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2007年11月の記事

2007.11.29

女王ボウディッカとウサギ占い

Voadicea

  ボウディッカ(ブーディカ)はブリテン島南東部に暮らすイケニ族の女王だった。領地はローマによる属州となったのだが彼らは自治を許されていた。王プラスタグスは遺言で2人の娘に統治権を継承した。だがローマはそれを無視して蛮行におよぶ。女王ボウディッカは鞭打たれ、娘達は強姦されたのだ。さらに王の親族たちは奴隷に落ちぶれる始末だった。

  部族の誇りを汚されボウディッカはAC60年、反乱軍の先頭に立つ。これに周囲の部族も協力し、ローマ軍の歩兵部隊は壊滅。7万人が殺戮された。しかしローマ軍の反撃にあい、ついに反乱は鎮圧された。反乱軍の犠牲者は8万人にのぼった。そして女王は自ら毒をあおって果てた。その決戦の前に行われたのがウサギ占いだった。

"Let us, therefore, go against (the Romans), trusting boldly to good fortune. Let us show them that they are hares and foxes trying to rule over dogs and wolves." When she had finished speaking, she employed a species of divination, letting a hare escape from the fold of her dress; and since it ran on what they considered the auspicious side, the whole multitude shouted with pleasure, and Buduica, raising her hand toward heaven, said: "I thank thee, Andraste, and call upon thee as woman speaking to woman..."

「これにより、私たちを(ローマ人へ)向かわしめ、勇ましさと幸ある未来をご信託ください。彼奴らが、犬や狼を御そうとする野ウサギか狐であることをお示しください」彼女(ブーディカ)は祝詞を終えると、衣の襟を開いて野ウサギを放ち、予言の儀を執り行った。野ウサギは吉を兆す方へ駆け、群集は歓喜の声をあげた。ブーディカは掌を天に高く掲げつつ述べた。「アンドラステの神よ、感謝を捧げます。ひとりの女として、女性である貴女へ…」
Wikipedia

  忘れ去られた女王ボウディッカの名声が高まったのは19世紀、ヴィクトリア朝時代だった。桂冠詩人のアルフレッド・テニスンは詩を書き、海軍フリゲート艦隊の名称にも命名された。写真はロンドン中心部、ウエストミンスター橋のたもとにある女王ボウディッカの像だ。

  Enya エンヤの歌うboadiceaは1986年に英国BBC局で放映されたテレビシリーズThe Celts 幻の民 ケルトのサウンドトラックThe Celtsとして制作されたアルバムの中の一曲。私はこのDVDをフランスで購入した。その時インターネットで検索して一番安かったのはカナダの会社だった。送料はフランス国内と変わらなかったので喜んでいた。ところがよく確かめずに、リージョン1を買ってしまい再生できない。フランスも日本と同じリージョン2なのでそこまで考えていなかった。どうしても中身を見たかったので悩んだ末にパソコンをリージョン1に変更。(リージョンの変更は3回しかできない)。おかげで、それ以降フランスでDVDが見えなかったといういわく付きなのだ。

  カエサルは「兎と鶏と鵞鳥を食べるのはよくない」と述べていて、それは神聖視されていたからだと考えられているが、一方で、ウサギが生贄にされることもあったようだ。これらについてはまた次回に。

  ガリア戦記 (講談社学術文庫)
  ケルト神話・伝説事典
  海のかなたのローマ帝国―古代ローマとブリテン島 (世界歴史選書)
  世界古典文学全集〈第22巻〉タキトゥス (1983年)

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2007.11.27

ウサギにまつわる話

Lapin

    近年日本の森林ではシカやウサギの個体数が増加、食害が広がっているという。これらの動物がせっかく植えた苗木や貴重な植物を食べてしまう被害が増加している。また針葉樹は表皮を食べられると枯れてしまうので、森には防護ネットがはりめぐらされているのが現状だ。
Patte_lapin

  「ウサギを捕獲して食べたらいいのに」というと、「日本では食べる習慣があまりない」という返事。フランスではスーパーでも鳥肉の横にウサギ肉を売っているので、獲ったら売れると思っていたがそうではないようだ。写真はフランスで食用に飼われているウサギだ。田舎では自宅にこのようなケージを設けていることが多い。(ブルゴーニュ地方で撮影)

  それからフランスの土産物屋ではウサギの足を売っていることを思い出した。それは「幸運をよぶ」縁起物として扱われていた。

  ウサギが縁起の良い動物として信じられている理由は、B.C. 600年以前にさかのぼる。当時の西ヨーロッパでは、精霊が動物の体の中に宿ると信じられ、人間自身もある種の聖なる動物の子孫だと考えられていた。

