ブルターニュ再統一の意義
なぜRéunification de la Bretagne ブルターニュ再統一が話題になるのでしょうか。それはある日突然引き裂かれてしまったからです。どういうことなのか日本を例に考えてみましょう。たとえばあなたは京都府京都市に住んでいたとします。ある日テレビで臨時ニュースが流れました。「都合により明日から京都市と宇治市は滋賀県に編入されます。ほかの都市はそのまま京都府です」と。
「冗談じゃない」と思いませんか。京都府から京都市がなくなったら、京都府なんて呼べるでしょうか。そんなことがブルターニュで実際に起きたのです。Nantes ナントには京都御所のようなLe Château des ducs de Bretagne ブルターニュ公たちの城があります。最後のブルターニュ公妃、Anne de Bretagne アンヌ・ド・ブルターニュが生まれた公国の首都だった場所でした。
公国がフランスに編入されたのは16世紀ですが、ブルターニュでは今でも「自分たちはフランス人ではなくBreton ブルトン人だ」と言い続ける人たちが住んでいるのです。上のビデオには行政の勝手でブルターニュをパズルのように切り貼りされるのはたまらないというメッセージが込められています。サルコジ大統領。私からもお願いします。一日も早くブルターニュを元にもどして下さい。
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