ケルティックハープの調べ
ブルターニュに住むハーピスト、Lydwenからメールが届いた。この名前はガロ語とブレイス語を組み合わせてつくった造語だという。新しいホームページをつくったというお知らせだった。繊細な彼女らしく妖精のイラストがふんだんに使われた美しいホームページだ。Lydwen, Rumeurs de la Terre de Fées, Harpe Celtique - Légendes musicales Lydwenのコンサート情報はこちらから。生演奏を聴きたいかたは要チェック。
まだ日本にいたころ「ブルターニュにはケルティックハープが残っているらしい」ことは知っていた。しかしハーピストが町の真ん中を歩いているわけではないし、どうやったら会うことができるのかわからなかった。そしてある日、知人から紹介されたのが彼女だった。そこではじめてケルティックハープにさわらせてもらった。その音色はもちろんのこと、「これが夢に見たケルティックハープなのか」と感激した。
彼女がハープをつまびく度に、長い金色の髪の毛が風にゆらぎ、音が風にのって踊りだす。そしてうっとりと聴き入る私に自分のCDをプレゼントしてくれた。それからも何度か会う機会があったので、お礼にささやかな品を手渡すと、「これにハープの弦を入れていつも持っているわ」と言ってくれた。おまけに遠く離れていても忘れずにメールをくれるとはうれしい。
ちょうど今日からDinan ディナンで国際ケルティックハープフェスティバルが開催されている。斑尾高原にある紫音ハープミュージアムの館長もフェスティバル会場にいるはずだ。今晩はケルティックハープの調べを聴きながら寝よう。
フォー・ラ・ラット、ケルト夜想曲 海に暮らす妖精の物語を弾き語りする様子
Le Festival des Rencontres Internationales de Harpe celtique Dinanで7月8日から15日まで開催中の国際ケルティックハープフェスティバル 第25回目となる2008年のプログラム
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