 ウサギが特に縁起がいいと思われる根拠は、まず地下に穴( burrow) を掘って暮らしているため、動物の体に宿ると言われている地下の霊と交流している。もう一つは、ウサギは非常に多産 (prolific) であること。これは、霊がウサギを健康と繁栄と豊穣のシンボルにさせていると信じられていた。

 そこから「ウサギは縁起物(luck)」と思われるようになった。中でも、ウサギの足は小さくて簡単にしなびることから、この部分を人々がお守りとして持ち歩くようになった。持ち歩くのは、特に左の後ろ足(its left hind foot) だそう。 幸運を招くお守りの話

     調べてみると、ほかにもいろいろな言い伝えがあることがわかった。
 *満月の夜に左のポケットに入れておくと幸運が訪れる。
 *魔女はウサギに変身していたので、ウサギの足を持つ人間は魔女に打ち勝ったことを証明するものだった。
 *ウサギは眼を開けた状態で生まれるので、その眼は邪眼に対する防護の力を与える。
 *劇場で化粧のときに使うパフとして使われていた。 転じて緊張を和らげ、舞台を成功させると考えられていた。
 *イギリスのウェールズ地方では、赤ん坊の洗礼時に幸運を祈り赤ん坊の頭をラビッツ・フットで擦る習慣がある。
 *作家ヘミングウェイはお守りとして右のポケットにトチの実とウサギの足を入れていた。
 *サッカーのスペイン1部リーグの「セルタ・デ・ビーゴ」は、勝利祈願に「あなたのニンニク、聖なる水、ウサギの足またはウサギまるごとをチームの事務所に持って来て・・・」とサポーターに呼びかけた
  
  ビジュアル版 世界お守り大全

  だがそれだけではなかった。「ウサギはケルトと関わりがある」らしいのだ。これについてはまだ詳細がわからないが、現在手元にある資料でわかることを続けてお伝えしたい。
  

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2007.11.24

深まりゆく秋

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  ドライブの途中で小さな教会を見つけた。畑の真ん中にポツンと建っている。ただ石を積み上げただけのシンプルな外観。扉は閉じられたままだが、ちゃんと鐘がありその上には風見鶏も回っていた。
(フランスの秋 ブルターニュ)

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2007.11.22

レンヌのクレープリー Le Kerlouan

Kerlouanex

    Crêpe クレープやGalette ガレット(そば粉をクレープ状に焼いたもの)。フランスではどこでも気軽に食べられるのだが、きわめようとすれば奥が深い。作り方はシンプルなのだが、味や焼き具合は店によってそれぞれ個性がある。特にブルターニュでは数百メートルごとにCrêperie クレープリーがあるので、すべてを知っているわけではない。

  この店はある日本人女性におしえてもらった。その人はクレープが大好きで、「クレープを食べたい」という理由だけでブルターニュ旅行にやってきたのだ。そのクレープへの愛情を聞いて、Rennes レンヌのCrêperie クレープリーを一緒にまわることにした。彼女は年末年始の休みを利用して一目散にブルターニュにやって来た。フランスはクリスマスに大型休暇があるので1月2日からほとんどの会社は営業している。とはいっても私が食べさせてあげたかったクレープリーはどこも閉まっていた。昼も夜もクレープを食べ続けた彼女がその勘で飛び込んで、「とてもおいしかった」と褒めたのがLe Kerlouanだった。
Kerlouang

  Rue Saint Georges サン・ジョルジュ通りには何軒ものクレープリーがあるが、それらと比較しても確かにここのガレットはおいしい。平日の昼間なら、ガレット、クレープ各1枚、それにシードル(リンゴ酒)と食後のコーヒー付きで9.5ユーロというセットがある。

  それに船のキャビンにいるようなインテリアや赤々と燃える暖炉も心地よい。それから友人たちと何度か足を運び、ケルトモチーフの説明が書かれた紙のテーブルマット(お皿の横にブルターニュの象徴hermine エルミンが・・・)をもらった。今でも引き出しの中に大切に保管してあり、時々取り出してながめている。次に行った時にオーナーにこの話をしたら「あれはもう使ってないんだよ。シーズンごとに変えているから」と言っていた。もらっておいてよかった!


