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2007年12月の記事

2007.12.31

ゆく年を振り返りつつ

  もうすぐ2007年が終わろうとしています。朝起きると庭に雪が残っていました。エアコンがないので小さな電気ストーブをつけても室内の気温は8度です。手足が冷えてしまうのでスキーウエアを取り出しました。

  ブルターニュで暮らしていたアパートは築300年という古いものでしたが、壁の厚みが60センチくらいあったので屋外が氷点下になっても室内は暖房しなくても13度あったのです。天井が高かった(3.5メートル)のでほとんど温まらなかったのですが、こごえるほどではありませんでした。

  さて今年は別れと再会、そして新しい出会いもありました。住み慣れたブルターニュから日本へ引っ越しをしたからです。7年近く暮らしていた土地を離れるのは理屈ではわかっていても、その日が近づくにつれていいようもないあせりがありました。あれもこれも持って帰りたいと思わずにいられなかったのです。

  ところがそんなとき、フランスをたずねる仕事がはいったのです。しかもブルターニュを再訪できる日程でした。さらに秋にも別の仕事でもう一度ブルターニュに行きました。念が通じたのでしょうか。それでも徐々にフランスが遠くなりますが、インターネットのおかげで地球の裏側からでも情報を知ることができます。

  これからもブルターニュにかかわってゆくつもりですから、ブルターニュ情報を網羅したホームページを立ち上げようとしています。すでにホームページの名前を考えてグラフィックデザイナーにロゴ作製も依頼しました。

  そしてホームページをつくるソフトも購入しました。BiND for WebLiFE ID for WebLiFE で簡単に美しいページができます。それで数日前から説明書を読んでいるのですが、外部リンクをコピーペーストできないことに気がつきました。いちいち手打ちするのは大変なので、どうしたものかと悩んでいるところです。もしこのソフトをお使いの方がおられましたら、ほかに方法がないかおしえてください。(やり方がわかりました。コピーはCtrl + c、ペーストはCtrl + vを使うんですね。できてよかったです)。
  
  ほかにもいくつかの企画がありますので、新年そうそうにお知らせできると思います。ホームページではみなさんのお力をお借りすることがあると思いますので、よろしくお願いいたします。どうぞよいお年をお迎えください。

  

  

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2007.12.30

ボーヌの最後の審判 その2

Beaune_soeurs

  この広間の中央にテーブルとイスが置かれていて、そこで食事をした。食器類は他の施設で用いられていたそまつな木製のものではなく錫製だった。寝具は羽布団で寒い時には湯たんぽまで提供された。それまでの人生で辛苦をなめてきた貧者たちは、死をむかえるそのまぎわに客人のような扱いをされたのだった。
Beaune_j

  修道女たちはほとんど無償で「限りなく与えつくし、忍耐をもってすべて受け忍ぶ、犠牲の精神」をもって病人たちに安らぎを与えようとした。自分の食費や衣料費などを支払って使命をはたしたのだ。なぜなら彼らは「キリストの苦しみにあずかっている人たち」だからだ。

  肉体は日ごとにおとろえてゆくが、このような献身的な介護を受けられたら、心は満たされるだろう。いったい誰がこのような施療院を建てたのだろうか。

  その3に続く  その1にもどる

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2007.12.28

ボーヌの最後の審判 その1

Beaune_cour
    Beaune ボーヌに着いたとき、曇り空からひとしずくの雨が落ちてきた。車を城壁の外に置いて、はやる心をおさえつつ街にはいる。
Beaune_hospices
  15世紀に建てられたHospices Civils de Beaune ボーヌ施療院は白い壁とardoise スレート葺きの真っ黒な屋根という簡素な外観だった。ブルターニュで見慣れた建物と同じだ。ところが中庭に一歩中にはいるとこのような美しい大屋根があらわれる。これは20世紀に修復されたものだが、15世紀の瓦を忠実に再現しているという。

  順路にそってゆくといきなり大きな部屋になる。ここがボーヌ施療院の中核、la grande salle des pauvres 「貧者たちの間」だ。写真の奥に見えているのは礼拝堂だ。高い天井は木貼りで舟底をつくる技術を応用したもの。これもブルターニュの教会でよくあるものだ。梁から動物や人間の顔がにょっきりと突き出している。

