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2008年4月の記事

2008.04.30

Salon "France” フランス展、伊勢丹で開催中

  4月29日から5月6日まで伊勢丹新宿店でSalon "France” フランス展が開催されています。伊勢丹は10時オープン。私が会場に到着したのは10時20分くらいだったでしょうか。各スタンドの前にはすでに長蛇の列ができていました。
Salut10s

  私がチェックするのはもちろんブルターニュの製品です。会場入り口のメインスペースはまるでブルターニュ。まずブルターニュのLa belle-iloise ラ・ベルイロワーズのオイルサーディンがずらりお出迎え。ツナもあります。試食サービスをしているスタッフが着ているマリンルックが素敵です。

  私がいつも日本で使っているゲランドの塩 海の果実(125g ビニール袋)も並んでいます。日本の塩と比較すると辛くないので料理やスイーツに最適なんです。会場でこの天然塩、味見してください。写真撮影は禁止だったので、その様子は上のブログからご覧ください。またここで無料で配られているSalut la Franceにも記事を書かせていただいていますので、どうぞお持ち帰りくださいね。
Beurre

  その奥ではSaint-Malo サン・マロのJean-Yves BORDIER ジャン・イヴ・ボルディエさんがバターを練っています。私の大好きな塩バター、しかもバターのオートクチュールと呼ばれるほどの逸品なのです。昔からの製法を守り続ける姿をまじかで見ることができます。

  休む間もなくジャン・イヴ・ボルディエさんが自ら一生懸命お客様にサービスしている姿を目の当たりにしてうれしくてたまりません。「ブルターニュ、或る一日」という塩バターに関するエッセイを書かせていただいたご縁で(写真左ページ)ご本人と少しお話しました。

  「塩バターを日本人は好きになってくれるかな」と真顔で聞くので「一度塩バターの味を覚えてしまうと虜になってしまうでしょう。私がそうなので」と答えました。

La Fromagée Jean-Yves BORDIER ラ・フロマジェ・ジャン・イヴ・ボルディエ
9 rue de l’orme 35400 St-Malo
Tel : 02 99 40 88 79

まだまだありますが続きは次回に。

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2008.04.28

東京で見つけたフランス

  東京で2日目が終わりました。昨夜はブルトン人とブルターニュの話で盛り上がりました。興奮しすぎて眠れないほどでしたが・・・今日のお昼は友人と恵比寿の日仏会館Cafe Brasserie L'ESPACE La Maisonで食事をしました。そのあと渋谷の東急百貨店のフランスウィークをのぞいてみました。

  今年は日仏修好通商条約が締結されてから150年目の年にあたります。地方に住んでいるとほとんど関係ないのですが、山手線の車両内には日仏交流150周年記念のポスターがいたるところに貼ってあって驚きました。フランスが注目されるはずですね。東京でのフランス交流、まだまだ続きます。

  日仏交流150周年記念イベントカレンダー 日本全国で様々なイベントが行われています。

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2008.04.25

フランス・癒しの旅 モン・サン・ミシェル修道院

Katarogu



  フランス・癒しの旅4 モン・サン・ミシェル修道院(ここからリンクに飛べます)が公開されました。春から夏にかけては観光客でごったがえしますが冬になるとほとんど人は歩いていません。そんな冬の写真もご覧ください。

  これまでに何回行ったのか指折り数えてみました。少なくとも6回は行ったことがあります。そのうち1回は建築史の先生が古い年代から順に建物の構造を解説するモン・サン・ミシェル7時間コースでした。一般コースにははいっていない塔の上の方まで登りました。もちろん、人があまりいない2月でしたから寒くてたまりませんでしたが。

  創立1300周年をむかえたモン・サン・ミシェル修道院では7月17~27日にかけてFestival 13 siècles entre Ciel et Mer !が企画されています。ダンス、演劇、語りなどプログラムはもりだくさん。音楽はゴスペル、ポップ、ロック、シャンソン、ジャズ、クラシックとどうやってまとめるのだろうと心配するほどです。