*Le Kerlouan*
17, Rue Saint Georges
35000 Rennes
Tél : 02 99 36 83 02

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2007.11.18

ミシュランガイド東京 2008 まもなく発売

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  ミシュランガイド東京 2008が11月22日に発売されます。2007年3月にヨーロッパ、アメリカに続いて、アジアへの上陸を発表。そのアジア発の22番目となるミシュランガイドは東京版です。出版されるのは日本語版と英語版の2種類。既に2006年の夏から、ヨーロッパ、そして日本の5人の匿名調査員によるレストランとホテルの訪問が始まっています。東京では1500軒ほどのレストランがピックアップされているようです。

  なお調査員はひとりで1年で3万キロにも及ぶ距離を移動しながら、年間約240軒のレストランを評価し、年間130軒のホテルに宿泊、1100件を超えるレポートを提出しているそうです。こんなに移動してレポートするのは大変なことでしょう。

  このミシュランガイド東京 MICHELIN GUIDE TOKYO 公式ホームページにはいろいろなエピソードが披露されています。それによるとミシュランガイド1900年により安全で楽しいドライブのためのガイドが無料で配られたのがはじまりです。

  今回東京が選ばれた理由をマネージングパートナーのミシェル・ロリエ氏は、「日本文化に豊かで洗練された食生活が根付き、それが重要な位置を占めていると」そして「その洗練さと、食事の楽しさを兼ね備えた生活スタイルが、美しい食卓作りとしても表現されていること」とのべています。また、ミシュランガイドの総責任者、ジャン・リュック ナレ氏は、「日本、なかでも東京を、豊かな食と料理の伝統を持つ地として、アジア最初のミシュランガイド出版にふさわしい」と語っています。

     追加情報

    11月19日にその内容が明らかになった。東京版では世界最多の星付きレストラン150店が誕生。(三つ星8軒、二つ星25軒、一つ星117軒)。これは、他のミシュランガイドにはないきわだった特徴となっている。掲載されているレストランのうち日本料理が60%以上を占め、他の40%には、フランス、イタリア、スペイン、中国料理などが選ばれている。三つ星は以下の8軒だが、選考理由の詳細は明らかにされない。星付きの全リストはこちら

 かんだ (日本料理)
 カンテサンス (現代風フランス料理)
 銀座小十 (日本料理)
 ジュエル・ロブション (現代風フランス料理)
 すきやばし次郎 (日本料理 寿司)
 鮨 水谷 (日本料理 寿司)
 玄冶店 濱田家 (日本料理)
 ロオジエ(フランス料理)


      参考

  「ミシュランの星」は どう決めているのですか?
  ミシュラン社の社長、海で水死 船に同乗していたノルマン氏のこと 悲しいニュースでした。
  Michelin Guide ミシュラン・ガイドをインターネットで見る
  ミシュランガイド フランス 2007
  

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2007.11.17

明治生まれのひとりの日本女性

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  明治43年2月生まれ。もうすぐ98歳をむかえるところだった大好きな人が、おとといの朝天に召された。幾多の戦争を体験し満州で暮らしたこともあった。生涯畑にでて馬車馬のように働いてきた人だった。ゴム手袋をはくのをいやがり、綿の手袋しか使わなかったのでいつも手がガサガサだった。

  私は赤ん坊のころから2歳くらいまで、昼間だけこの人に面倒を見てもらっていた。そのころの私は犬とずっと遊んでいたらしい。その遊びというのは犬の口の中に手を入れることだったようで、犬も子供だから仕方がないと思ったのか、じっと口をあけたままで我慢してくれていたらしい。「噛まれたら大変」とどうにかやめさそうとしたようだが、目を離すと同じことをくり返していたのだと言う。

  亡くなったと連絡をもらったとき、ちょうど黒マリアの謎という本の「飼いならされた死」について読んでいたところだった。植物は冬になれば枯死するが春には新芽をふき出すように、人間もまた新しい生命となってよみがえる。死は存在しないのである。それが中世までの農村における死の観念だった。

  出向いてひとりでお別れをした。最後は眠ったまま朝に旅立ったその人は優しい穏やかな表情をしていた。そっと顔に触れるとまだ暖かかった。「私が行くまで待っていてね」と声をかけた。よもぎ餅やぼた餅など季節ごとに手作りの品を届けてくれたし、数年前まで薪でご飯をたいていたので、一緒によくおこげを食べたものだ。

