高額福袋 驚くなかれ10億円
福袋を大辞林で調べてみると「前もってその中に種々のものを入れて口を閉じ、各人に選び取らせる袋。余興や商店の正月の売り出しなどに出す」と書かれていた。普通は中身を知らされないが、組み合わせた商品の合計価格以下で販売されるため、購入額と内容の差額に期待できるギャンブル的な要素を含む商品だ。
その歴史はというと、おもいのほか古く江戸時代にさかのぼるという。
江戸時代に大丸が「当たり」を混ぜた着物の端切れなどを袋に詰めて初売りのときに販売したのが、福袋の起源とされる。明治44年にいとう呉服店(現松坂屋)が「多可良函(たからばこ)」の名称で福袋を販売するなど、その後は正月の縁起物として広まった。産経ニュース
だが、高額福袋の場合中身を公開して売り出すこともある。大阪・難波の高島屋大阪店で1月3日、6000万円相当のダイヤモンドネックレスが入った2009万円の福袋が売り出されたそうだ。上記の産経ニュースには2年後に完成する難波の高層マンションの一部屋(1LDK)とフェイシャルエステなどをセットにした「NAMBA夢袋」(価格未定)が発売予定と書かれていた。
それより高額なのが楽天がネット上で販売しているプレミアム福袋。豪華ブランドからグルメまで。ラグジュアリーな福袋が勢ぞろい♪の目玉企画・10億円福袋。内容はあらかじめわかっているのだから、これは福袋と呼ぶのはおかしいような気がする。
【5億円相当!カンボジア・アンコールワット リゾートホテル】
【5000万円相当!長崎県津島市の無人島】
【4億5000万円相当!ダイヤモンド原石】
もしこれを購入すれば「無人島を登録するのに固定資産税も払わなければならない」とか「水はあるのだろうか」などと友人たちとこの話で盛り上がったが、どうもリゾートホテルと無人島とダイヤモンドという組み合わせがちぐはぐ。フランスの古城とダイヤモンドとロマネコンティのセット販売のほうがしっくりくる。
どうせなら、紀元前2000~4000年前につくられたMonument Historique 歴史遺産指定のDolmen de Bagneux フランス最大のドルメン(たぶんまだ販売中)を買うほうがいい。そんなことを思いながら、年末年始は郵便局でアルバイト。新春からはりきって働いていますよ。
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