NHK テレビ テレビでフランス語 ブルターニュの音楽
ブルターニュの音楽は口承で伝えられてきた。はるかに遠い血の記憶に刻み込まれたものだから、誰もがなつかしく感じるのだろう。上の写真は本場ブルターニュのFest-noz フェスト・ノーズの様子。このときは4時間くらいの間に5~10くらいのグループが演奏した。
NHK テレビ テレビでフランス語、10月23日放送では6月に慶應義塾大学日吉キャンパスで行われた"熱狂の日"@日吉キャンパス -多文化・多民族共生の祝祭-Festoù-noz フェストゥ・ノーズ(ブレイス語、Fest-nozの複数形)のビデオが流れていた。音楽を聴きながら、ダンスの輪ができる。
来日したアーティスト、Bugel Koarビュゲル・クワールは男女2人のユニットだ。そのインタビューはNHK テレビでフランス語 2008年 10月号に載っている。
ブルターニュの音楽はアイルランドをはじめとするケルト系の国とも異なる。音階や脚韻は独特なのだそうだ。たとえば脚韻は非対称でフランスの他の地域にもないものだ。似たものがあるとすれば中央ヨーロッパ、あるいはアフリカのマグレブくらいだとPhilippe Ollivierさんは説明している。
正直に言うとそれほどブルターニュの音楽に特異性があるとは考えたことがなかった。もちろん聞いたら区別はつく。でも「音楽は常に変化してゆくものだし各々が自分の人生を持ち寄ってくるから」こういうものだという定義はない。ブルターニュに生きるひとりひとりがブルターニュの音楽を持っている。
Alan Stivell アラン・スティヴェルがrock bretonを生み出し、Nolwenn Korbell ノルウェン・コルベルが新しい旋律を歌いはじめたように、常に変化してゆくものなのだ。
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