  それほど丈夫な人だったが、ここ数年は養護施設にお世話になっていた。車椅子からベットに移る介助をしてあげたときのことだ。「どなたさんか知りませんが、ご親切にありがとう」とお礼をいわれた。お礼なんて言わなくていいのにと涙がでた。どんどん若返って私のことも覚えていない。そうやって新しい生への準備をしていたのだろうか。そうであればきっと来世でも出会えるだろう。

  この人には88歳になる妹がいる。子供がいなかったので、「よく行っていた高野山の寺で永代供養してほしい」と妹に最後の身の振り方を頼んであったそうだ。私はこれまで一度も高野山に行ったことがない。来年の命日にそのお寺まで会いに行こう。そして黄色く色づいた銀杏の木の下でおべんとうでも食べようと思っている。


  黒マリアの謎 聖母像はなぜ黒く塗られているのだろうか。キリスト教の浸透するよりはるか昔、ヨーロッパの古層にその起源を求めて旅立った著者は、キリスト教世界のうちに習合された民間信仰の存在を発見した。ヨーロッパ異教世界の復権。
  死と歴史―西欧中世から現代へ 12世紀から今までの、人間の禁忌のテーマ“死”“死を前にしての態度”について、その変わった部分と変わらない部分、そして20世紀の産業化・都市化の果ての未曽有の断絶についての考察。

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2007.11.15

イタリアンパセリ 発芽

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  サントリー天然水のおまけ、SUNTORY Kitchen Gardeningのイタリアンパセリです。一緒に種をまいた小かぶは2日で芽がでたのですが、イタリアンパセリは発芽まで2週間かかりました。

  「もう出てこないのでは」と半分あきらめていたのす。むくむくと頭をもたげてきた新芽を見て、「大きくなるまでちゃんと育てよう」と決意も新たにしました。それから数日たってもう3センチくらいになったので、大きな鉢に植え替えました。この写真は植え替え前です。

  一方の小かぶはもう葉が6枚になりました。このKitchen Gardeningのおまけ、ほかのも買っちゃおうかな・・・


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2007.11.13

フランス11月のストライキ 追加情報

フランス、11月のストライキ情報です。 

交通機関のストライキ

RATP パリ市交通公団(地下鉄、バス) 11月13日から 10本に1本 14番線は運転手がいないので通常運転
RER 郊外高速鉄道 11月13日から 通常の1割以下 
SNCF フランス国鉄 11月13日から TGV 700本のうち90本運行

Eurostar ユーロスター(英国ーフランス) 通常どおり運行 
Thalys タリス(フランス・ベルギー・オランダ・ドイツ) 通常どおり運行

文化施設のストライキ

Opéra de Paris パリのオペラ座 11月14日
Comédie française コメディー・フランセーズ 11月14日 無期限スト

その他のストライキ

郵便・通信 Poste 郵便局、France Télécom フランステレコム 11月20日から
公務員 11月20日 24時間スト
気象局職員 Météo フランス気象局 11月20日から
銀行 LCL 11月22日
予審判事および裁判所職員 Rachida Dati法相の司法改革案に反対 11月29日にスト、抗議デモ 

教員 11月20日から
学生 10大学(全国85大学のうち) 大学閉鎖

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長くなってきたので、続きでどうぞ。

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パリの週末ペア旅行プレゼント

    LACOSTE ラコステからパリの週末ペア旅行プレゼントです。

  応募するにはラコステの秋冬コレクションと関連するファッション・シンボルシティー7都市を答える必要があります。写真を見て、その都市名を記入します。

  全問に正解すれば、応募画面に切り替わりますので、必要事項を書き込んで終了です。上のリンクから挑戦してくださいね。

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2007.11.12

フランス 11月のストライキ予定

    フランス旅行に出かけるかたは要注意。13日夜から国鉄などがストライキを開始する。10月に大規模なストライキがあったばかりなのだが解決にはいたらず混乱が予想される。

* 11月13日 20:00~無期限ストライキ
 SNCF フランス国鉄、及びRATP パリ市交通局のストライキ   英国とフランスを結ぶユーロスター、TGV 高速列車、パリの地下鉄、バス、トラム等に影響がでる見込み。

* 11月14日 朝から~
 EDF 電力、GDF ガスのストライキ
フランス全土で電気やガスが使用できないかもしれない。そうなると、すべてが開店休業状態に・・・

  実はそれだけではない。フランスの25の大学で学生たちが授業をボイコット。8月に成立したloi sur l'autonomie des universités国立大学の法人化法の撤廃を求めたもの。うち15大学が学生たちによって閉鎖されている。学生たちは大学閉鎖だけでなく動いている国鉄などの駅を占拠して公共交通機関を座り込みで阻止する計画。昨年占拠されたレンヌ駅の様子