  島周辺では砂浜を歩いて渡るツアー(ガイド付き)や湾内の遠足。気球やULM(軽量エンジンつき飛行機)による島上空の飛行ツアーなども体験できます。詳しい情報は下の観光案内書にお問いあわせ下さい。

  Le Mont Saint Michel 公式ホームページ
  Entre terre et ciel : le Mont-Saint-Michel et les montagnes sacrées dans le monde 6月2日~11月11日 150人以上の写真家たちの写真展

続きを読む "フランス・癒しの旅 モン・サン・ミシェル修道院"

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2008.04.19

急性気管支炎

   2日ほど前から軽い咳がでていたのですが、今日の昼くらいから咽喉が少し痛くなりました。それでも大丈夫だと思っていました。ところが夕方から黄色い痰が止まらなくなりました。子供のころから咽喉が弱いので、この症状なら抗生物質を飲まないと治らないと知っています。あわてて病院に電話。「まだ診察時間は終わっていませんか」とたずねようとしたのですが、声が全くでません。

  「細菌の感染による急性気管支炎でしょう。白血球も増えていますし熱もありますから」という診断。「26日から6日間東京に行くんです」と訴えると「直せというわけですね」と先生。大きな注射を2本うたれ、薬5種類、トローチ、痛みを和らげる漢方薬、うがい薬が処方されました。

  というわけで、体力が予想以上に落ちているようです。まだ午後8時ですが薬を6錠も飲んだのでもう寝ます。

  

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2008.04.18

ブルターニュのシネマテック、無料公開中


www.letelegramme.com
  ブルターニュ映画1000本以上を網羅したシネマテック(映像を保存、公開するフィルムライブラリー)La Cinémathèque de BretagneのWEBサイトが公開された。多くの人にWEBを知ってもらう目的で、4月10日から28日まで無料でアクセスできる。

  私も適当に検索をかけFemme de Marin 漁師の妻という作品(息子を育てながら海で遭難した夫を待ち続ける妻の物語)とGrande Troménie(ロクロナン、1983)を見た。画面が大きくならないのがもどかしいがパソコン上で20年以上前のパルドン祭の映像が見られるとは思わなかった。音声もしっかり録音されていて、神父の説教や哀愁をおびた鐘の音が耳に残る。

  以前紹介したPlogoff, des pierres contre des fusils、「プロゴフ、銃には石を」で検索してみた。映画はWEBで見ることができなかったが、別の記録映像(音なし)があった。そこに映っていた人物、誰だろうと数分考えてひらめいた。歌手でもあり詩人でもあったGlenmorではないか。初めて動いている映像を見た。いずれあらためて彼のことは書きたいと思う。

  このシネアテックは1986年、Brest ブレストで誕生。これまでに16452本の映像をはじめ写真、映画の本などが所蔵されている。

  Cinémathèque de Bretagne
  2, avenue Clemenceau
  B.P. 81011
  29 210 Brest Cedex 1
  Tel : 33 (0)2 98 43 38 95
  Fax : 33 (0)2 98 43 38 97

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2008.04.17

アイリス、咲き誇る

Pl1
  フランス語でIris イリスとは日本のアヤメ属(アヤメ、ハナショウブ、イチハツなど)の総称です。学名はIris histrioidesです。翻訳するとすればアイリスでしょうか。日本庭園にもよく植えられているので、日本のものだと思っていたのですが、そうではないようです。

  この花はギリシャ神話に登場する女神イリスの名前に由来します。神々の伝令を務めるイリスは「虹の女神」とも呼ばれました。イリスはオリュンポス十二神の一柱でもある女神ヘラに「虹に変えてください」と頼みました。その願いを聞いたヘラが酒をふりかけたのですが、その時こぼれた酒が、アイリスの花になったそうです。

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2008.04.16

La Coquerie、ミシュランガイドで1つ星

Coq

   フランス版のミシュランガイドThe Michelin Guide France 2008 (Michelin Guides)で1マカロン(星)を獲得したレストラン、La Coquerie ラ・コックリーはRennes レンヌ唯一の4つ星ホテルLe Coq-Gadby ル・コック・ギャドビーの中にある。