  この時代でも財力がありさえすれば専属の医者をやとい手厚い看護をうけることができた。Beaune_hだが貧者は野垂れ死んで路傍の石となりはてるのがあたりまえだった。そんな貧者たちがここでは修道女たちから心のこもった治療を受けることができたのである。

  ボーヌ施療院の患者ひとりひとりに割り当てられたベットの美しいことといったらどうだろう。人目を避けたいときは、カーテンをひけば完全な個室になる。このようなめぐまれた環境で静かに死と向き合うことができた人は幸せだったに違いない。

その2に続く

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2007.12.24

Joyeux Noël メリー・クリスマス 2007

Noel_2007_a

   今日のフランスは冷え込みが厳しいようです。ブルターニュの最低気温はマイナス2度です。写真は夏のブルターニュにしました。クリックすると大きくなります。昨年のクリスマスも寒かったと書いてあります。日記などつけたことがないので、このブログは貴重な記録です。

  昨年はセシルの家で外国人ばかりのクリスマスパーティーに参加。25日はフランス人ジャーナリストの家族と過ごしました。みんなの声が聞きたいので電話をかけようと思います。日本のみなさんにもJoyeux Noël ! ジョワイユー ノエル

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船乗りはウサギが嫌い?

  ウサギの足が縁起がよいと先日ウサギにまつわる話に書いた。そうするとフランスに住む友人から連絡があった。

  「理由はよく知らないけれど船乗りはウサギを嫌うの。うちの主人なんて、子供がウサギのデッサンのついたTシャツを着ているとヨットに乗る前に脱げって言うのよ。ウサギを乗せると船が難破すると思っているらしいの」と言うではないか。ウサギは縁起がよいはずではないのか? ただのデッサンだけでもダメと信じられているのならこれは意味深だ。

  そう考えているとフランス語で書かれたブルターニュの本にこれに関連する記述があった。「ウサギが船乗りにどうして恐れられているのだろう」というエッセイだ。ウサギは大航海時代に貴重な蛋白源として船に積み込まれていた。ところが逃げ出したウサギがロープや槙皮(まいはだ)を噛むこともあり、それが難破の原因となることもあったのだ。

  だが、船内にはほかにも噛む習性をもつ動物がいた。それはネズミだが、こちらはそう悪いことばかりではない。ネズミがいることは航海が安全だと考えられた。なぜならネズミは乗組員の食料を食べる反面、船が沈没する前に逃げようとする。一方ウサギは船が沈むその時まで噛み続けているので、嫌がられるようになったと推測されるという話だ。

  日本は来年ネズミ年。ネズミにあやかって運が向いてくると信じよう。

     参考
   
  女王ボウディッカとウサギ占い
  槙皮:ヒノキやコウヤマキの甘皮を砕いて繊維としたもの。舟や桶などの水漏れを防ぐために、材の合わせ目や継ぎ目に詰め込む。のみ。のめ。

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2007.12.22

猫パンチTVからプレゼント到着

Nekopunch

    ココログには猫だらけのエンタメサイトがあります。猫パンチTVです。たまたま見つけて、うれしくなりました。子供のころはずっと猫を飼っていたのですが、今はほかの猫と遊ぶだけ。猫がゴロゴロと喉をならす音を聞くと心が温かくなるんですよね。

  さっき900万PV突破記念のポストカードが2枚とどきました。女番社長レナちゃんのグリーンアイ、吸い込まれそうです。どうもありがとうございました。

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ロワール渓谷地方のポータルサイト

Tours_noel

    ちょうど去年の今頃はロワール地方のTours トゥールにいました。フランス在住の日本人女性が招いてくれたので、数日間事務所に泊めてもらったのです。電話では話したことがありましたが、会うのはこの時がはじめてでした。クリスマス前で華やかなイルミネーションで飾りつけられた街は活気にあふれていました。通りごとに趣向をこらした飾り付けです。
Tours_noel1

  Rennes レンヌより規模は小さいのですが、15世紀のルイ11世の時代には、一時的にフランスの首都となったこともあるだけに中世のたたずまいが残っています。想像以上に見所が多く、時間が足りませんでした。このような滞在の機会を与えてくれてありがたかったです。

