン駅には来なかった。その理由はバスチーユ広場でテクノフェスティバルがあって若者が道路にあふれていたからだ。
エールフランスの人がタクシーを止めてくれて空港に向かったが普段なら1時間のところ2時間以上かかった。このバスを利用する方も多いと思うが、くれぐれも時間には余裕を持って出発したほうがいい。
パリのレンタル自転車事業が大はやり(日経BPnet 10月17日)
Vélib' ベリブ ホームページ
関連情報
11月のストライキ予定 11月13日からのストライキ情報
フランス11月のストライキ 追加情報 随時追加
| 固定リンク
「経済・政治・国際」カテゴリの記事
- Le forum économique des banlieues : "Osons la Banlieue" 若者の経済フォーラム(2016.01.09)
- Quand on a que l'amour 愛しかない時(2015.11.27)
- Une fusillade à Saint-Denis サン・ドニでの銃撃戦(2015.11.18)
- L'état d'urgence 国家非常事態(2015.11.14)
この記事へのコメントは終了しました。




コメント
こんにちは
Vélib' ベリブは評判になっているとは聞いていましたが、短期間ですっかり定着しているのですね。はじまるときは日本でも報道されましたが、機械の故障もあると言っていたので、ここまで利用されているとは驚きです。
でもパリ市内はほんと、車で移動するのは大変。トラムとか、このベリブの工事とか、とにかくやたら堀り返していて、どうにかならないかと思います。
投稿: saya | 2007.10.22 16:00
sayaさん。こんばんは。
先月ディジョンで歩き疲れた時に見つけたのが、市内循環バス。誰でも無料で乗れました。これで、1周半したのですが、地理がわかってうれしかったです。
こういうバスは6時くらいで終了のことが多いのですが夜8時か9時(未確認)まで走っていました。車の交通量を減らそうと考えたら、やはり代替のサービスを充実させないとダメでしょうね。
投稿: 市絛 三紗 | 2007.10.22 21:47
ベリブの記事が数日前に日経新聞にのっていました。この方は市絛さんの記事を読まなかったのでしょうね。
私は先に市絛さんのを読んでいたので、新聞の記事は物足りないと思いました。
投稿: tende | 2007.10.31 18:09
こんにちは
日経新聞10月28日の記事ですね。私も読みました。
私が書いているのは親会社の日経BP社です。ビジネスに焦点をあてているので、内容には詳しい数字が要求されます。
何度もマスコミに登場するのは、それだけ注目されているからでしょう。
投稿: 市絛 三紗 | 2007.11.01 16:59