動物と共に田舎で暮らす
ブルターニュに住む友人(ご主人がフランス人、奥さんが日本人)の家には犬と猫、そして庭にはニワトリがいる。朝5時くらいからこのニワトリが朝を告げる声をあげる。声は聞こえるもののちょうどよい子守唄のようでくつろげた。
私の祖父母の家でも昔ニワトリやヤギなどを飼っていたので私もごく幼いころにはニワトリの声を聞いていたはずだがはっきりとは覚えていない。記憶にあるのはヤギにノートを食べられてくやしかったことくらいだ。
「毎朝のことだからご近所に迷惑かなと心配だったけど、みなさん懐かしいと言ってくれて助かっているの」と友人。家庭菜園で野菜も作っているし、まさに地に足のついた暮らしだ。中学生の息子さんは近所に住む友人たちと川へ釣りに出かけるのが日課。塾通いにテレビゲームといった日本の子供たちとは生活のリズムが異なっているように感じる。
フランス人のバカンスはお金をかけず、親戚や友人たちをたよって田舎の家ですごすことが多い。したがって居心地の良い彼女の家にはお客が次々にやってきて長期滞在するらしい。核家族化してしまった日本の暮らしでは考えられないような生活だ。
そういう私もロワール川近くにあるフランス人の友人の両親が暮らす家には何度も泊めてもらった。夏になると子供たちが孫を連れて戻ってきて、大きな家は保育所のようになる。毎日10人以上の食事を用意するのは大変だと思った。大家族で暮らしていると、少々のことはゆずりあいおおらかになるのは当たり前だろう。
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