  ブルターニュのMorlaixモルレーでは病院の看護婦など90人が待遇改善を求めてストライキやデモを実施中。日本のようにすぐには終わらない。5日たって病人はほかの町に搬送されることに。ちょっとやりすぎじゃないですか。


  11月のストライキ追加情報 随時追加 

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石油高騰で抗議する漁師たち

  フランスでも石油製品の価格が高騰。11月2日の時点で、軽油は1リットル当り1.14ユーロ、ガソリン(無鉛ハイオク)は同1.30ユーロに上昇。ラガルド財政相は自家用車の利用を控えるなど省エネ対策をうながしている。

  この石油の値上がりで立ち上がったのはブルターニュの漁師たち。昨年、燃料に関する政府援助が欧州連合規則に抵触するとの理由で消滅。それに代わる支援を求めているのだ。Brest ブレストLorientロリアンといった港ではタイヤや木などを燃やしてアピールしている。ノルマンディやロワール地方などでも抗議行動が飛び火しているので、今後のゆくえが注目される。

    追加情報

  この抗議行動は11月7日に終了した。組合側は軽油高騰を補償するための特別付加価値税の設置を要求していたが、7日にバルニエ農漁業相が協議。漁師が負担する軽油料金が従来の1リットル当たり30セントになるような支援策を政府が年末までに策定すること、また社会保障費免除などで合意に達した。

Sarkozy ne "laissera pas mourir la pêche" TF1
Prix du gazole - Marins pêcheurs et consommateurs dans le même bateau Lutte-ouvriere
Prix du gazole: "démonstration de force" des pêcheurs, Sarkozy mardi en Bretagne AFP 以下に内容を添付

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2007.11.11

木漏れ日

F_jaunie

  すわって空を見上げた。落葉樹の枝葉の間から木漏れ日がもれてくる。空はぬけるように青かった。(日本の秋)

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2007.11.09

落ち葉の上で昼ごはん

Mont_f
  今年は紅葉が見られないだろうと聞いていた。いつもなら赤や黄色に染まるはずの木々が茶色に変色し、葉を落としているらしい。それでも朝4時に起きて山を目指した。

  朝7時半、標高1500メートルくらいの峠に到着。笹に霜がおりていて下界よりは冷え込んでいる。歩き出すとすぐに全身が濡れてゆくのがわかった。靴の中までしずくがはいってくる。やはりまともな装備が必要だ。1600メートルまで登るとススキと笹ばかりだ。
Mont_f2

  そこからは下りになった。あまり紅葉は見られない。1300メートルくらいの標高で昼ごはんを食べた。そこは写真のような落ち葉の上。ハラハラと落ち葉が舞ってくる。なんて贅沢な景色だろう。カメラを持って行ったかいがあった。

  記念に数枚の落ち葉を拾ってリュックにつめた。それからの下りが急勾配で大変だった。何度足を滑らせたかわからない。そのため全身が筋肉痛になっている。それでも写真を見ると自分の足で歩いて行けて幸せだと思う。 (日本の秋)

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2007.11.05

ブルターニュ特産 塩バターキャラメル Le Roux ルルー

Le_roux_1

   ブルターニュの名産、塩バターがたっぷりはいったキャラメルが東京で売れている。伊勢丹新宿店で5月1日にオープンしたHENRI LE ROUX アンリ・ルルーだ。巨石が並ぶCarnac カルナックから南に下ったQuiberon キブロンという港町にその本店はある。これまでフランス国内にも支店はなかったので、出店する予定と耳にしたときは少々驚いた。

  上の写真は本店にあるキャラメルのショーケースである。ここから好みのキャラメルを選び購入する。一番売れているのは「C.B.S.(セー・ベー・エス)」という種類。彼が考案したCaramels au beurre salé 塩バターキャラメルの頭文字を取ったものだ。ブルターニュの大自然が生み出したゲランドの塩、そしておいしい草を食んで育った牛のバター、そしてキャラメル。あまりに身近にありすぎてこれらを組み合わせようと誰も思いつかなかっただけだ。
Le_roux
  Salon international de la confiserie à Paris パリ国際砂糖菓子展で「フランス最優秀ボンボン賞」を受賞し、1981年に特許を取得したこのキャラメル。ほどよい甘さで、口の中にくっ付いたりしない。そしてアンリ・ルルー氏は世界でただひとりCaramélier キャラメリエ(キャラメル職人)と名乗ることを許される。

