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2009.04.15

Vierge Noire de Guingamp ブルターニュの黒マリア

Viergenoir

  憂いを帯びたようなまなざしをこちらに向け、黒マリアはたたずんでいる。ブレイス語ではItron Varia ar Gwir Zikour(Notre-Dame du Bon-Secours)と呼ばれ、人々の信仰を集めている。だがこの黒マリアもフランス革命時には破壊された。今こうやってここにあるのは、ひそかに頭の部分だけ隠されていたからだ。腕に抱かれているキリスト像は1854年になってほかの身体の部分とともに発見され修復されたそうだ。

  この黒マリア像があるのはLa Basilique Notre Dame、場所はGuingampである。もう何度立ち寄ったことだろう。来る度にろうそくが灯され、美しい花々が絶えることはない。黒マリアとはケルト・ドルイド教の大地母神(豊饒の女神)像が破棄され後の時代になってマリア像と間違われ信仰されてきたものとも言われているが、はっきりとしたことはわかっていない。

  ところで日本にも一体だけ黒マリア像が存在する。山形県鶴岡市の鶴岡カトリック教会で、ノルマンディーから持ち込まれたものだという。機会があれば行ってみたい。

  さらに詳しく知りたいなら田中 仁彦さんの黒マリアの謎という本があるのだが、絶版になっているので図書館でかりて一読されるとよいだろう。

  

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コメント

こんばんは!
黒マリア像は、色も姿も異教的ですよねー、怖いけど、見入ってしまいます。ドルイド教、オリエント・エジプトの神話の影響かも。シャルトルのは、ドルイド教の聖水崇拝、ル・ピュイとモンセラートのは、(たしか)巨石崇拝、グアダルーペのは、土着宗教の影響だという説が多いですね。

手軽な本では、黒い聖母と悪魔の謎(馬杉さん)と、黒い聖母(柳宗玄さん)のも、面白いかも。

投稿: arnaque | 2009.04.17 22:03

arnaqueさん。こんばんは。

よくぞ今日まで残っていたものだと思います。案外知られていないのはボーヌでしょうか。

投稿: 市絛 三紗 | 2009.04.18 23:12

こんばんはー、
ヨーロッパには、100体近くあるそうですよ、ゴシック時代のもあわせて!でも、もとから黒かったかどうかは?ですね、ディジョンのみたいに、煤で黒くなっちゃったとかもあったりして。
ドレス(Dorres)の聖母が、まるで観音像みたいで不思議!

投稿: arnaque | 2009.04.19 22:07

生涯でどのくらい見ることができるでしょうか。詳細なガイドがほしいですね。

投稿: 市絛 三紗 | 2009.04.19 22:15

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