« ブルターニュの自転車レースレポート | トップページ | 締切いろいろ »

2008.04.14

横浜ベイサイドマリーナにGitana 13

  Gitanaという名称に聞き覚えはあるでしょうか。2006年に行われたRoute du Rhum 単独大西洋横断ヨットレースで新記録を出し優勝したあの双胴艇三胴艇、Gitana 11です。現在33m双胴艇、Gitana 13が横浜ベイサイドマリーナに停泊中だそうです。

  このGitana 13が今月サンフランシスコ~横浜の太平洋横断の世界最速記録を塗り替えたのです。Lionel Lemonchoisと10人のクルーが2008年3月29日にサンフランシスコを出発。4月10日の朝横浜に到着。これまでの世界最速記録は14日22時間40分41秒だったのですが、3日も短縮して、11日00時間12分55秒でした。

  この記念すべき大記録を白石康次郎さんもクルーとしてささえました。詳しい内容は白石康次郎 世界一周SHIP'S LOGに書かれています。

Gitana 13 公式ホームページ インタビュービデオもあります
  横浜入港時の写真


  このホームページで今なにげなくGitanaの歴史を開いてみると、ロスチャイルドの名前が出てきて驚きました。100年以上前にスイスのレマン湖で最初のGitanaが走行したことが示されています。本当に偶然なのですが、昨晩ハプスブルグ家のユダヤ人政策について書かれた本を読んでいて、ロートシルトという性がでてきたのです。

  ロスチャイルド家の家系図が手もとにある別の本に載っていますがla Baronne Adolphe de Rothschildというのはパリ家のアルフォンス(1827-1905)のことでしょうか。名前だけでははっきりと断言できません。その次にle Baron Edmond de Rothschild、子供のle Baron Benjamin de Rothschildとありますから、やはりパリ分家で間違いないようです。最後のBenjamin de Rothschildが2001年にGitana Teamを創設したのです。なんだか夢の続きのようでおもしろいですね。

     追加

  ヨットの記述を間違っていましたので訂正いたしました。指摘いただいた山本さま、どうもありがとうございました。正しいのは以下のとおりです。
Route du Rhum 2006に新記録優勝したのはLemonchois艇長の18.28m三胴艇、Gitana 11
今回の太平洋横断新記録を達成したのはLemonchois艇長の33m双胴艇、Gitana 13

|

« ブルターニュの自転車レースレポート | トップページ | 締切いろいろ »

スポーツ」カテゴリの記事

Bretagne 情報 2」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 横浜ベイサイドマリーナにGitana 13:

« ブルターニュの自転車レースレポート | トップページ | 締切いろいろ »