  伊勢丹新宿店では特別に用意したキャラメルセラーを完備。ブルターニュで作ったキャラメルを直輸入している。またChocolatier ショコラティエ(チョコレート職人)としても著名なアンリ・ルルー氏。ボンボン・ショコラ(フルーツ、スパイス、日本茶、野菜などのバリエーション)やタブレット(カカオたっぷりの板状チョコレート)も定番だ。その他日本限定のケーキやマカロンも店頭に並んでいる。

  アンリ・ルルー氏はNHKのプレミアム10 パリ 世界一のチョコレートの祭典でも紹介されていた。この番組では毎年パリで行われている世界最大のチョコレート見本市Salon du Chocolat サロン・ド・ショコラに出品する過程をドキュメンタリーとして追いかけたものだ。素材を組み合わせて新製品を生み出してゆくその現場を見せているのだからおそれいる。これからもブルターニュの味を世界に広めてほしい。


  ★ブルターニュの本店
  CHOCOLAT - CARAMEL LE ROUX
  18, rue de Port-Maria - F-56170 Quiberon
  Tél. +33 (0)2 97 50 06 83
  Fax. +33 (0)2 97 30 57 94

  ★HENRI LE ROUX アンリ・ルルー 伊勢丹新宿店
  東京都新宿区新宿3-14-1
  伊勢丹新宿店 本館地下1階 03-3352-1111(代)


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2007.11.04

Google Mapsのブログパーツ

  とても便利なブログパーツを見つけました。顔文字教室さんのGoogle Mapsです。スクロール・ズームイン・ズームアウトはもちろん、衛星写真との切替なども自由自在なのでありがたいです。

  Bretagne ブルターニュの地図を見るには、まずFrance フランスをダブルクリック。そして上の地図の赤い部分、France フランスの左上をダブルクリックしてください。左下にあるGoogleのロゴをクリックすればGoogle マップになりますので詳しい検索ができます。

  私が住んでいたRennes レンヌの中心部を表示してみました。具体的な写真をごらんください。緑色の屋根がオペラ座、その左が市役所。四角に囲まれた建物がParlement 旧高等法院です。

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2007.11.02

デジカメ写真を無料で印刷、配送してくれるサービス、Prieaプリア

  デジタルカメラを使用しはじめてもう5年くらいになる。それまではもちろん現像していたわけだが、デジタルカメラ購入後一度も現像に出したことがない。アルバムはたまる一方で保管場所にも困るし、ほとんど見る時間もないからだ。

  それに海外で暮らしていると、日本に住む友人にもデータとしてパソコン上で渡すことができるメリットがあった。でも最近、写真を送ってくれた人がいて非常にうれしかった。撮影するばかりで自分の写真はほとんどないからだ。

  きのう届いたメールマガジンで気になるタイトルがあった。「無料でデジカメ写真を印刷できる」(nikkei bp net)という記事だ。

1カ月に30枚まで無料で写真データをプリントしてくれるサービス「Priea(プリア)」だ。無料の会員登録をした上でネットから注文をすると、プリントした写真を自宅まで届けてくれるのだが、プリント代や配送代まですべて無料、なんとも懐に優しいサービスなのだ。これなら軽い気持ちで「ちょっとプリントしてアルバム作ってみようかな」という気持ちになるもの。プリントの質も悪くなく、色合いや紙質もDPE店でプリントするのとそれほど大きな違いはない。

すべてが無料でできる仕掛けは、プリントした写真の隅に小さな広告が入るから。これが気にならないなら、1カ月に30枚、年間360枚もの写真が無料でプリントできるのだから、こんなに嬉しいサービスはない。プリントした写真をアルバムにするのはもちろん、切り抜いて小さな写真立てに入れたい時や、もし商売をしているなら、写真を加工してPOPに使ってみるのも良さそうだ。

  こんなサービスがあるとは知らなかった。「ただでプリントしてくれて、しかも送料もいらない」そんな都合のよいことがあるものなのか。さっそくPrieaプリアにアクセスして、会員登録した。

  こうなると現金なもので、「どの写真を送ってもらおうか」と真剣に悩んでしまう。プリントした写真の隅に小さな広告が入るらしいが、そんなささいなことはどうでもいい。(企業にとってはこれが一番大事なのだが・・・)2GBまで無料で保存&利用できるネットアルバムも使用できるというから、ここに写真を保存しておいてもいいなあと考える。我ながら調子のいいやつだとあきれてしまう。Prieaさん。これからお世話になります!

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