  4つ星ホテルというときらびやかなホテルをイメージするだろうが、ここは田舎にある別荘のような趣ある建物。部屋数もわずか11部屋しかないのでゆっくり疲れをいやすには最適。女性にはうれしいスパもある。ブルターニュの豊富な食材を生かしたオーソドックスなフランス料理が、緑あふれる中庭に面したレストランでサービスされる。 シェフはMarc Tizon マーク・ティゾン氏。プロヴァンスから2年前にブルターニュに帰ってきたばかりだ。

Le Coq-Gadby
156 rue d'Antrain
35700 Rennes
Tél : 33 (0)2 99 38 05 55
Fax : 33 (0)2 99 38 53 40

  Ille-et-Vilaine イル エ ビレンヌ県ではほかに6つのレストランが 1つ星を獲得している。
la Fontaine aux Perles à Rennes, le Saison à Saint-Grégoire, l'Auberge du Pont d'Acigné à Noyal-sur-Vilaine, la Maison Tirel-Guérin à la Gouesnière, le Saint-Placide à Saint-Servan-sur-Mer, la Duchesse Anne et le Chalut, à Saint-Malo. もちろん3つ星のLe restaurant cancalais, les Maisons de Bricourt を忘れてはいけないが。

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2008.04.14

締切いろいろ

  1週間前には500キロ離れたところに住む友人夫婦がやってきて、8年ぶりの再会をしました。とりとめのない話をしながら、楽しい時間を過ごすことができました。そのあと月~木曜日まで3つの原稿締切が重なっていてブログの更新ができませんでした。

  金曜日にやっと時間を見つけて数か月ぶりに美容院へ。大きな鏡にうつった顔は自分でも直視できないほどヨレヨレ。「頭の頭皮が赤くなってますね。体調がよくないのではないですか」と聞かれ、ドッキリ。2月からずっとくたびれているのがバレテしまったので苦笑いするしかありませんでした。「よく顔を見たほうがいいですよ」と言われて反省。やる気があっても身体がついていかなければ仕方がないので、少々休憩することに。

  まだ疲れが残っているのですが、今月後半に8年ぶりに東京に行くのでその下準備もしなくてはなりません。机の前に座っていると運動不足になっているのでしょう。ジョギングもさぼっているので再開したいと思います。

  

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横浜ベイサイドマリーナにGitana 13

  Gitanaという名称に聞き覚えはあるでしょうか。2006年に行われたRoute du Rhum 単独大西洋横断ヨットレースで新記録を出し優勝したあの双胴艇三胴艇、Gitana 11です。現在33m双胴艇、Gitana 13が横浜ベイサイドマリーナに停泊中だそうです。

  このGitana 13が今月サンフランシスコ~横浜の太平洋横断の世界最速記録を塗り替えたのです。Lionel Lemonchoisと10人のクルーが2008年3月29日にサンフランシスコを出発。4月10日の朝横浜に到着。これまでの世界最速記録は14日22時間40分41秒だったのですが、3日も短縮して、11日00時間12分55秒でした。

  この記念すべき大記録を白石康次郎さんもクルーとしてささえました。詳しい内容は白石康次郎 世界一周SHIP'S LOGに書かれています。

Gitana 13 公式ホームページ インタビュービデオもあります
  横浜入港時の写真


  このホームページで今なにげなくGitanaの歴史を開いてみると、ロスチャイルドの名前が出てきて驚きました。100年以上前にスイスのレマン湖で最初のGitanaが走行したことが示されています。本当に偶然なのですが、昨晩ハプスブルグ家のユダヤ人政策について書かれた本を読んでいて、ロートシルトという性がでてきたのです。