  この女性、フランスで会社を設立しています。手続きは非常に苦労したそうですが、今ではTours トゥールにすっかり溶け込んで地元のイベント企画などもしているそうです。ロワール地方の穴場情報がたくさんありますので、観光の参考にしてくださいね。

  FRANCE ACCES ロワール渓谷地方のポータルサイト
  FRANCE VAL DE LOIRE フランス人向けのホームページ

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2007.12.19

フランスの古本屋

  フランスの図書館はどことも蔵書が少ない。何か調べたいと思っても、特に地方には目的の本がない。検索するとパリの数ヶ所の図書館しか所蔵していないなんてことになる。日本では普通の県立図書館でもびっくりするほどの蔵書がある。調べものだけなら十分だ。
Paris_b

  このようにフランスでは資料探しに大変な労力が必要となる。自分の足で定期的に古本屋をチェックするのはもちろん、最近はAmazon frでも購入できるようになった。また古本が強いChapitreにネット上でリクエストを出しておけば、入荷メールで連絡がある。だがこれも数ヶ月から1年以上かかることもあるのでじっと待つしかない。こうして待っていて想像と異なるものが届くこともあるのだが、そればかりは仕方がない。

  例えばブルターニュの装飾写本は中身が白黒でがっかり。しばらくしてBécherel べシュレルでこの本の別表紙を見つけた。こちらのほうが20ユーロくらい安かった。またこんな失敗もあった。だが手にはいるだけでもありがたい。一冊は地元の古本屋で安く引き取ってもらった。

  さて、ここまでが長い前置き。これからが本題だ。パリのルーブル美術館のすぐ近くにあるla Galcante ラ・ガルカント。« Galerie »と « Brocante »をくっつけてつくった造語だ。1975年にChristian BAILLY クリスチャン・ベリーが創業した。"Musée de la Presse"プレス博物館のだぶっている資料を販売したのである。その規模は徐々に拡大。地下倉庫は迷路のようにどこまでも広がっている。でもどの箱もきれいに整理されていて、一目で何があるのかわかるようになっている。その総数700万件。面積は1200平方メートルあるそうだ。

  NHKで放送された世界・時の旅人「ルパンに食われた男」で豊川悦司さんがルパンの資料集めの目的で訪問していた。地下倉庫に案内されたのだが、どこまでも続くかと思えるような長い通路で「新聞紙の奇岩城になっています。ほんとに迷路のようだ」とつぶやいたほどだ。

  パリに行くといくつかの古本屋に立ち寄る。写真はセーヌ川のほとりにあるLes Bouquinistes 古本屋だ。ここからSt Michel大通りをくだって本屋をはじごすることが多い。だがla Galcanteはたぶん行ったことがないと思う。なぜって、こんなに整然と箱が並んだ古本屋ははじめて見たからだ。それでもいつか訪ねるために住所をチェックした。ところが、昨年6月30日で閉店したと書かれている。なぜ閉店に至ったのかというと、一番の理由は客が減ったこと。1870年創業のSamaritaine サマリテーヌデパートが2005年6月15日に店舗老朽化のため店じまいしたこともその一因だ。また2006年から新聞の消費税が値上がりしたことも経営を圧迫したのだ。

  せっかく訪ねようと思ったのに残念。それからさらに調べてみると、2006年10月03日に再オープンしたことが記されていた。規模は縮小したようだが、ホームページ上では5ユーロの割引券までプレゼントしている。頑張っているなあと感激する。うちにあるフランスの古新聞や雑誌類も誰かの役にたつ日がくればいいのだが。

  La Galcante ホームページ こちらで店内の様子を180度覗くことができる。

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2007.12.18

ルパンに食われた男、モーリス・ルブラン

Lupin_p

  Maurice Leblanc モーリス・ルブラン(1864~1941)という作家を知っているだろうか。私はこの作家が書いたルパンシリーズ56作品のほとんどを読んでいる。さらにモーリス・ルブランが亡くなってからボワロー・ナルスジャックによって書かれた続編の日本語訳も持っている。2005年はArsène Lupin アルセーヌ・ルパンが誕生してちょうど100年、新作映画も公開された。

