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2009.08.12

ムール貝の養殖にまつわる話

  ムール貝は高い海水ろ過能力があるということを書いたが、ブルターニュではいつから養殖に取り組むようになったのだろうか。

  調べてみると面白い逸話があった。古代ローマでもすでに食べられていたムール貝だが、ブルターニュでの養殖は13世紀に起きた偶然の出来事がきっかけだった。大西洋への交通の要路として知られていたLa Rochelle ラ・ロシェル近くで1235年、アイルランドの漁師が立ち往生していた。小舟が岩に乗り上げて壊れてしまったのだ。

  彼は生きのびるため杭の間に漁をする網をしかけて、鳥をとらえようとした。そしてある日杭にムール貝が付着していることに気付いたのだ。これがブルターニュ北部でムール貝の養殖がおこなわれるようになったというのがルーツだという。

  18世紀後半になるとこの杭を使った方法が発達してきた。世界遺産モン・サン・ミッシェルのある湾で養殖がはじまったのは1960年ごろ。ムール貝の養殖 はla mytiliculture という名称で呼ばれる。ちなみに牡蠣の養殖はl'ostréicultureである。Baie de Saint-Brieuc サン・ブリユー湾で行われている実際の写真はこちらからどうぞ。

  ブルターニュでは北部海岸だけではなく南部の海岸でもムール貝の養殖がおこなわれているが全体のデータが見つからなかったので詳しい数字はわからない。このムール貝、生きたまま日本にも輸入されている!味見したい方は下のリンクからどうぞ。

この美味しさは格別♪。到着したその日に発送 新鮮です♪AOCモンサンミッシェルの活ムール貝1.4Kg(蔵) ご予約受付発送日


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