  ロスチャイルド家の家系図が手もとにある別の本に載っていますがla Baronne Adolphe de Rothschildというのはパリ家のアルフォンス(1827-1905)のことでしょうか。名前だけでははっきりと断言できません。その次にle Baron Edmond de Rothschild、子供のle Baron Benjamin de Rothschildとありますから、やはりパリ分家で間違いないようです。最後のBenjamin de Rothschildが2001年にGitana Teamを創設したのです。なんだか夢の続きのようでおもしろいですね。

     追加

  ヨットの記述を間違っていましたので訂正いたしました。指摘いただいた山本さま、どうもありがとうございました。正しいのは以下のとおりです。
Route du Rhum 2006に新記録優勝したのはLemonchois艇長の18.28m三胴艇、Gitana 11
今回の太平洋横断新記録を達成したのはLemonchois艇長の33m双胴艇、Gitana 13

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2008.04.07

ブルターニュの自転車レースレポート

  4月4日、la Route Adélie de Vitré が開催されました。21.1キロの大きな周回コースを6周し、8.9キロの小さな周回コース8周する計197,8キロであらそわれたレースです。そのレース結果はこちらです。日本から参戦しているプロサイクリングチーム・エキップアサダは新城選手が16位にはいりました。

  4月6日、第30回目のGrand Prix Cycliste de la Ville de Rennes開催。

  なおエキップアサダは今月、以下のレースにも出場します。お近くの方は応援してくださいね。
  19日 Tour du Finistère フランス・ブルターニュ地方、Finistere
  20日 Tro-Bro Léon フランス・ブルターニュ地方、Finistere                   25~5/1日 Le Tour de Bretagne Cycliste フランス・ブルターニュ地方

  今年のTour de France ツール・ド・フランスはBrest ブレスト出発。7月5~7日までがブルターニュですから、こちらも観戦しましょう。

   追加情報

  Rennes レンヌで行われたGrand Prix Cycliste de la Ville de Rennes(写真15枚あり)ですが、天候は最悪だったようです。そのなかで優勝したのはウクライナのMikhaylo Khalilovでした。そして宮澤崇史さんが6位入賞。おめでとうございます。

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2008.04.05

しだれ桜

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    友人としだれ桜見物に出かけた。日本で桜の季節を迎えるのは8年ぶりだ。村里の小さな寺に桜の木が2本植わっていた。出かけたときは晴れていたのに寺の近くのトンネルを抜けると大雨になった。それでも花見見物している人が十人ほどいた。

  傘を差して写真を撮っていると、急に雨がやんだ。仰ぎ見る青い空に薄紅色の桜が吸い込まれてゆく。日本の春は美しい!

  

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2008.04.04

Bravi 南仏 豊かさの基準

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   Braviを購入しました。表紙がとても素敵です。大人の旅Bravi (Vol.6 2008)) (昭文社ムック)

  今回は南仏の大特集を組んでいますが、写真の明るいトーンがバカンス気分を盛り上げてくれます。眺めているだけで南仏の明るい太陽が思い出されます。この記事を書いたのはフランスにお住まいのシャルバーグ八千代さん。丹念に取材していることが紙面から伝わってきます。じつは家にお邪魔したこともありますし、最近電話でもお話しました。

   フランスのProvence プロヴァンス、Côte d'Azur コートダジュールとLa Principauté de Monaco モナコ公国というゴールデントリオ。フランスでも私の住んでいた北西部とはだいぶ違います。読んでいるうちに、旅に出たくなってきました。どうぞ手にとって眺めてくださいね。

南仏 豊かさの基準

ボンジュール!憧れの南フランスへ
プロヴァンスの真髄、リュベロンへ
マルシェは豊かさの証明
プロヴァンス、芸術家たちの足跡
町の風景が育んだセザンヌの感性
アルル女性の美に惹かれたゴッホ
教皇庁宮殿を飾ったイタリア人芸術家
博物学者ファーブル先生が愛した家
地元の人ご愛用のショップ・アドレス
南仏風お皿の上のアートを味わう
知人宅にいる気分で泊ってみたい
チャーミングなホテル

コートダジュールのバカンス
クラブメッドで過ごす南仏の休日
セレブになりきるモナコステイ

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