  最近寝る前に読み返しているが非常におもしろい。読み返すきっかけとなったのは友人がNHKの番組を録画したDVDだった。2年前にNHKで放送された世界・時の旅人「ルパンに食われた男」である。豊川悦司さんがフランスを旅してMaurice Leblanc モーリス・ルブランの足跡をたどるという趣向だった。

  まず資料を探しに立ち寄ったのが新聞や雑誌などの膨大なストックを持つパリの古本屋、la Galcante ラ・ガルカントだ。いやはやここの陳列棚の美しいこと。1892年のものから購入できるというのだから驚きだ。地下にはすごい量の資料が眠っている。この本屋については改めて紹介したい。
Lupin_n

  そこで見つけた雑誌”Je sais tout”、「私は何でも知っている」というタイトルの大衆雑誌。ここにルパンシリーズが掲載されたのだ。上の写真はノルマンディー地方、Etretat エトルタのLe Clos Arsène Lupinで購入した3枚の絵葉書だ。それから”Promenades en Normandie avec Maurice Leblanc et Arsène Lupin”の作者、Gérard Pouchain ジェラール・プシャンさんと話をする。知らずに見ていたのだが、プシャンさんは偶然にもパリに住む友人のお父さんだった。

  モーリス・ルブランは、はじめは読みきりのつもりだった。しかもタイトルは”L'arrestation d'Arsène Lupin” 「ルパン逮捕」。友人である編集者のたのみを聞き入れしぶしぶ書いたのが世紀の大泥棒ルパンだったのだ。そんな偶然から生まれたルパンは熱狂的に大衆から愛された。そのあざやかな手口と血を流さない紳士的なふるまいで、ヒーローのごとく支持されたのである。燕尾服とシルクハットで華やかな社交界を舞台に盗みを働くイメージが強いが、改めて読んでみるとまだ稼ぎが少ないころはその格好も垢抜けしない。

  そのあまりの人気にモーリス・ルブランは連載を続けることになる。金銭的にはうるおったものの、ずっと目指した純文学でフランス文学史に名前が出ることはなかった。皮肉なめぐり合わせだ。そして晩年はルパンを恐れ厳重に戸締りをしたほど、その作品に振り回されることになる。

  これだけおもしろい作品がフランスでは有害図書に指定され、子供達の目にふれることはなかったのだと番組の中で知った。フランスの教育はあまりにクラシックすぎる。大学の現代文学専攻でもラテン語が必須科目なのだから・・・ ルパンでもハリー・ポッターでも、本に興味を持って読むことが大切なのではないだろうか。

     参考資料

  Le Clos Arsène Lupin Maurice Leblanc モーリス・ルブランが晩年を過ごした家。彼が使っていた机も残っている。家の中にはルパンの部屋もあって変装道具や盗んだコレクションなども置かれている。売店ではどれもこれも欲しくなったのだが、購入したのは上記の絵葉書きと、ジョルジュ・デクリエール監督のテレビドラマシリーズのDVDを2本だけだ。
  ルブランのルパンシリーズ 寝ようと思いながらつい読んでしまう文庫本
  ルパンの映画・テレビ デクリエール監督のテレビドラマもあり

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2007.12.15

フランス、離婚手続きを簡素化

  カトリックが依然多いフランスでは離婚は容易ではない。というのはカトリック教会は今でも離婚や中絶に反対する立場をとっているからだ。また離婚手続きも日本と異なる。日本では互いに離婚に同意していれば離婚届けを窓口に提出すればいい。ところがフランスではすぐに離婚はできない。まず弁護士をたて、裁判所に申請する必要があるのだ。もちろん費用もかかるし、何年もかかることも少なくないようだ。

  その協議離婚の手続きが今後簡素化されることになる。Le figaroの報道(2007 12 13)によると、双方の合意が得られている離婚については、家庭裁判所で裁判官と面接せずに、公正証書作成のみで離婚が認められるようになる。弁護士組合は協議離婚を装い、一方の配偶者が離婚を強制されることを防ぐためにも、裁判官の介入が必要との見方を示している。サルコジ大統領も離婚したばかりで、その面倒な制度にいやけがさしたのかどうかはわからないが。

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2007.12.11

フランスの田舎を旅する

  カナダにお住まいの方から「フランスの最も美しい村々を訪れたい」とメールをいただきました。いくつかご質問があったので、まとめてお答えいたします。

  1)そちらには適当な村を巡るツアーのようなものはございませんか。車を借りて回ってみたいですが、何しろ違う国での運転は不安でもありますし、どうしたものかと考えています。

  上のリンクを読んでもらえばわかりますが、最も美しい村々の多くは過疎化する村の住民が活性化のために努力している村です。内陸部にあることが多く、とても小さな村です。公共の交通機関があったとしても、一日に数本しかなかったり、移動は非常に不便です。特別なツアーはないですし、レンタカーの運転が不安ならタクシーを利用するしかないでしょう。最も美しい村々は日本の各県に一箇所程度しかありませんので、移動距離は長いと覚悟してください。(南仏にはたくさんあります)。

  2)一週間ほどの予定で十村くらいめぐることはできますでしょうか。それと泊まる宿についても、適当なB&Bまたは小さなinnなど見つけることはできるでしょうか。

  場所によりますがそれぞれの村は人口2000人未満なので1時間くらいで見てしまうほどの規模です。大きな村でも2時間もあれば見学できます。このような村で宿泊すると、地元の人と親しくなることもできるでしょう。たいていの村に宿泊施設はありますが、4月でしたらまだ閉まっていることもあります。また部屋数も2部屋だけしかないような小さな宿の可能性も考慮したほうがいいでしょう。あらかじめ観光案内所に問い合わせる、あるいはネットで検索して予約するのが無難です。

  3)目的はやはり写真を撮りたいです。あまりお城とかには興味はなく、小さな村に出会いたいです。

  お城のある村はそう多くありません。それにお城といってもたいてい廃墟です。お友達をさそってツアーにするのであれば、最も美しい村々と近郊の小さな町を組み合わせて観光するのが特に北部では効率的です。そうでないと、みなさん、飽きてしまうのではないでしょうか。きっと想像されている以上に小さいですから・・・まず、どの地方へ行くかを絞って計画をたててください。

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2007.12.10

Penn Ar Bed イメージビデオ

  とっても素敵なブルターニュのビデオ映像を見つけました。題名のPenn Ar Bedとはブレイス語ですが、フランス語でbout du monde 世界の果てというような意味です。白黒の写真にうつっているおじいちゃんたちの表情が最高です。女性たちの頭をかざっているのはコワフです。色鮮やかな刺繍の街、Pont l'Abbéポン・ラベブルターニュのポストカードを参照してください。

    使われている音楽はLes Frères Morvan モルヴァン兄弟の歌声です。この有名な兄弟に会った日のことはこちらに書いています。

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ブレイス語の発音について

  ブルターニュに残るケルト系の言語についてはこれまで何度か書いてきました。ブレイス語のラジオ放送を聞くにはではレンヌ第二大学や私立のブレイス語講座で教科書として用いられているCD付きテキストの紹介もしました。

  もっと手軽にインターネットで発音を学ぶことはできないのでしょうか。Prononciation du bretonではPierre Quentel ピエール・カンテルさんがフランス語でブレイス語の発音を説明してくれます。単語数は多くありませんが、わかりやすい解説です。

  ブレイス語の方言は大きく分類すると4種類。話されている地域によって異なります。Leon レオン、Tregor トレゴール、Cornouaille コルヌワイユの発音はよく似ていますが、Vannetais ヴァンテの発音は独特です。

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2007.12.06

VistaPrintの無料お試し名刺

そろそろ名刺を変えようと考えていた。先月Amazonで本を買ったら、中に一枚のちらしがはいっていた。「無料お試し名刺」という文字が目に飛び込んできた。VistaPrintという会社だった。250枚のカラー名刺が無料というにわかには信じられないようなもの。でもこのあいだのPrieaプリアのような無料サービスもできている。そこで、試しに申し込んでみることにした。

  アドレスにアクセスすると以下のように「無料のお試し製品」がいっぱいある。
* 無料お試し名刺
* 無料ゴム印
* 無料付箋メモ
* 似顔絵デザイン

  「無料お試し名刺」にもデザインがいっぱいあって選ぶのに迷ったが、ついに私向けのデザインを見つけた。アイルランドのケルティッククロスが夕日に浮かび上がる風景だ。どのような仕上がりになるかわからないので、無料の名刺のみを頼んでみた。

  それが手元に届いた。このカードケースもおまけでついてきた。実際の色はもう少し落ち着いたできあがりだ。このようなカラー名刺は使ったことがないので、おそるおそる友人に渡して意見を聞いてみた。「インパクトがあるからいいと思う」と言ってくれた。オリジナルの名刺も注文できるので、使いきったら今度はブルターニュの風景写真のはいった名刺にしよう。

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ブルターニュ特産 シードル その3

Coatarbret
  フランスの飲み物といえばワインが定番だが毎日となると家計にひびく。その点、Cidre シードル(リンゴの発泡酒)はお手軽な価格で安心だ。このCidre シードルCoat AlbretはRennes レンヌで土曜日恒例の朝市で買っていた。どの生産者がおいしいのかを人に訪ねて勧められたのがきっかけだった。

  ブルターニュのシ-ドルコンクールでは常に賞をとっているシードルの定番だ。私はいつもBRUTというすっきり辛口を買っていた。アルコールは5%だ。空き瓶を持ってゆくとその分、値段を割り引いてくれるのもうれしい。普通のスーパーでは販売していないので、確実に手に入れようとすると朝市で買うのがいい。クレープリーLe Kerlouanで飲んでいたのもCoat Albretだ。

  ここではこのような製品をつくっている。じつは以前、ブルターニュのビールで紹介したものもはいっている。どこで、どの銘柄のシードルが飲めるか知っていればあなたもブルターニュ通といえる。

 *Coat-Albret
 Loïc BERTHELOT Artisan-Cidrier
 Cidrerie du Bois d'Albret
 35137 BEDEE

 Tel: 02 99 09 05 78
 Fax: 02 99 09 30 95
 
  

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2007.12.04

VistaPrintの無料お試し名刺

Vista
    そろそろ名刺を変えようと考えていた。先月Amazonで本を買ったら、中に一枚のちらしがはいっていた。「無料お試し名刺」という文字が目に飛び込んできた。VistaPrintという会社だった。250枚のカラー名刺が無料というにわかには信じられないようなもの。でもこのあいだのPrieaプリアのような無料サービスもできている。そこで、試しに申し込んでみることにした。

  アドレスにアクセスすると以下のように「無料のお試し製品」がいっぱいある。
* 無料お試し名刺
* 無料ゴム印
* 無料付箋メモ
* 似顔絵デザイン

  「無料お試し名刺」にもデザインがいっぱいあって選ぶのに迷ったが、ついに私向けのデザインを見つけた。アイルランドのケルティッククロスが夕日に浮かび上がる風景だ。どのような仕上がりになるかわからないので、無料の名刺のみを頼んでみた。

  それが手元に届いた。このカードケースもおまけでついてきた。実際の色はもう少し落ち着いたできあがりだ。このようなカラー名刺は使ったことがないので、おそるおそる友人に渡して意見を聞いてみた。「インパクトがあるからいいと思う」と言ってくれた。オリジナルの名刺も注文できるので、使いきったら今度はブルターニュの風景写真のはいった名刺にしよう。

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ビジネス情報誌、オルタナno.5 発売

1381682296

  環境や消費者の健康、CSR(企業の社会責任)に重点を置いたビジネス情報誌オルタナの最新号no.5が届いた。価格は350円。45日間お試しOKのデジタル版もある。

  この号の巻頭特集は「オーガニック1%の壁」だ。そこにビオファームまつき、松木一浩さんの話がのっていた。2.5ヘクタールの畑で7年前から有機農業をやっている松木さんは、フランスと深い関わりがある。ホテル学校を卒業後、名古屋、東京、フランスでホテル勤務。そして銀座のフランス料理店支配人、 さらに恵比寿にオープンした「タイユヴァン・ロブション」に給仕長として4年半勤めていた。

  その後 JoëlRobuchon ジョエル・ロブションと名まえを変更したこのフレンチレストランは先日発売になったミシュランガイド東京 2008で3つ星レストランに輝いたフランス料理の最高峰だ。

    「おいしい野菜」をインターネットで直接販売する農家、「食品偽装」などというありがたくない言葉が流行語になってしまうご時世で本当に求められているサービスなのかもしれない。

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